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ようこそ いらっしゃいました。日常生活から同人妄想(腐女子)を書いている管理人です。 爆丸のシュンダン及デジクロのキリタイに萌えてます! 一緒に萌をしましょう(笑) ブログに掲載されている画像や文章の無断持ち出し、転載、複製は硬くお断りしますのでどうぞご理解よろしくお願いいたします。
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2011/11/12 (Sat)                  爆丸「11/11/11の不思議な出来事-4-」<完結>
はい、これで完結です。
最後がなんかシリアスになってしまいましたがご注意ください。
それと、最後オリキャラ的なのが名だけ出ますので。あとがきに補足として説明を記入いたしましので、誰コレ?と思った方は、あとがきをお読みください。
ではでは、どうぞ☆

爆丸
シュン←ダン続き物





問題の鏡がある場へとやってきたダン達
やはり改めてみても普通となんら変わりない
しかし、ここに次元のゲートが現れたのは紛れもない事実。とにかく調べようとマルチョとシュンが鏡の周りを調べる中ダンはただジッと鏡を見ていた

「……」

「ダン?」

「なぁドラゴ、お前の力で次元のゲートって開けられるか?」

「開けられるには開けられるが問題が一つある。ここでのゲートはどういった状況で開いたか分からない。だから例え俺が今ゲートを開いたとしてもここと同じだとは限らない」

「そっか」

鏡に手をつき、小さな溜息をつくと、ここに来る前のことを思い出した

「まるで鏡の奥にある世界だな」

「ダン?」

「ほら、今日って1のつく日だろ?鏡の日……鏡の奥には同じ様で同じじゃない世界があるって」

「ぁ、あぁ」

「まるでそれみたいだなって……ここでの俺は女みたいだしさ」

「不思議なことがあるものだな」

「だな……帰れるかな」

「……帰るんだろ?ダン」

「ドラゴ」

そうだ
ここは同じ様で自分が知っている世界じゃない
自分のいるべき世界は、あそこなのだから

「そうだな、ドラゴ」

「ん!それはそうと一つ疑問に思ったことがあるんだが」

なんだよ?と首を傾げるダンにドラゴは言葉を続けた

「ここの女であるダンも同じく鏡に吸い込まれたのなら女のダンは、もしかしたら俺達の世界にいるんじゃないか?」

「あっ」

確かにそうだ
ここでのダンも同じように鏡へ吸い込まれた。変わりに男であるダンがこの世界にきたのなら変わりに女であるダンがあっちの世界にいったと考えるのが普通だ。

「つ~と、今頃女の俺はあっちに……?」

「そうなるな」

「うっわ」

顔をひきつらせるダン。こっちのシュンが気付いたのだ。あちらのシュンも、いつもの自分じゃないと気付く可能性は高い

「……なんか、すっげぇ嫌だな」

「ダン?」

ハァ~と重い溜息をつくダン。それに一瞬ドラゴは首を傾げたがダンが何に対して溜息をついたのか、何となく分かったような気がした。



「そっちはどうだマルチョ」

「いえ、なにも異常はありません」

「そうか」

「しかし何処からか僅かに電磁波のようなのが出ているのは確かなので、そこを突き止めれればもしかしたら再び次元のゲートが現れる可能性はあるかと……」

くまなく鏡を調べるがやはり異常という異常は見つからない。
しかし、マルチョの言うとおり僅かな電磁波を突き止めれれば次元のゲートが再び現れる可能性は高い。何よりダンをこのままにしておく訳にはいかない

「それにしても男のダンさんとは、不思議な感じですね。見た目も声も何一つ変わらないのに」

「そうだな」

「シュンさんからしたら、違和感ありまくりでしょうけど」

「言うようになったな、マルチョ」

「男マルチョお二人の空気を幾度となく見てきましたから」

二人して苦笑いをしながら、自分達が知るダンを助けるべく手を動かす
そして今目の前にいるもう一人のダンもいるべき世界に帰してあげるべく





―――……


「ん?」

「どうかしたかドラゴ?」

急に何かに反応したドラゴ。そのまま何かに呼ばれるように鏡の前までいく。

「ドラゴ?」

その様子にダンは首を傾げながら見ていると、鏡が一瞬波打つように揺らいだ

「ぇ?今……」

「どうかしたのか」

シュンやマルチョもこちらに来てドラゴを見入る

「何か感じたのか?」

「分かんねぇ……けど、今鏡が一瞬揺らいだんだ」

「鏡が?」

ダンの言葉に二人は顔を合わし、もしかしたらココから電磁波が?と思った瞬間ドラゴの目が光り出した。
その瞬間鏡の奥に次元のゲートが

「Σゲートが!」

「鏡の奥に」

「あ、現れたでございます!」

三人驚く中、未だ動かないドラゴにダンは不安を感じたのか話しかける

「ド、ドラゴ?」

「……ダン、このゲートの奥に感じる」

「感じるって、何が?」

何を感じるって言うんだ?と首を傾げるとドラゴは、ゆっくりと振り向きダンと顔を合わす

「同じ、パーフェクトコアの力を」

「ぇ?」

それってどういう意味だ?とダンは目を丸くしていたら、隣にいたシュンが口を開く

「もしかしたら、あっちにいるドラゴのパーフェクトコアの力を感じたんじゃないか」

「ぁ、そっか」

こちらの世界のドラゴも存在している。ならドラゴが同じパーフェクトコアを感じるというのは不思議じゃない

「ん?ってことは……」

「あぁ、このゲートを通れば戻れるはずだ」

「よっしゃ!」

そうと決まればいくぜ!とダンは意気込む中、急に振り返りシュンとマルチョをみる

「色々と迷惑かけて悪かったな」

「いえ、こちらこそダンさんの事偽物扱いしてすみませんでした。別次元とはいえダンさんに変わりなかったのに」

「気にすんなって、ここの俺は性別違うみたいだし仕方ねぇって」

だから気にするなと笑みをするダンにマルチョは「はい」と笑顔で答える

「シュン」

「……」

次にダンは、ゆっくりとシュンと顔を合わせる

「俺がここ通ったらシュンの知る俺が戻ってくるぜ」

「あぁ」

「こっちの俺と仲良くしてくれよな!」

「勿論だ」

笑みをするダンに、シュンもまたふわっと笑みを返しダンは鏡の中へと消えていった






「……この先に俺の帰る場所がある」

「そうだな」

次元のゲートを通っていけば遠くに小さな光が
きっとあそこだ!と無意識に表情を和らげるダン
すると目の前に小さな陰が


あれは



「ぇ?」

「ぁ」



『「俺?」』



一瞬だったが、確かに今自分がいた。
互いに気づき目を丸くし瞳を合わせたと思った瞬間姿は見えなくなった
そして遠くにあった光がダンとドラゴを強く包み込んだ
その強い光に二人は思わず目をつむった



「Σのわっ!?」


ドテッ!!


「いっつ~……って、アレ?あんま痛くねぇ?」

鏡から飛び出るように吹き飛ばされたダン
また地面に落ちるのだと思い目を閉じくるであろう衝撃にそなえたが思ったほど痛みがこない
なんでだ?と恐る恐る目をあければ……

「ダン」

「シュ、ン?」

目の前に広がったのはシュンの顔。そして今シュンと抱き合う形になっている。
その体制とあまりの近さに気付いたダンは慌てシュンから離れた

「ダンさん、大丈夫でございますか!」

「マ、ルチョ?」

キョロキョロと辺りを見渡せば、そこは鏡の前の広場。
ここは本当に自分のいるべき世界なのか
ダンは不安な瞳をしながら、ゆっくりとシュンを見る

「シュ、ン……俺」

「……どうやら帰ってこれたみたいだな」

「ぇ?」

「ダンさん!ダンさんは男のダンさんですよね!?」

マルチョが声を上げ確認するかのようにダンに近寄る。

「ぁ、当たり前だ!俺は男のダンだ!」

「帰って来れたでございますぅ!」

喜びのあまり、その場で飛び上がるマルチョ
そして同時にダンも帰ってこれたんだと実感し顔が綻ぶ

「帰って、これた………ドラゴ!帰ってこれたぜ!」

「その様だな」

「よっしゃぁ!」

ようやく理解したダンは立ち上がり両手を上げ喜びを表した


帰ってこれたんだ


俺のいるべき世界に


シュンのところに









「それにしても驚きました。目の前に女性のダンさんが現れて」

「俺だってビックリしたんだぜ?あっちで俺は女だぁって言われて驚きと戸惑いだったぜ」

あれから全員どんな事があったのか話し込んでいた。ダンもあちらで戸惑いがあったように、こちらも女の子ダンが来て戸惑っていたようだ

「でも帰ってこれてよかったぜ。もしあのままだったらどうなってたか」

「やっぱりダンさんはダンでないと」

ハハッと笑い会う中、その様子をシュンはただみていた。
その瞳はとても優しいものだとダンは気付いているのだろうか?



きちんとダイブアウトでき現実へと帰ってきたダン
二人と別れ、自宅に帰り目と鼻の先に家が。すると急に足を止めたダンにドラゴも立ち止まる

「ダン?」

「ドラゴ、先に家に帰っててくれないか?」

「?」

急にどうした?とドラゴは不思議に思い問えば、忘れ物というダン。
その言葉にドラゴは、分かったといい先に家の中へと入っていった
それを見届けたダンは、来た道を戻り始めた
ダンが向かう先、そこは……





「よっ!久しぶり、って訳でもないか」

とある場所へとやってきたダン。
地べたに座り込むと、今日あった不思議な体験を話し始めた
同じ世界のようで、全く違う世界。そこで自分は女として生きていた。
とても不思議な体験

「変な感じだろ!俺が女だぜ?」

ハハッと笑っていたダンだったが、ゆっくりとその表情は寂しそうな笑みをしていった

「……シュンに、さ誰だ?って冷たい瞳で見られた時すげぇ胸が締め付けられる感じで悲しかった」

思わず泣きたくなっちまった……とダンは顔をゆっくりさげる

「けどさ、別次元の俺は女としているって知って羨ましかった。あぁ~ここの俺は男じゃない女として生きてるんだなって」

世間に批判すらされない男と女。もし女の俺がシュンを好きならきっと……


好きと、言えるのかな?


「それとさ、思ったんだ。あっちの世界にお前は存在してるのかなって。なっ?リク」


ダンが瞳を向けるその先
そこにはお墓が。
そのお墓にはこう名が刻み込まれていた



空操陸馬



「ここでのリクは、いないけどもしかしたらっさ……あっちの世界にはリクは生きてるんじゃないかって」

「ダン」

「シ、シュン?」

急に後ろから声が。振り向けばそこにはシュンが立っていた。

「な、なんで?」

「帰りがけお前の様子がおかしかったからな」

そういってダンの隣に座り込むシュン

「……変、だったのか?」

「あぁ」

シュンを一度見て、再び目の前にあるリクのお墓を見つめるダン。

「……なぁシュン。あっちの世界にリクは存在してっかな」

「どうだろうな」

「……聞いてみりゃよかったな」

寂しそうに笑うダンの頭を優しく撫で始めたシュンに思わず驚くダン。

「きっと、いるさ」

「ん///そう、だよな」

優しいシュンの笑みにダンも、ふわっと笑みをする。
こうやって、自分の些細な変化にシュンはいつも気付いてくれた。
それにダンはいつも安心感を感じていた。
シュンの傍にいたい。近くにいたい
例えこの気持ちを言えなくても、傍にいるのだけは許して欲しい
シュンの傍は、とても温かくて心を満たしてくれるから




シュン



好きだよ



「ダン、帰ろう」

「おう!……じゃ、また来るな。リク」

手を指しのばしてくれたシュンの手を取り、最後にリクに挨拶し自宅へと帰っていく二人

その後ろ姿を温かな風が見守っていたのは誰もしらない




不思議な体験

同じ世界であって、全く違う世界

そこで、貴方はどんな風に存在しているのかな?


2011年11月11日の不思議な体験



終わり



~あとがき~

ぉ、終わった;昨日中に全部アップできんかった。しかも結構長くなったし。最後なんかシリアスなってませんか?
うん、萌をフルパワー全開で打ちました!
それと、ここで知らない方に補足

最後に出た『空操陸馬』
こちらは、オリキャラとして以前アップ小説として出したのですが

空操陸馬 通称リク
ダンとは双子

男の子のダンの世界でのリクは同じ男。兄弟

女の子のダンの世界でのリクは同じ女。姉妹

詳しい妄想ネタが気になる方は10月28日にアップした『約束と君の笑顔』をご覧ください
ここまで、読んでくださってありがとうございました。
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