ようこそ いらっしゃいました。日常生活から同人妄想(腐女子)を書いている管理人です。
爆丸のシュンダン及デジクロのキリタイに萌えてます!
一緒に萌をしましょう(笑)
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どうも
一週間以上遅れての、バレンタイン妄想
やっと出来上がった(苦笑)本当は先週にアップするはずだったんだけどね~・・・(遠い目)
諦めず頑張った!!爆丸シュンダン!!
一応設定的には、三期です。爆丸インタースペースが出来上がっていてレンがいます。
バレンタイン妄想だから、まぁ~ありきたりですが・・・すんごく甘いですが・・・
ダン可愛くなりましたが・・・(ん?)甘く仕上がった!!!
もう、全部許せるって方のみどうぞ~
さて、毎度ながら同人・BL・女体化といった内容・意味が知らない方・苦手な方・嫌いな方は読まれないほうがいいですよ??
一週間以上遅れての、バレンタイン妄想
やっと出来上がった(苦笑)本当は先週にアップするはずだったんだけどね~・・・(遠い目)
諦めず頑張った!!爆丸シュンダン!!
一応設定的には、三期です。爆丸インタースペースが出来上がっていてレンがいます。
バレンタイン妄想だから、まぁ~ありきたりですが・・・すんごく甘いですが・・・
ダン可愛くなりましたが・・・(ん?)甘く仕上がった!!!
もう、全部許せるって方のみどうぞ~
さて、毎度ながら同人・BL・女体化といった内容・意味が知らない方・苦手な方・嫌いな方は読まれないほうがいいですよ??
爆丸
シュンダン
設定的には、三期です。
バレンタイン
2月14日はバレンタイン
ちょっと前までは、女性から男性にチョコをあげるというケースだったが、今では友チョコや感謝チョコなど色々な意味をこめたチョコを渡す形がある。
「よし!いくか」
「準備できたのか、ダン」
「おう」
いつもの如く爆丸インタースペースへと行くダンとドラゴ。
ダンの手には紙袋が。
中には小さな箱がいくつも入っていた。
「皆喜んでくれるといいな」
「ハハッ、そうだな」
そういって笑みをするダンにドラゴも嬉しそうに羽をパタパタさせる。
少し小走りでいくダンの表情はどこか楽しそうだ。
すると、ダンの腕についていた通信機からピビッと音が鳴る
「ん?誰だ………おぉ!マルチョ、どうしたんだよ」
相手はマルチョだ。
そこには少し困った表情をするマルチョがいた。
『ダンさん、もうアクセスポイントに着いてしまいましたか?』
「へ?いや今から向かうところだぜ」
どうしたんだ?と首を傾げれば、マルチョは苦笑いしながら今爆丸インタースペースがある意味で恐ろしい事になっていると言ってきた。
それを聞いたダンは目を丸くしながら、ともかく向かうといい通信をきる。
何かマルチョが言い掛けていたがダンは急ぐことに
「うわぁ~……」
「凄いな」
ダンはアクセスポイントに到着し、出入り口を見て唖然とする。
そこには沢山の人、人、人!!
男女ともワラワラといて普段では中々見れない光景だ。
「けど、なんであんなに人いんだ?中が混んでんのか?」
「……いや、どう考えでもて違うだろ」
ダンの発言にキッパリいうドラゴ。
出入り口の人達が手に持つのを見れば分かるようなものなんだがな、とドラゴは密かに思っていた。
「ダン、今日はバレンタインだ。彼らは皆チョコを渡すためにいるのではないか?」
「おぉ!なるほど」
今気付いたのか、ドラゴに感心するダンにズコッとこけるドラゴ。
「まっ、なにはともあれ中は混んでないなら早く中に入ろうぜ」
「ぃゃ、ダン……」
ズカズカと歩いていくダンにドラゴは慌てて止めようとしたが、すでに遅く出入り口付近にいた人物達が一斉にダンを捉えた。
さすがにその威圧感の視線に一瞬ビクッとなってしまうダン
そして―――――
「「「きたぁぁぁ!!」」」
「Σギャァァ!?」
出入り口付近にいた人物達が一斉にダンの方へと走ってきた
ダンはとっさに逃げ出した。
「な、な、なんで追いかけてくんだよ!?」
「どう考えても彼らの目的はダンみたいだが?」
「Σハッ!?あの獲物を捉えるような目で!?」
後ろを振り返るもすぐに前方を見るダン。
後方は見てはいけないくらい目が血走っている方々が追いかけていたからだ。
「と、ともかく逃げないといけない気がする!第六感がそういってるぜドラゴ!」
ダンの口から第六感という言葉が出たことに意外だ……と思ったドラゴであった。
***
「ハァ、ハァ;」
「うまくまいたみたいだな」
「な、何であんな恐ろしい顔で追いかけてくんだ?」
大群をどうにかまいたダンは、余程疲れたのか近くにあったベンチに座り込む。
すると、再び通信機が鳴りだした。
『ダンさん』
「ぉ~……マルチョ;」
『どうやらダンさんも追いかけ回されたみたいですね』
「マルチョ、お前なんで言ってくれなかったんだよ」
『お伝えしようとしたらダンさんが通信を切ってしまったので』
「ハァ~……マルチョも追いかけ回されたのか?」
あんな恐ろしい光景をつい先程体験したダンは、グッタリしながら訪ねるとマルチョは苦笑いしながら頷いていた。
バトルブローラーズ及び爆丸インタースペース内でランキング上位とあって、バレンタインという今日にチョコを渡そうとする人が沢山いたようだ
「けど、あの人達一人一人相手してたら今日が終わるぜ」
『そうですね;』
「参ったな、ジュリーや母さんからチョコ預かってマルチョ達に渡してくれって頼まれたのに」
そういってダンはマルチョに見えるように先程から持っている紙袋を見せる
『ではダンさん、関係者の扉から入ってきてください。そうすれば追いかけ回されることはないと思います』
「分かった」
マルチョにそう言われダンは、さっそく再びアクセスポイントへと足を運ばせる。
気付かれないように関係者扉から入ると、うまいこと見つからず爆丸インタースペース内へダイブインに成功した。
ダンはさっそくマルチョ達がいるベース内へと移動する
「よぉ!」
「ダンさん」
「無事こられたみたいだな」
中に入れば、そこにはマルチョとレンがいた。
「しかし、すげぇ人だよな」
「皆様今日という日を大事にしていらっしゃいますからね」
「ハハッだな;………そだ、ほいマルチョ。レン」
ダンは手に持っていた紙袋から二人に小さな箱を手渡す。
「これは?」
「オレンジ色の箱は、ジュリーから。白い方俺の母さんから二人にバレンタインチョコだってよ」
「わぁぁ!嬉しいです!ありがとうございますとお伝えください」
「俺からも礼を伝えてくれ」
「おう!しっかし、ジュリーの奴ちゃっかり俺に渡してくれっていって自分はバイトにいっちまうんだからな(苦笑)」
するとダンは、もう一つ紙袋から箱を取り出すと二人に手渡す。
「これは?」
「へへっ、俺から二人に感謝のチョコだぜ」
「ダンから?」
「よろしいのですか?」
「おう、日頃の感謝を込めて」
ニッと笑みをするダンに二人は、笑みをし礼をいう。
「そだ、マルチョ今あいてるバトルフィールドあるか?」
「え?えっと、G―2は今メンテナンス中でして、もうじき終わりますが」
「いや、もう終わっている」
チェックしようとしたマルチョにレンは、その確認をとっていた。
「あ!じゃぁよ、一般開放する前にちょっと使わせて貰いたいんだけどよ」
マルチョは快く了解をするとダンはすぐさまG―2へと移動してしまった。
***
「よっし!着いた!」
「ダン、今から何をするんだ?」
ドラゴも今からダンがやることが分からず問うと、ダンは笑みをしながら「ポップアウトするぜ!」と言い出した。
一体なんなのか?と疑問に思いながらドラゴはダンの手の中へといく。
「いくぜ、ドラゴ。爆丸シュート!」
ポップアウトしたドラゴは通常の大きさへとなると、ダンはドラゴの方へとある物を手渡してきた
「ダン?」
「へへっ、俺からドラゴに」
そういってダンが渡したのはドラゴ特性巨大チョコ
「いつもありがとうなドラゴ。俺から日頃の感謝をこめて」
「ダン」
ニッと笑みをし礼を言うとドラゴはさっそくチョコを食べてみることに
「これからもよろしくなドラゴ」
「こっちこそ」
ほわわんとした空気の中、一人の人物が入ってきた。
「ダン」
「Σッ!?シュン!」
振り向けばそこにはシュンが。
ダンは無意識に表情が和らぎシュンの方へと駆け寄る
「遅かったな」
「あぁ、ちょっとな」
「あ!シュンも追いかけられたんだろ」
「まぁ、そんな所だ」
苦笑いをするシュンにダンもここに来る前の自身におきた事を思い出し苦笑いをこぼす。
「そだ、これシュンの分だぜ」
そういうとダンはマルチョたちと同様にジュリー達からのチョコを手渡す
「すまない」
「多分甘くはないと思うぜ、多分な」
「……」
「そ、れとな……こっちは俺から」
そういってダンは、自分のチョコをシュンに手渡す。
「頑張って作ったんだからちゃんと食えよな///」
「ダンが作ったのか?」
「お世辞にも綺麗とはいかねぇけど、味は保証できるぜ」
「そうか……ダン、ありがとう」
そういって微笑むシュンの表情にダンは思わず見惚れ頬を赤くする。
「ぃ、一応シュンに合わして甘くないようにしたからよ///」
「あぁ」
そういうとシュンはダンの手を取り、座席の方へと移動し座るとダンから貰ったチョコを綺麗に開けていく。
「シュン?」
「せっかくダンがくれたんだ。今食べたくなった」
そういって、綺麗に包装をとり中身をあける。
一つ手に取ると、口へ運びゆっくりと味わうシュンに少し不安だったのかダンは顔をのぞきながら「どうだ?」と訪ねると、ふわっとシュンは微笑む
「甘すぎず、美味いな」
「そっか///」
その言葉だけでダンは作ったかいがあったと満面の笑みをする
もう一粒チョコを口に運ぶと何かに気づいたシュン。
ダンがジィッとチョコを見ていたのだ。
思わず吹き出してしまったシュン。
「な、何吹き出してんだよシュン」
「いや」
クスッと笑うと、シュンは再びチョコを手に取るとダンの口元へとチョコを持って行く。
その行動にダンは目を丸くしていたら「食べたいんだろ?」なんてシュンが言うと、ダンは少し困りながらも小さく頷く
「け、けどそのチョコはシュンにあげたんだからシュンが食わなきゃ意味ねぇって!」
「そんな物欲しそうな顔されて言われても、な?」
「うぐっ」
確かにシュンの言うとおり食べたいダンであった。
「俺があげたいと思ってるんだ、いいから口を開けろ」
「ぉ、俺があげたチョコだろうが///」
文句を言いながらも小さく口を開けたダンに、クスッと 笑うとチョコを食べさせるシュン
「ん……んまい」
「クスッ……ダンは食べ物食べてるとき幸せそうだな」
チョコの味を堪能するダンの笑みをみて、シュンも嬉しそうに表情が和らぐ
「ほら、次」
「シュンが食わなきゃ意味ねぇっての!」
そういうと、ダンは箱からチョコを取ると今度は自分がシュンの口へとチョコを食べさせる。
少し無理やりだったかもしれないが、素直に口を開けたシュンの口へとチョコを入れることはできたが、不意にダンの指がシュンの唇にふれ思わず手を引っ込めようとしたダンだったが、その前に腕を捕まれると指をシュンに舐められていく。丁寧に、ゆっくりと
「ッ///」
「ダン、もう一回」
「へ?」
なにがもう一回なのか、シュンの言っている意味が分からず首を傾げていたら、もう一度ダンから食べさせてほしいっと言ってきた
今先ほどシュンに指を舐められて恥ずかしいというのに、もう一度やれと!?
ダンはカァァと耳を赤くさせた
「ダン」
「ゎ、分かったよ///!」
シュンの瞳に見つめられ、つい言ってしまったダン。
先程と同様に、シュンへチョコを食べさせてあげる。
「こ、これで終わりだからな!」
「まだあるが?」
箱を指させば確かに中身はまだチョコはあるが、食べさせる動作事態恥ずかしいダンは「後は自分で食えよ///」とシュンの口へチョコを放り込むと、そっぽ向いてしまった
シュンはクスッと笑うとダンを呼ぶと、少しふてくされながらシュンの方を向くと、口の中に甘いチョコが
「……シュン?」
コロコロとチョコの味が広がる口内にシュンを見れば優しく頭を撫でられた。
それがなんだかくすぐったくて、嬉しくて気持ちがよくて目をつむるダン
「チョコ、ありがとうな」
「へへvvどういたしまして」
「お返し、来月楽しみにしてろ」
「おう!ホワイトデーは三倍返しらしいぜ」
「………変に期待されてもダンの三倍返しは無理だと思うがな」
「なんでだよ?」
「お前のことだ、三倍の甘いやつをくれとでもいうんだろ?」
「Σちげぇ!つか、どんだけ俺は甘いの好きになってんだよ!?」
実際甘いの好きだろうが……とシュンは思ったがあえて口にはださなかった
「俺はシュンから貰えたらなんでも嬉しいんだよ!!三倍返しってのは言葉のあやだ!」
つい勢い余っていってしまった!というような表情をしたダンは、カァァ///と赤くなると、その顔を隠すようにシュンに抱きつき胸板に顔を埋めてしまった
一方シュンはといえば、ダンから言葉のあやという言葉が出たことに少し、いやかなり意外をもっていた。
自分の腕の中で、丸まりながらグリグリ擦りよってくりダンにクスッと笑いながら、優しく髪を撫でていく。
「ダン」
「な、なんだよ///」
おずおずと顔を上げるダン。その表情は頬を少し赤くし、恥ずかしそうにシュンを見上げてきた。
「チョコ、食べさせてくれないか?」
ふわっと微笑むシュンに、ダンは小さく頷き箱の中からチョコを取ると先程のようにシュンに食べさせてあげた
「……甘いな」
そんな甘い光景を実は先程からずっと見ていたのが一人
ドラゴである。横から入ることはせず二人のやりとりを見ていたが、ダンから貰ったチョコより二人のやりとりの方が甘すぎるなと苦笑いしながらも二人のほんわかした空気にドラゴも嬉しかったのは言うまでもない
~おまけ~
「そういえば、ダン」
「なんだよ」
一粒、一粒シュンにチョコを食べさせてあげていくとシュンがふいに、あることを訪ねてきた。
「マルチョたちにもあげたのか?チョコ」
「あぁ、皆にも日頃の感謝ってやつであげたぜ?」
「……」
「?」
黙り込んでしまったシュンに首を傾げるダン。
そこにはお馴染みでなくては分からない僅かなシュンの表情の変化
「……シュン、もしかしなくても拗ねてるのか?」
「……少し、な」
そんなシュンにダンは突然抱きついてきた。
さすがに驚くシュンであったが、首元に擦りよってくるダンを不思議に思いながら背中に手を回したらダンが口を開く
「皆には感謝のチョコだけど、シュンのチョコは感謝の他に大切な俺の思いもこもってんだからな」
ニッと笑みをしながら、シュンと顔を合わしてきたダンにつられたのか、シュンも表情を和らげると、そっと口づけを交わした
終わり
~あとがき~
甘い、甘いです!
というかバレンタインは先週なのにどんだけ遅れてのアップだよΣ(゜□゜;)
でも、ダンを可愛く頑張りました!
シュンダン
設定的には、三期です。
バレンタイン
2月14日はバレンタイン
ちょっと前までは、女性から男性にチョコをあげるというケースだったが、今では友チョコや感謝チョコなど色々な意味をこめたチョコを渡す形がある。
「よし!いくか」
「準備できたのか、ダン」
「おう」
いつもの如く爆丸インタースペースへと行くダンとドラゴ。
ダンの手には紙袋が。
中には小さな箱がいくつも入っていた。
「皆喜んでくれるといいな」
「ハハッ、そうだな」
そういって笑みをするダンにドラゴも嬉しそうに羽をパタパタさせる。
少し小走りでいくダンの表情はどこか楽しそうだ。
すると、ダンの腕についていた通信機からピビッと音が鳴る
「ん?誰だ………おぉ!マルチョ、どうしたんだよ」
相手はマルチョだ。
そこには少し困った表情をするマルチョがいた。
『ダンさん、もうアクセスポイントに着いてしまいましたか?』
「へ?いや今から向かうところだぜ」
どうしたんだ?と首を傾げれば、マルチョは苦笑いしながら今爆丸インタースペースがある意味で恐ろしい事になっていると言ってきた。
それを聞いたダンは目を丸くしながら、ともかく向かうといい通信をきる。
何かマルチョが言い掛けていたがダンは急ぐことに
「うわぁ~……」
「凄いな」
ダンはアクセスポイントに到着し、出入り口を見て唖然とする。
そこには沢山の人、人、人!!
男女ともワラワラといて普段では中々見れない光景だ。
「けど、なんであんなに人いんだ?中が混んでんのか?」
「……いや、どう考えでもて違うだろ」
ダンの発言にキッパリいうドラゴ。
出入り口の人達が手に持つのを見れば分かるようなものなんだがな、とドラゴは密かに思っていた。
「ダン、今日はバレンタインだ。彼らは皆チョコを渡すためにいるのではないか?」
「おぉ!なるほど」
今気付いたのか、ドラゴに感心するダンにズコッとこけるドラゴ。
「まっ、なにはともあれ中は混んでないなら早く中に入ろうぜ」
「ぃゃ、ダン……」
ズカズカと歩いていくダンにドラゴは慌てて止めようとしたが、すでに遅く出入り口付近にいた人物達が一斉にダンを捉えた。
さすがにその威圧感の視線に一瞬ビクッとなってしまうダン
そして―――――
「「「きたぁぁぁ!!」」」
「Σギャァァ!?」
出入り口付近にいた人物達が一斉にダンの方へと走ってきた
ダンはとっさに逃げ出した。
「な、な、なんで追いかけてくんだよ!?」
「どう考えても彼らの目的はダンみたいだが?」
「Σハッ!?あの獲物を捉えるような目で!?」
後ろを振り返るもすぐに前方を見るダン。
後方は見てはいけないくらい目が血走っている方々が追いかけていたからだ。
「と、ともかく逃げないといけない気がする!第六感がそういってるぜドラゴ!」
ダンの口から第六感という言葉が出たことに意外だ……と思ったドラゴであった。
***
「ハァ、ハァ;」
「うまくまいたみたいだな」
「な、何であんな恐ろしい顔で追いかけてくんだ?」
大群をどうにかまいたダンは、余程疲れたのか近くにあったベンチに座り込む。
すると、再び通信機が鳴りだした。
『ダンさん』
「ぉ~……マルチョ;」
『どうやらダンさんも追いかけ回されたみたいですね』
「マルチョ、お前なんで言ってくれなかったんだよ」
『お伝えしようとしたらダンさんが通信を切ってしまったので』
「ハァ~……マルチョも追いかけ回されたのか?」
あんな恐ろしい光景をつい先程体験したダンは、グッタリしながら訪ねるとマルチョは苦笑いしながら頷いていた。
バトルブローラーズ及び爆丸インタースペース内でランキング上位とあって、バレンタインという今日にチョコを渡そうとする人が沢山いたようだ
「けど、あの人達一人一人相手してたら今日が終わるぜ」
『そうですね;』
「参ったな、ジュリーや母さんからチョコ預かってマルチョ達に渡してくれって頼まれたのに」
そういってダンはマルチョに見えるように先程から持っている紙袋を見せる
『ではダンさん、関係者の扉から入ってきてください。そうすれば追いかけ回されることはないと思います』
「分かった」
マルチョにそう言われダンは、さっそく再びアクセスポイントへと足を運ばせる。
気付かれないように関係者扉から入ると、うまいこと見つからず爆丸インタースペース内へダイブインに成功した。
ダンはさっそくマルチョ達がいるベース内へと移動する
「よぉ!」
「ダンさん」
「無事こられたみたいだな」
中に入れば、そこにはマルチョとレンがいた。
「しかし、すげぇ人だよな」
「皆様今日という日を大事にしていらっしゃいますからね」
「ハハッだな;………そだ、ほいマルチョ。レン」
ダンは手に持っていた紙袋から二人に小さな箱を手渡す。
「これは?」
「オレンジ色の箱は、ジュリーから。白い方俺の母さんから二人にバレンタインチョコだってよ」
「わぁぁ!嬉しいです!ありがとうございますとお伝えください」
「俺からも礼を伝えてくれ」
「おう!しっかし、ジュリーの奴ちゃっかり俺に渡してくれっていって自分はバイトにいっちまうんだからな(苦笑)」
するとダンは、もう一つ紙袋から箱を取り出すと二人に手渡す。
「これは?」
「へへっ、俺から二人に感謝のチョコだぜ」
「ダンから?」
「よろしいのですか?」
「おう、日頃の感謝を込めて」
ニッと笑みをするダンに二人は、笑みをし礼をいう。
「そだ、マルチョ今あいてるバトルフィールドあるか?」
「え?えっと、G―2は今メンテナンス中でして、もうじき終わりますが」
「いや、もう終わっている」
チェックしようとしたマルチョにレンは、その確認をとっていた。
「あ!じゃぁよ、一般開放する前にちょっと使わせて貰いたいんだけどよ」
マルチョは快く了解をするとダンはすぐさまG―2へと移動してしまった。
***
「よっし!着いた!」
「ダン、今から何をするんだ?」
ドラゴも今からダンがやることが分からず問うと、ダンは笑みをしながら「ポップアウトするぜ!」と言い出した。
一体なんなのか?と疑問に思いながらドラゴはダンの手の中へといく。
「いくぜ、ドラゴ。爆丸シュート!」
ポップアウトしたドラゴは通常の大きさへとなると、ダンはドラゴの方へとある物を手渡してきた
「ダン?」
「へへっ、俺からドラゴに」
そういってダンが渡したのはドラゴ特性巨大チョコ
「いつもありがとうなドラゴ。俺から日頃の感謝をこめて」
「ダン」
ニッと笑みをし礼を言うとドラゴはさっそくチョコを食べてみることに
「これからもよろしくなドラゴ」
「こっちこそ」
ほわわんとした空気の中、一人の人物が入ってきた。
「ダン」
「Σッ!?シュン!」
振り向けばそこにはシュンが。
ダンは無意識に表情が和らぎシュンの方へと駆け寄る
「遅かったな」
「あぁ、ちょっとな」
「あ!シュンも追いかけられたんだろ」
「まぁ、そんな所だ」
苦笑いをするシュンにダンもここに来る前の自身におきた事を思い出し苦笑いをこぼす。
「そだ、これシュンの分だぜ」
そういうとダンはマルチョたちと同様にジュリー達からのチョコを手渡す
「すまない」
「多分甘くはないと思うぜ、多分な」
「……」
「そ、れとな……こっちは俺から」
そういってダンは、自分のチョコをシュンに手渡す。
「頑張って作ったんだからちゃんと食えよな///」
「ダンが作ったのか?」
「お世辞にも綺麗とはいかねぇけど、味は保証できるぜ」
「そうか……ダン、ありがとう」
そういって微笑むシュンの表情にダンは思わず見惚れ頬を赤くする。
「ぃ、一応シュンに合わして甘くないようにしたからよ///」
「あぁ」
そういうとシュンはダンの手を取り、座席の方へと移動し座るとダンから貰ったチョコを綺麗に開けていく。
「シュン?」
「せっかくダンがくれたんだ。今食べたくなった」
そういって、綺麗に包装をとり中身をあける。
一つ手に取ると、口へ運びゆっくりと味わうシュンに少し不安だったのかダンは顔をのぞきながら「どうだ?」と訪ねると、ふわっとシュンは微笑む
「甘すぎず、美味いな」
「そっか///」
その言葉だけでダンは作ったかいがあったと満面の笑みをする
もう一粒チョコを口に運ぶと何かに気づいたシュン。
ダンがジィッとチョコを見ていたのだ。
思わず吹き出してしまったシュン。
「な、何吹き出してんだよシュン」
「いや」
クスッと笑うと、シュンは再びチョコを手に取るとダンの口元へとチョコを持って行く。
その行動にダンは目を丸くしていたら「食べたいんだろ?」なんてシュンが言うと、ダンは少し困りながらも小さく頷く
「け、けどそのチョコはシュンにあげたんだからシュンが食わなきゃ意味ねぇって!」
「そんな物欲しそうな顔されて言われても、な?」
「うぐっ」
確かにシュンの言うとおり食べたいダンであった。
「俺があげたいと思ってるんだ、いいから口を開けろ」
「ぉ、俺があげたチョコだろうが///」
文句を言いながらも小さく口を開けたダンに、クスッと 笑うとチョコを食べさせるシュン
「ん……んまい」
「クスッ……ダンは食べ物食べてるとき幸せそうだな」
チョコの味を堪能するダンの笑みをみて、シュンも嬉しそうに表情が和らぐ
「ほら、次」
「シュンが食わなきゃ意味ねぇっての!」
そういうと、ダンは箱からチョコを取ると今度は自分がシュンの口へとチョコを食べさせる。
少し無理やりだったかもしれないが、素直に口を開けたシュンの口へとチョコを入れることはできたが、不意にダンの指がシュンの唇にふれ思わず手を引っ込めようとしたダンだったが、その前に腕を捕まれると指をシュンに舐められていく。丁寧に、ゆっくりと
「ッ///」
「ダン、もう一回」
「へ?」
なにがもう一回なのか、シュンの言っている意味が分からず首を傾げていたら、もう一度ダンから食べさせてほしいっと言ってきた
今先ほどシュンに指を舐められて恥ずかしいというのに、もう一度やれと!?
ダンはカァァと耳を赤くさせた
「ダン」
「ゎ、分かったよ///!」
シュンの瞳に見つめられ、つい言ってしまったダン。
先程と同様に、シュンへチョコを食べさせてあげる。
「こ、これで終わりだからな!」
「まだあるが?」
箱を指させば確かに中身はまだチョコはあるが、食べさせる動作事態恥ずかしいダンは「後は自分で食えよ///」とシュンの口へチョコを放り込むと、そっぽ向いてしまった
シュンはクスッと笑うとダンを呼ぶと、少しふてくされながらシュンの方を向くと、口の中に甘いチョコが
「……シュン?」
コロコロとチョコの味が広がる口内にシュンを見れば優しく頭を撫でられた。
それがなんだかくすぐったくて、嬉しくて気持ちがよくて目をつむるダン
「チョコ、ありがとうな」
「へへvvどういたしまして」
「お返し、来月楽しみにしてろ」
「おう!ホワイトデーは三倍返しらしいぜ」
「………変に期待されてもダンの三倍返しは無理だと思うがな」
「なんでだよ?」
「お前のことだ、三倍の甘いやつをくれとでもいうんだろ?」
「Σちげぇ!つか、どんだけ俺は甘いの好きになってんだよ!?」
実際甘いの好きだろうが……とシュンは思ったがあえて口にはださなかった
「俺はシュンから貰えたらなんでも嬉しいんだよ!!三倍返しってのは言葉のあやだ!」
つい勢い余っていってしまった!というような表情をしたダンは、カァァ///と赤くなると、その顔を隠すようにシュンに抱きつき胸板に顔を埋めてしまった
一方シュンはといえば、ダンから言葉のあやという言葉が出たことに少し、いやかなり意外をもっていた。
自分の腕の中で、丸まりながらグリグリ擦りよってくりダンにクスッと笑いながら、優しく髪を撫でていく。
「ダン」
「な、なんだよ///」
おずおずと顔を上げるダン。その表情は頬を少し赤くし、恥ずかしそうにシュンを見上げてきた。
「チョコ、食べさせてくれないか?」
ふわっと微笑むシュンに、ダンは小さく頷き箱の中からチョコを取ると先程のようにシュンに食べさせてあげた
「……甘いな」
そんな甘い光景を実は先程からずっと見ていたのが一人
ドラゴである。横から入ることはせず二人のやりとりを見ていたが、ダンから貰ったチョコより二人のやりとりの方が甘すぎるなと苦笑いしながらも二人のほんわかした空気にドラゴも嬉しかったのは言うまでもない
~おまけ~
「そういえば、ダン」
「なんだよ」
一粒、一粒シュンにチョコを食べさせてあげていくとシュンがふいに、あることを訪ねてきた。
「マルチョたちにもあげたのか?チョコ」
「あぁ、皆にも日頃の感謝ってやつであげたぜ?」
「……」
「?」
黙り込んでしまったシュンに首を傾げるダン。
そこにはお馴染みでなくては分からない僅かなシュンの表情の変化
「……シュン、もしかしなくても拗ねてるのか?」
「……少し、な」
そんなシュンにダンは突然抱きついてきた。
さすがに驚くシュンであったが、首元に擦りよってくるダンを不思議に思いながら背中に手を回したらダンが口を開く
「皆には感謝のチョコだけど、シュンのチョコは感謝の他に大切な俺の思いもこもってんだからな」
ニッと笑みをしながら、シュンと顔を合わしてきたダンにつられたのか、シュンも表情を和らげると、そっと口づけを交わした
終わり
~あとがき~
甘い、甘いです!
というかバレンタインは先週なのにどんだけ遅れてのアップだよΣ(゜□゜;)
でも、ダンを可愛く頑張りました!
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