ようこそ いらっしゃいました。日常生活から同人妄想(腐女子)を書いている管理人です。
爆丸のシュンダン及デジクロのキリタイに萌えてます!
一緒に萌をしましょう(笑)
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続き物です。
最初に「1」から読まれた方がいいかと思います。
ご注意:こちら爆丸『シュンダン』妄想小説です。知らない方は読まれないほうがいいです。
最初に「1」から読まれた方がいいかと思います。
ご注意:こちら爆丸『シュンダン』妄想小説です。知らない方は読まれないほうがいいです。
爆丸
シュン←ダン
続き物
「Σのわっ!?」
ドテッ!
地面に思いっきり転げ落ちたダン。
鏡に吸い込まれたダン。目の前に広がった次元のゲート。一体どこに!?と思った瞬間バランスを崩し地面に転げ落ちてしまった。
一緒についてきたドラゴは「大丈夫か?」とダンの周りを飛び回る
「いっつ~……なんなんだよ。って、アレ?元の場所」
痛みに耐えながら起き上がり辺りを見れば先程と同じ場所だと気付くダン。
次元のゲートを通ったのにも関わらず着いた先は元の場所。
「なんだったんだ?」
「取りあえずシュンとマルチョの所に元へいこう。念のため、さっきの事も伝えた方がいいだろ」
「あ、あぁ」
ドラゴに即され戸惑いながらも立ち上がり二人の元へ戻ることに
**
「あ!ダンさん」
「お~マルチョ!」
戻ってみれば、そこにはシュンとマルチョがいた。
どうやらバトルが終わったみたいだ。
「勝ったか?」
「勿論でございますよ!」
「おっし!よくやったぜ、マルチョ」
ニッと笑みし話していたら、シュンの名がアナウンスで流れた
「おっ!シュン、頑張れよ」
「あぁ」
笑みを向ければシュンも笑みを返し、行くのかと思えばダンにゆっくりと近づき額に軽く口付けるとバトルフィールドへといってしまった。
一方ダンは今シュンからされた事に理解しようとするが頭がついていかなかった。
長い長い時間からすれば一分後「Σギャァァ!」という声をあげると同時に顔を真っ赤にさせた。
「ダ、ダンさんどうなさったのですか;?」
「どどど、どうしたかじゃねぇ!シュンの奴なにしとんじゃぁ///!?」
突然叫びだしたダンに驚くマルチョ。
しかしダンの疑問に対して慌てるわけでもなくマルチョへ首を傾げていた。
ドラゴもドラゴで驚いていたが、先程の事を思いだしマルチョに伝える
「え?鏡に、ですか?」
「あぁ、一瞬バグのようななが現れてな」
「それはいけませんね、至急調べてみます!」
そういうや否やマルチョはシステムを調べにその場を後にする
残ったドラゴに未だ騒ぐダン。いい加減煩いので頭をつつくドラゴ
ようやく我に返ったダンはマルチョがいない事に気付きドラゴから先程の事を伝えたことを聞きようやく落ち着き始めた
「ハァ~……つか、シュンの奴いきなり何しやがんだ///」
「確かに、今のは俺も驚いたな」
「くそっ///」
額に未だ残る温もりに触れながら買ってきたポッキーを食べ始めた
『Winner 風見駿』
「おっ、シュンが勝ったみたいだな」
「だな///」
やはりというか、バトルに勝利したのはシュン
戻ってきた爆丸を手に取りダンの元へと戻ってきたシュン。
その光景に、ついつい見入ってしまったダン。
顔を上げたと同時にシュンと目があい、思わず目線をそらしポッキーを食べ続けるダン
「ダン」
「な、なんだよ///?」
呼ばれれば、そちらに顔を向けるものというもの。
未だ顔の熱がひかない状態のままシュンの方を向けば、そこには不思議顔するシュンの姿が。その姿にダンは思わずキョトンとしてしまった。
「シュン?」
「チョコなのか?」
「な、何が?」
シュンが何をいいたいのか分からないダンは首を傾げながらポッキーをまた一つとれば「そのポッキーだ」とシュンはダンが持つポッキーを指差す
「コレがどうかしたのかよ?」
あぐっとポッキーを口に運ぶと、シュンがダンが持つポッキーの袋から一つ取り食べ始めた
「ポッキーいつもプリン味を買うくせに、今日はチョコなんだな」
「へ?」
ポッキーのいい音をたてながら食べるシュンにダンは不思議そうな顔をしながら首を傾げていた。
「俺いつもチョコ買うじゃんか」
「?いつもプリン味を買ってたろ。売り切れだったのか」
「だぁから!プリンも好きだけどチョコの方が好きだっての!」
何変なこと聞いてんだよとダンは少しふてくされながら、また一つポッキーを手に取る。
一方シュンはといえば、ジッとダンを見ていた
その視線にダンは耐えきれず問いかける
「な、なんだよシュン」
「……ダン、お前」
『ダンさん、シュンさん。すみませんが至急こちらに来ていただけませんか』
シュンの言葉を遮るようにマルチョが二人を呼びだした。
取りあえず二人はマルチョの元へと行くことに
「マルチョ」
「どうかしたのか」
「これを見てください」
二人は映像に映し出されたのを見る
「あれ、ココ……」
そこには先程ダンがいた場所。鏡のある場
「ココがどうかしたのか?」
「はい、実は先程ダンさんとドラゴさんが、こちらで次元のゲートを目撃したと」
「次元のゲートだと?」
マルチョの言葉にシュンは目を丸くし、隣にいるダンを見ればその視線に気付き軽く頷く
「けど、すぐに消えちまったんだ」
「調べたところ、ココから微弱に電磁波のようなのが流れているんです。もしかしたらまたココに次元のゲートが現れるかもしれません」
「そうなると、他の人が巻き込まれないように立ち入り禁止しといた方がよさそうだな」
「はい、それとひとまず現実に戻りあちらからもシステムを調べてみます」
二人がシステムについて話し合っている中、ダンは映像で出ている鏡をジッと見ていた
「ダン、どうかしたのか?」
「ぁ、いや……あの次元なんだったのかなって思ってさ」
「それを今から調べるんだろうが」
「そうだけどよ」
「取りあえず僕は先に現実の方へと戻ります」
「あぁ、俺とダンは子ども達を一旦インタースペース内から出るよう放送しておく。」
「お願いします」
そういうとマルチョは現実へ、シュンは爆丸インタースペース内にいる子ども達を一旦出るよう放送を流し始めた
**
どうにか全ての子ども達を非難させ、インタースペース内にはシュンとダンだけとなった。
するとマルチョから連絡がはいる
「マルチョ!何か分かったか?」
「はい、ですが少し奥のシステムに入る為一旦お二方現実へお戻りになられてください」
「分かった。いくぞダン」
「おう」
二人は現実へ戻るべくダイブアウトを始めた瞬間一つの警告音が響き渡った
『システムエラー システムエラー データが一致しない為ダイブアウトできません』
「Σへっ!?」
ダンの場から警告音が鳴り始めたのだ。
突然の事にダンは驚き、既にダイブアウトしかけていたシュンも驚き、ダンの方をみた瞬間現実へと戻っていったシュン
爆丸インタースペース内にはダンとドラゴだけとなった
「マルチョ、何がどうなってんだよ?」
『あ、はい。少々お待ちください。今調べております』
あれから何度もダイブアウトしようとするが、やはりシステムエラーというのが繰り返しダンはダイブアウト出来ずにいた。
マルチョがシステムを調べてくれているが、問題が中々発見できず苦戦していた。
「ハァ~…」
「とにかくマルチョが調べ終わるまで、ダイブアウトも鏡を調べるのもお預けだな」
「だな」
静まり返った爆丸インタースペース
今ここにはダンとドラゴだけしかいない。いつも賑わっているインタースペース内も人がいなくなるだけで、こんなにも静かなんだな……と小さな溜息をついていたら、誰かが近づいてきた。
誰だ?と首を傾げながら振り向けば
「シュン」
「今マルチョが原因を探ってる。もう少しの辛抱だ」
「ぁ、あぁ」
ダンの隣まで来ると、シュンもそこに座り込む
今は静かなだけあって、シュンと二人きり
ドラゴはいてくれているがダンにとっては緊張してしまう他ない。
煩い鼓動がシュンに聞かれてしまうのではないのかとドキドキしていたら、急にシュンの手が優しく頭を撫で始めた
「シュン?」
「心配するな。すぐに原因がわかる」
「ぁ、あぁ///」
ふわっと見せたシュンの表情に思わずドキッとしてしまい頬を赤く染めるダン。気付かれたくなくて顔を背けば、頭にあったシュンの手が肩にきて必然的にシュンの方へ寄りかかるようになったダン
カァァ!と赤くし「何してんだよ///!」と離れようとしたが、反対に離れたくないと矛盾の言葉が頭をよぎるダン
「べ、別に落ち込んだりとかしてねぇからな///」
「分かった、分かった」
「うっわ……今すんげぇバカにされた気分だぜ」
「クスクス、素直じゃないダンにはこれで十分だろ」
「うっせ!」
今自分は絶対見て分かるくらい顔が真っ赤だとダンはそんな顔を見られまいと顔を下に向ける
―な、なんでこんな体制になってんだよ///!?しかも俺嬉しいとか思ってる?ぁ、いやでもこれはシュンなりの優しさで仲間で、幼馴染みだから…―
自分でいって、なんだか悲しくなってきたダン。
煩かった鼓動もゆっくりと落ち着き始めた頃シュンの手が頬に振れるのを感じた。
思わずビクッと身体をはねらせシュンの方を見れば、すぐ目の前にシュンの顔が
「Σッ///!?」
―なな、なんでこんなに近いんだよ!?―
落ち着いた鼓動が再び煩く高鳴る。
その間シュンはゆっくりとダンの方へと顔を近づけていく。このままいけば互いの唇が振れる
それはつまりキス
ダンはカァァ!と赤くなり瞳をギュゥッとつむる。
「お前、誰だ」
「へ?………Σッ!!」
突然シュンの言葉にダンは閉じていた瞳をあけると、そこには鋭い瞳を自分にむけるシュンの顔が
「シュ、シュン?」
「お前は誰だと聞いている」
「な、何いってんだよシュン。俺は俺だろ」
シュンの言っていることが理解できないダン
いい加減この近い距離をどうにかしたいと離れようとしたがシュンの手がダンの顎を掴み逃がさないとばかりにつかみ取ってきた
「シュ、ン」
「俺の知ってるダンじゃない、お前は誰だ?何故ダンの姿をしている」
その鋭い瞳にダンは言葉をつまらす。
敵意をみせるその瞳にダンは胸を締め付けられるような感覚が襲った
―何?シュンは何言ってんだ?俺は俺だろ?シュンの知ってる俺ってなんだよ?―
ダンは訳が分からず瞳を揺らしていたらドラゴが横から入る
「おいシュン、お前何を言ってるんだ」
「ドラゴ、こいつは俺の知るダンじゃない」
「目の前にいるのはダン以外何者でもないぞ!事実俺はずっとダンといたぞ」
「疑問な点はいくつかあった。一つ、あの菓子だ」
「菓子?」
「あぁ、いつもダンは決まった菓子、ポッキーを買うが目の前のダンはチョコ味を毎回買うと言った。二つ、俺と目を全く会わせようとしない。いつものダンにはありえない行動だ。そして三つ……」
グイッとギリギリまでシュンは顔を近づけ後数センチどちらかが動けばキスしてしまう距離まで
「Σッ///!?」
「さっき抱き寄せたとき感触がいつもと違っていた。そして、先程のキスをしようとした瞬間拒むような自らの唇を噛んだ。こんな事ダンは絶対にない……最後にもう一度聞く、お前は誰だ?」
「ぉ、俺は……」
シュンの鋭い瞳にダンは耐えきれなくなったのか無意識に瞳を潤め言葉を出そうとした瞬間マルチョの声が
『ダンさん!原因が分かりました!すぐに来てください』
「……」
「行くぞ」
シュンはダンを逃がさないように腕を掴み、歩き出す
「俺は……」
「ダン」
小さく呟いたダンの声にドラゴは心配そうに肩にのる。その声にシュンは気付いていたが答えることはなかった
**
『お待たせしました。原因が分かりました』
「それで原因は」
マルチョとシュンが話す中ダンは顔を伏せたままであった
『実はダンさんのプログラムとダイブインしたプログラムが異なりエラーが発生したようなのです』
「俺のプログラム?」
ダンはゆっくりと顔を上げスクリーンにうつるマルチョの方をみる
『はい、その言いにくいのですが』
「なんだよ、早く言えよ」
何やら口ごもるマルチョにダンは首を傾げ即すと
『ダンさんの体が女性と男性とで一致されないんです』
「は?」
マルチョの言葉にダンは理解する事ができなかった
続く
シュン←ダン
続き物
「Σのわっ!?」
ドテッ!
地面に思いっきり転げ落ちたダン。
鏡に吸い込まれたダン。目の前に広がった次元のゲート。一体どこに!?と思った瞬間バランスを崩し地面に転げ落ちてしまった。
一緒についてきたドラゴは「大丈夫か?」とダンの周りを飛び回る
「いっつ~……なんなんだよ。って、アレ?元の場所」
痛みに耐えながら起き上がり辺りを見れば先程と同じ場所だと気付くダン。
次元のゲートを通ったのにも関わらず着いた先は元の場所。
「なんだったんだ?」
「取りあえずシュンとマルチョの所に元へいこう。念のため、さっきの事も伝えた方がいいだろ」
「あ、あぁ」
ドラゴに即され戸惑いながらも立ち上がり二人の元へ戻ることに
**
「あ!ダンさん」
「お~マルチョ!」
戻ってみれば、そこにはシュンとマルチョがいた。
どうやらバトルが終わったみたいだ。
「勝ったか?」
「勿論でございますよ!」
「おっし!よくやったぜ、マルチョ」
ニッと笑みし話していたら、シュンの名がアナウンスで流れた
「おっ!シュン、頑張れよ」
「あぁ」
笑みを向ければシュンも笑みを返し、行くのかと思えばダンにゆっくりと近づき額に軽く口付けるとバトルフィールドへといってしまった。
一方ダンは今シュンからされた事に理解しようとするが頭がついていかなかった。
長い長い時間からすれば一分後「Σギャァァ!」という声をあげると同時に顔を真っ赤にさせた。
「ダ、ダンさんどうなさったのですか;?」
「どどど、どうしたかじゃねぇ!シュンの奴なにしとんじゃぁ///!?」
突然叫びだしたダンに驚くマルチョ。
しかしダンの疑問に対して慌てるわけでもなくマルチョへ首を傾げていた。
ドラゴもドラゴで驚いていたが、先程の事を思いだしマルチョに伝える
「え?鏡に、ですか?」
「あぁ、一瞬バグのようななが現れてな」
「それはいけませんね、至急調べてみます!」
そういうや否やマルチョはシステムを調べにその場を後にする
残ったドラゴに未だ騒ぐダン。いい加減煩いので頭をつつくドラゴ
ようやく我に返ったダンはマルチョがいない事に気付きドラゴから先程の事を伝えたことを聞きようやく落ち着き始めた
「ハァ~……つか、シュンの奴いきなり何しやがんだ///」
「確かに、今のは俺も驚いたな」
「くそっ///」
額に未だ残る温もりに触れながら買ってきたポッキーを食べ始めた
『Winner 風見駿』
「おっ、シュンが勝ったみたいだな」
「だな///」
やはりというか、バトルに勝利したのはシュン
戻ってきた爆丸を手に取りダンの元へと戻ってきたシュン。
その光景に、ついつい見入ってしまったダン。
顔を上げたと同時にシュンと目があい、思わず目線をそらしポッキーを食べ続けるダン
「ダン」
「な、なんだよ///?」
呼ばれれば、そちらに顔を向けるものというもの。
未だ顔の熱がひかない状態のままシュンの方を向けば、そこには不思議顔するシュンの姿が。その姿にダンは思わずキョトンとしてしまった。
「シュン?」
「チョコなのか?」
「な、何が?」
シュンが何をいいたいのか分からないダンは首を傾げながらポッキーをまた一つとれば「そのポッキーだ」とシュンはダンが持つポッキーを指差す
「コレがどうかしたのかよ?」
あぐっとポッキーを口に運ぶと、シュンがダンが持つポッキーの袋から一つ取り食べ始めた
「ポッキーいつもプリン味を買うくせに、今日はチョコなんだな」
「へ?」
ポッキーのいい音をたてながら食べるシュンにダンは不思議そうな顔をしながら首を傾げていた。
「俺いつもチョコ買うじゃんか」
「?いつもプリン味を買ってたろ。売り切れだったのか」
「だぁから!プリンも好きだけどチョコの方が好きだっての!」
何変なこと聞いてんだよとダンは少しふてくされながら、また一つポッキーを手に取る。
一方シュンはといえば、ジッとダンを見ていた
その視線にダンは耐えきれず問いかける
「な、なんだよシュン」
「……ダン、お前」
『ダンさん、シュンさん。すみませんが至急こちらに来ていただけませんか』
シュンの言葉を遮るようにマルチョが二人を呼びだした。
取りあえず二人はマルチョの元へと行くことに
「マルチョ」
「どうかしたのか」
「これを見てください」
二人は映像に映し出されたのを見る
「あれ、ココ……」
そこには先程ダンがいた場所。鏡のある場
「ココがどうかしたのか?」
「はい、実は先程ダンさんとドラゴさんが、こちらで次元のゲートを目撃したと」
「次元のゲートだと?」
マルチョの言葉にシュンは目を丸くし、隣にいるダンを見ればその視線に気付き軽く頷く
「けど、すぐに消えちまったんだ」
「調べたところ、ココから微弱に電磁波のようなのが流れているんです。もしかしたらまたココに次元のゲートが現れるかもしれません」
「そうなると、他の人が巻き込まれないように立ち入り禁止しといた方がよさそうだな」
「はい、それとひとまず現実に戻りあちらからもシステムを調べてみます」
二人がシステムについて話し合っている中、ダンは映像で出ている鏡をジッと見ていた
「ダン、どうかしたのか?」
「ぁ、いや……あの次元なんだったのかなって思ってさ」
「それを今から調べるんだろうが」
「そうだけどよ」
「取りあえず僕は先に現実の方へと戻ります」
「あぁ、俺とダンは子ども達を一旦インタースペース内から出るよう放送しておく。」
「お願いします」
そういうとマルチョは現実へ、シュンは爆丸インタースペース内にいる子ども達を一旦出るよう放送を流し始めた
**
どうにか全ての子ども達を非難させ、インタースペース内にはシュンとダンだけとなった。
するとマルチョから連絡がはいる
「マルチョ!何か分かったか?」
「はい、ですが少し奥のシステムに入る為一旦お二方現実へお戻りになられてください」
「分かった。いくぞダン」
「おう」
二人は現実へ戻るべくダイブアウトを始めた瞬間一つの警告音が響き渡った
『システムエラー システムエラー データが一致しない為ダイブアウトできません』
「Σへっ!?」
ダンの場から警告音が鳴り始めたのだ。
突然の事にダンは驚き、既にダイブアウトしかけていたシュンも驚き、ダンの方をみた瞬間現実へと戻っていったシュン
爆丸インタースペース内にはダンとドラゴだけとなった
「マルチョ、何がどうなってんだよ?」
『あ、はい。少々お待ちください。今調べております』
あれから何度もダイブアウトしようとするが、やはりシステムエラーというのが繰り返しダンはダイブアウト出来ずにいた。
マルチョがシステムを調べてくれているが、問題が中々発見できず苦戦していた。
「ハァ~…」
「とにかくマルチョが調べ終わるまで、ダイブアウトも鏡を調べるのもお預けだな」
「だな」
静まり返った爆丸インタースペース
今ここにはダンとドラゴだけしかいない。いつも賑わっているインタースペース内も人がいなくなるだけで、こんなにも静かなんだな……と小さな溜息をついていたら、誰かが近づいてきた。
誰だ?と首を傾げながら振り向けば
「シュン」
「今マルチョが原因を探ってる。もう少しの辛抱だ」
「ぁ、あぁ」
ダンの隣まで来ると、シュンもそこに座り込む
今は静かなだけあって、シュンと二人きり
ドラゴはいてくれているがダンにとっては緊張してしまう他ない。
煩い鼓動がシュンに聞かれてしまうのではないのかとドキドキしていたら、急にシュンの手が優しく頭を撫で始めた
「シュン?」
「心配するな。すぐに原因がわかる」
「ぁ、あぁ///」
ふわっと見せたシュンの表情に思わずドキッとしてしまい頬を赤く染めるダン。気付かれたくなくて顔を背けば、頭にあったシュンの手が肩にきて必然的にシュンの方へ寄りかかるようになったダン
カァァ!と赤くし「何してんだよ///!」と離れようとしたが、反対に離れたくないと矛盾の言葉が頭をよぎるダン
「べ、別に落ち込んだりとかしてねぇからな///」
「分かった、分かった」
「うっわ……今すんげぇバカにされた気分だぜ」
「クスクス、素直じゃないダンにはこれで十分だろ」
「うっせ!」
今自分は絶対見て分かるくらい顔が真っ赤だとダンはそんな顔を見られまいと顔を下に向ける
―な、なんでこんな体制になってんだよ///!?しかも俺嬉しいとか思ってる?ぁ、いやでもこれはシュンなりの優しさで仲間で、幼馴染みだから…―
自分でいって、なんだか悲しくなってきたダン。
煩かった鼓動もゆっくりと落ち着き始めた頃シュンの手が頬に振れるのを感じた。
思わずビクッと身体をはねらせシュンの方を見れば、すぐ目の前にシュンの顔が
「Σッ///!?」
―なな、なんでこんなに近いんだよ!?―
落ち着いた鼓動が再び煩く高鳴る。
その間シュンはゆっくりとダンの方へと顔を近づけていく。このままいけば互いの唇が振れる
それはつまりキス
ダンはカァァ!と赤くなり瞳をギュゥッとつむる。
「お前、誰だ」
「へ?………Σッ!!」
突然シュンの言葉にダンは閉じていた瞳をあけると、そこには鋭い瞳を自分にむけるシュンの顔が
「シュ、シュン?」
「お前は誰だと聞いている」
「な、何いってんだよシュン。俺は俺だろ」
シュンの言っていることが理解できないダン
いい加減この近い距離をどうにかしたいと離れようとしたがシュンの手がダンの顎を掴み逃がさないとばかりにつかみ取ってきた
「シュ、ン」
「俺の知ってるダンじゃない、お前は誰だ?何故ダンの姿をしている」
その鋭い瞳にダンは言葉をつまらす。
敵意をみせるその瞳にダンは胸を締め付けられるような感覚が襲った
―何?シュンは何言ってんだ?俺は俺だろ?シュンの知ってる俺ってなんだよ?―
ダンは訳が分からず瞳を揺らしていたらドラゴが横から入る
「おいシュン、お前何を言ってるんだ」
「ドラゴ、こいつは俺の知るダンじゃない」
「目の前にいるのはダン以外何者でもないぞ!事実俺はずっとダンといたぞ」
「疑問な点はいくつかあった。一つ、あの菓子だ」
「菓子?」
「あぁ、いつもダンは決まった菓子、ポッキーを買うが目の前のダンはチョコ味を毎回買うと言った。二つ、俺と目を全く会わせようとしない。いつものダンにはありえない行動だ。そして三つ……」
グイッとギリギリまでシュンは顔を近づけ後数センチどちらかが動けばキスしてしまう距離まで
「Σッ///!?」
「さっき抱き寄せたとき感触がいつもと違っていた。そして、先程のキスをしようとした瞬間拒むような自らの唇を噛んだ。こんな事ダンは絶対にない……最後にもう一度聞く、お前は誰だ?」
「ぉ、俺は……」
シュンの鋭い瞳にダンは耐えきれなくなったのか無意識に瞳を潤め言葉を出そうとした瞬間マルチョの声が
『ダンさん!原因が分かりました!すぐに来てください』
「……」
「行くぞ」
シュンはダンを逃がさないように腕を掴み、歩き出す
「俺は……」
「ダン」
小さく呟いたダンの声にドラゴは心配そうに肩にのる。その声にシュンは気付いていたが答えることはなかった
**
『お待たせしました。原因が分かりました』
「それで原因は」
マルチョとシュンが話す中ダンは顔を伏せたままであった
『実はダンさんのプログラムとダイブインしたプログラムが異なりエラーが発生したようなのです』
「俺のプログラム?」
ダンはゆっくりと顔を上げスクリーンにうつるマルチョの方をみる
『はい、その言いにくいのですが』
「なんだよ、早く言えよ」
何やら口ごもるマルチョにダンは首を傾げ即すと
『ダンさんの体が女性と男性とで一致されないんです』
「は?」
マルチョの言葉にダンは理解する事ができなかった
続く
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