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ようこそ いらっしゃいました。日常生活から同人妄想(腐女子)を書いている管理人です。 爆丸のシュンダン及デジクロのキリタイに萌えてます! 一緒に萌をしましょう(笑) ブログに掲載されている画像や文章の無断持ち出し、転載、複製は硬くお断りしますのでどうぞご理解よろしくお願いいたします。
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2025/09/07 (Sun)                  [PR]
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どうも!
今日から五月ですな~
久々の・・・本当に久しぶりだぁ(遠い目)
今日は爆丸のシュン←ダン小説。続きものです!!
やっとここまで書けたぁぁ~!!
ここまでにくるのに、すごい長かった・・・・うん、長かったね。最終章まであと少し!!
結構キャラ壊してたりなんだり、オリキャラだしてたりダンを女体化してたりやりたい放題なので、全部許せる!って方のみお読みください。

これより先同人要素がございます。
BL・女体化などといった意味が分らない方はご退場ください。又爆丸・シュンダン小説となっております。
ご理解の上お読みください。

爆丸

シュン←ダン

続き物となっております。
SS一覧にある「終わった筈のバレンタインと、ホワイトデー」1話からごらんください。

ダン♂とダン♀が区別するために、文章内でダンの後に性別を表す記号を表記いたします。









「シュン!」

「ダン?」

遠くの方から呼ばれる声が聞こえ、振り向けばそこにはこちらへ走ってくるダン♀と、別次元からきたダン♂が目にうつった。

「ハァ、ハァ」

「どうした?」

息を切らしてまで走ってきたダン♀に首を傾げながら優しく髪を撫でてやると、急にガバッと顔を上げた少し驚くシュン

「あ、あのな!見つかったもしんねぇ!」

「なにがだ?」

一体何が分かったのか?とシュンは首を傾げると、後ろにいたダン♂に目をやると、こちらも分からないようで苦笑いをしていた。
と、ここでようやくと言うか向こうで調べ物をしていたリクが戻ってきた。

「んぁ?なんだぁ、来たのかお前等……菓子できたのか?」

ピョンピョンとしながら近づいてきたリクに物凄い勢いで走ってきたダン♀に些か驚くリクであったが、「どうした?」と訪ねればやはり興奮しているのか先程シュンに言ったような言葉を言ってきた。

「ん、取りあえず落ち着け」

「落ち着いてる!つか分かったかもしんねぇんだってば!」

「わぁったから、落ち着けよ;」

よしよしとする兄妹の光景に苦笑いしながらシュンはダン♂の方に目をやる

「一体何が分かったんだ?」

「ぁ、いや……俺もよく分からねぇ。急に走り出したからよ」

こうやって、こちらのシュンと話したのは初めてかもしれないと、ダンは少し緊張した。
と、ようやく落ち着いてきたダン♀は内容を告げた。

「元の世界に帰す方法だよ!」

「本当か、ダン?」

「あぁ!」

「……シュン」

「聞こえた」

リクはシュンの方を向けば、彼も耳に聞こえたようでゆっくりと二人に近づいていく。
ダン♂も慌て皆の方へと駆け寄っていった。

「経緯(いきさつ)は何なんだ?」

「俺、さっきスイッチコード見せたんだ」

「スイッチコードを?」

ダン♀の口から出た『スイッチコード』という言葉にすぐさま反応したのはシュン。ギロッとダン♂の方へ目線だけ見せれば、すぐに気付いたダン♂はビクッとなりながら「なんだよ?」と問うとシュンは一つ溜息をつきダン♀の方へ目線を向けた。

「不要にスイッチコードを出すな」

「な、なんでだよ。いいじゃんか。俺に見せるんだからよ」

シュンが何故怒るのかよく分からないダン♀は少しムッとしながらも話を続けた。

「んで、さっき出した時聞こえたって言うんだ」

「聞こえた?」

「あぁ」






「スイッチコードの音が」






ダン♀の言葉に、リク・シュンは目を丸くし驚く。

「……本当なのか?」

「へ?ぁ、あぁ……見せてもらったとき聞こえたんだよ。こぅ、リィ~ンって」

リクはダン♂に訪ねると、頷くようにダン♂もまた、その時の事を話した。

「けど、それだけじゃねぇんだ」

「どういう意味だ」

ダン♀は、メロディが聞こえただけではないと真剣な瞳で言うとシュンもまた問う。

「こっちに飛ばされる前にも聞いたらしいんだ。その音を」

「「Σ!?」」

先程より驚くリクとシュンに、ダン♂は音が聞こえただけで何故そんなに驚くのか分からず首を傾げた。

「そうなると、確率は高くなったな」

「あぁ。スイッチコードの音が聞こえるだけじゃなく、ここへ来る前にも聞いたっていうしな」

「ダンを本来の世界に帰す方法、ぐっと近づいたな」

リクの言葉と、その表情に思わずダン♂は目を丸くし期待してしまったのか心臓が煩く鼓動してしまった。

「そうなっと、やっぱダンが通ってきたゲートの残留を見つけるしかないな」

「あぁ」

「やっぱまだ見つからねぇのか?」

「俺たち含め今ミハエル校長が残留見つけてんだけど、中々な」

肩をすくめながら苦笑いをするリクにダン♀もまた肩を落とす。

「けど、あるのは間違いないんだ。絶対見つけるさ!ダン心配すんなよな」

「ぉ、おぅ」

突然話しかけられて驚くもダン♂はここにいる皆を信じ頷いた。

「取りあえず手分けして探すか。全員で残留探すぜ」

「おぅ!」

「けどよ、どうやって残留見つけんだ?」

ダン♂の問いにリクは「あっ」と口をポカンとあけながら、それは問題ないと言わんばかりに満面の笑みをしだした。

「ダン、この世界でスイッチコードが重要ってのは話したよな?」

「ぁ、あぁ」

「次元のゲートとスイッチコードを持つ人間には、強い繋がりみたいなもんがあるんだよ」

「繋がり?」

繋がりとはどういう意味のか分からずダン♂は首を傾げると、リクは笑みをしたまま話を続けた。

「このスクールでスイッチコードを持つもの。その人物は次元のゲートに関して調査する者となる」

「調査?な、なんで調査なんか……」

「まだ次元のゲートについては未知数な事ばかりだ。突然現れることもある。そこに関係のない人が巻き込まれでもすれば大変な事になる」

真剣な話にダン♂は聞き入れながら頷いていく。

「そこで、スイッチコードを持つ奴の出番。次元のゲートを閉じる力があんだよ」

「へ?閉じる、力……?」

「そう、なんでそんな力があるか不思議だろ?スイッチコードを持つ者は爆丸との繋がりが一番強い……故に次元の繋がりも、な」

「スイッチコードと繋がり……」

この世界でスイッチコードの大切さが、ほんの少しだけど分かったような気がしたダン。
しかし――

「閉じる力は分かったけど、見つけるのも関係してんのか?」

「まぁな、そだ!シュンお前のスイッチコード、見せてやれよ」

「……」

突然言ってきたリクにシュンは思い溜息を一つすると、自身のパートナーの名を呼ぶ。

「フェニックス、イングラム」

シュンがその名を呼ぶと、すぐに姿を現した。
その光景にダン♂はシュンのパートナーはフェニックスとイングラムなんだなと無意識に表情が和らぐ。
シュンは自身の胸に手を添えると同時に緑色の輝きが光り出した。
その光に見入られていると、シュンの周りに小さなノイズのようなのが現れた。

「Σ!?」

「見えたか?ダン」

「な、なんだよアレ」

「スイッチコードの輝きに反応し次元の残留が現れんだ。シュン、もういいぜ」

リクの言葉と共にシュンは自身の輝きを落としていった。

「スイッチコードを持つ者は次元を見つける事も、その輝きで閉じる事もできる。」

「輝き……」

「ちなみに、さっき現れた残留は違うやつだからな?ダン自身が通ったのは、もっと大きい筈だ……さっ!調査開始だ」

パンっと手を叩き、次元の残留を見つけることに。
取りあえずダブルダンはペアで一緒に探すことに。
リクも移動しようとした時、シュンが声をかけてきた。

「一体どういうつもりだ?」

「ん?何のことだ」

「さっき、俺にスイッチコードを見せろといってきた事だ。」

「あぁ~大丈夫だって。周りに人の気配ないこと確認済みだったからよ」

「それもあるが、もう一つある」

真剣な瞳でぶつけてくるシュンに、リクも感じたのかふざけた表情を引っ込めシュンと顔を合わせた。

「何故アイツ(ダン♂)に俺のスイッチコードを見せるよう言ったんだ。」

「……話の流れからして、見せた方が早かったから?」

「本当にそれだけか?」

長い沈黙の後、リクは小さな溜息をつき空に顔を向けた。

「こっちへ来る前に聞いた音。その音、さっきもスイッチコードを見せてもらったとき聞こえたっていったろ?」

「あぁ」

そうダン♂は、こちらの世界に来る前にスイッチコードの音を聞いた。そして、先程ダン♀のスイッチコードを見せてもらった時にも聞こえたといっていた。

「シュンには悪いとは思ったが試したのさ」

「試す?」

「シュンのスイッチコードの輝きに、その音が聞こえるか否かを、な」

「……」

「だが、音に関して何も言わなかったし、そんな素振りもなかった。アイツ(ダン♂)はシュンの輝きから音は聞こえなかった。聞こえたのは、ダンの……この世界で生きるダンの音だけ」

そう、先程シュンにスイッチコードを見せるよう言ったのはダン♂が、スイッチコードの音が聞こえるか否か、リクはそれを試したかったのだ。
しかし、シュンの音は全く聞こえずダン♀の音だけしか耳にはいることはなかった。

「……別次元だがダンはダンとして、魂は共通してんのかもな」

「リク」

「……さて!とっとと探そうぜ!」

「あぁ」

再びダン♂が通ってきた次元の残留を探すことにしたリク達。
しかし、やはり早々簡単には見つからない。
調査を初めて時間は結構たった。空が薄暗くなっていく。
ダン♂は、ふと空を見上げこちらへ来る前の空はもう少し明るかったなと思い出していた



やっと見つけた手がかり



それを見つければ帰れる可能性はあるとリク達はいった。



戻りたい



俺のいる世界に



シュンの、いる



あそこへ










リィ……ン





「Σ!?」

「どうした?」

突然立ち上がったダン♂に、少し驚きながら首を傾げ同じように立ち上がるダン♀。

「聞こえる」

「へ?」

「音、が……」

「……どこからだ」

ダン♂の言葉にすぐさま反応したダン♀は問うと、ゆっくり腕を上げある方向へと指を指した。

「あっちから、聞こえてくる」

「……ドラゴ。シュンとリクを呼んできてくれ」

すぐさまドラゴは二人を呼びに飛んでいった。
ダン♂は少し震えているのか、指を指した腕を卸し胸に手を当てる。
自分でも分かるくらいダン♂の心臓は煩く鼓動を繰り返していた。
すると、そんなダン♂にそっと手を繋いできたダン♀。

「大丈夫、帰れるよ。お前のいる世界に」

「……サンキュ」









「ダン!」

「音、聞こえたのか?」

シュンとリクは急いで二人の元にやってきた。
ダン♂は小さく頷き聞こえた方を再び指差す。
その方向にシュンもリクも目を向けた。
すると、先程シュンがスイッチコードを見せてくれた時現れたノイズのようなモノがバチ、バチッと現れた。

「……結構でけぇな」

「どうする、不安定のまま現れたら恐らく……」

「安定させるしかねぇな、ダン!まだ音は聞こえるか」

「へ?ぁ、あぁ!聞こえる!」

「よし……いっちょやってみるか」

リクの言葉と共にダン♀は左へ、シュンは右へ。
その真ん中にダン♂は立ち、三人の後方にリクは立つ。

「二人とも、頼むぜ。」

「あぁ!」

「分かった」

シュンとダン♀はパートナーと共にスイッチコードの輝きに集中していく。

「ダン!お前は聞こえてくる音に集中しろ!」

「音、に?」

「そうだ、恐らくその音はお前の世界にいるドラゴとの繋がり。音の筈だ!その音に全意識を集中させろ!」

リクの言葉にダン♂は頷き聞こえる音に意識を集中させていく。

三人のやりとりを、ただリクは後方から見守っていた。リクは己のスイッチコードを出す事などはせず、ただただ三人を見守ることだけ。
そんなリクに小さく話しかけてきた。
それは――

「いいの?見てるだけで」

「……俺が下手に手出すわけにはいかねぇだろ?」

リクは自身の肩に乗るパートナー爆丸に苦笑いしながら答えた。そう、話しかけてきたのはリクのパートナー爆丸だ。

「ヤバイと感じたら手だすさ。けど、それまでは俺は手をださない」

「……リク」

今のリクの表情を見ているのはリクのパートナー爆丸だけ。
リクは今何かに耐えるような、そんな表情をしていた。


シュンとダン♀は己のスイッチコードに全意識を集中させていく。
その輝きにより、強まるノイズは形となり、そして――

「くるぜ、巨大な次元のゲートが」

リクの言葉と共に強い雷のような、ノイズと共に現れた巨大な次元のゲート。
強い風と小さな稲妻、次元のゲートが不安定なのが一目瞭然だ。
シュンとダン♀はゲートを安定させようと輝きを強めていく。
またダン♂も音に意識を集中させていく。
だが、次元のゲートは徐々に不安定から歪みを持ち始めた。
その歪みの影響は、空にまで現れ始めていた。

「……これ以上は危険、だな」

「するの?」

「あぁ……わりぃけど手伝ってくれるか?」

「勿論、私はリクのパートナーですもの」

「ありがとうな」






『     』






リクは両手をかざし、その手の前にリクのパートナー爆丸は立つ。


そして―――





強い稲妻と共に、辺りが静かになっていく。
全員ゆっくりと瞳をあけると、そこには巨大な次元のゲートが安定し留まっていた。

「ぁ……」

「ゲートが」

「成功、だな」

シュン、ダン♀、リクは肩の力が抜ける中ダン♂はというと

「……」

「ダン」

「Σッ!?……ぁ、ッ」

「平気か?」

「ぁ、あぁ」

リクに呼ばれ意識がどこかへ飛んでいたのか驚いた表情をするダン♂。

「音はどうだ?聞こえたままか?」

「あぁ、聞こえる……この次元のゲートの向こうから、音が」

そういってダンは目の前に広がるゲートへと再び目を向ける。
すると、その奥先にダン♂はある光が目に入った。

「……赤い、光」

「ぇ?」

「ゲートの、先に……ずっと奥に見えるんだ。赤い光が」

そういってダンゲートの先に目をやる。
音と光にダン♂は見入る中、リクは眉間に皺を寄せ静かに瞳を閉じた。

『赤い、光……か』

心中に小さく呟くとリクはダン♂の胸に目を持って行く。
そこには小さな赤き光の輝きがあった。
シュンとダン♀、そしてダン♂自身もそれに気付いてはいない。気付いているのはリクだけ

「ダン、このゲートを潜ったら聞こえてくる音と光を目指して行くこと。いいな」

「あぁ!分かった」

リクの言葉にダン♂は頷き満面の笑みを向けた。

「よしっ!んじゃ~行くか」

「ちょぉっと待った!」

「へ?」

意気込みをかけて行こうとしたダン♂にリクは止めに入った。

「行く前に、コレちゃんともっていかねぇとな」

そういってリクが手渡したのは

「それ……」

「そっ!さっきお前ら二人が作った菓子」

綺麗に包装紙に入れられたそれは先程ダブルダンが作ったクッキー。
リクはそれをダン♂に手渡すと満面の笑みを向けた。

「作ったんだから、ちゃんと持ち帰んねぇとな」

「ぉ、おぅ」

「クスッ……ダン」

「なんだ?」

リクはそっとダン♂の耳元で小さく囁いた。




「戻ったら、自分の気持ち……言ってみろ。この菓子渡して」




「Σへっ!?」

突然の事にダン♂は声を上げ頬を赤く染めた。
リクは未だに満面の笑みをしたまま。
ダンは一、二歩下がりプルプルと顔を左右にふる。

「……」

「ダン」

リクはダン♂の額にくっつき瞳を閉じた。

「お前は一人じゃない」

「……」

「前に進む勇気を、お前はもらったはずだ。『自分自身』から」

「リク」

額からは離すと、リクはダン♂の頭をわしゃわしゃ撫でてきた。

「うわっ」

「戻ったら、向こうのシュンに宜しく言っといてくれな!ダン」

「リク……おう!」

ダン♂は苦笑いしながらも、笑顔で答えた。

「お前等も!色々ありがとうな」

ダン♂は、この世界の自身であるダン♀とシュンに礼を言い再びリクと顔を合わせる。

「ありがとうな、リク」

「おう」

ダンは次元のゲートへと身を飛び込んだ。
この先にある自分がいるべき世界へと



続く

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