ようこそ いらっしゃいました。日常生活から同人妄想(腐女子)を書いている管理人です。
爆丸のシュンダン及デジクロのキリタイに萌えてます!
一緒に萌をしましょう(笑)
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はい
初の・・・初の試み
デジクロでキリタイを書いてみました!!
ここで、ご注意
デジクロ キリタイを知らない方
同人要素がございます。BLです。
興味のない方などは読まれないほうがよいです。
読んでからの苦情は受け付けません。
なんか、知らないがキリタイにハマってしまった
やっぱり主人公に萌るんだよねvv
一応頑張って書いては見たんだが、やっぱキリハの性格とかタイキの性格とかが・・・
違うわぁ!!といわれそうだ(苦笑)
タイキ、少し落ち着きすぎたかな・・・・
ん~やっぱ最近ハマったからキャラの性格がよく分らん;;
しかもデジクロ三月で終わるとかあるし・・・ふっ、終わりかけのアニメにハマる私
さて、こちらの小説は同人要素がございます。
BL・女体化などといったのが嫌いな方・苦手な方・知らない方は読まれないほうがいいですよ?
初の・・・初の試み
デジクロでキリタイを書いてみました!!
ここで、ご注意
デジクロ キリタイを知らない方
同人要素がございます。BLです。
興味のない方などは読まれないほうがよいです。
読んでからの苦情は受け付けません。
なんか、知らないがキリタイにハマってしまった

やっぱり主人公に萌るんだよねvv
一応頑張って書いては見たんだが、やっぱキリハの性格とかタイキの性格とかが・・・
違うわぁ!!といわれそうだ(苦笑)
タイキ、少し落ち着きすぎたかな・・・・
ん~やっぱ最近ハマったからキャラの性格がよく分らん;;
しかもデジクロ三月で終わるとかあるし・・・ふっ、終わりかけのアニメにハマる私
さて、こちらの小説は同人要素がございます。
BL・女体化などといったのが嫌いな方・苦手な方・知らない方は読まれないほうがいいですよ?
デジクロ
キリタイ
VALENTINO
内容的には、三期の設定
今日は、2月14日バレンタインの日
この日に女性達は、好きな男性に想いを伝えるべく白熱したバトルが繰り広げられていた
「キャー!」
「待って!」
「私のチョコ受け取ってください!」
学校の放課後、白熱したバトルが繰り広げられていた。その追いかけられている人物はといえば
「恐い、恐い!」
「「ユウ様ァア!!」」
女性達が、必死扱いて追いかけている人物はこの学校に通う天野ユウだ。
さすがは優等生、追いかける女性達の人数は反発じゃない。
ユウは泣きながら、とある方向にいる人物に助けを求めた。その人物は――
「助けてください、タイキさんッ!」
「ん~……けど、逃げるのはよくないぞユウ?」
アハハと笑う彼は工藤タイキ。ユウはマジ泣きしながら未だに必死に逃げていた。
朝や休み時間などは対応していたのだが、さすがは放課後。他の生徒達もわらわらと集まり身の危険を感じたのだろう。この様に逃げていたユウ
それをタイキは大変そうだな~と眺めていた。
そして、その隣にはギャイギャイ騒ぐ人物が一人
「なんでユウばっかり」
顎に手を当て見事なふてくされ状態の彼は赤石タギル。どうやら朝から女子に追いかけ回されているユウに嫉妬しているのか、はたまたチョコを貰えず嫉妬しているのか?
「なんだタギル、不機嫌だな」
「そりゃそうっすよタイキさん!俺なんかチョコ一個も、一個も!貰えてないんですから!(泣)」
どうやらふてくされていたのは後者だったようだ。
「貰えてるだけでも羨ましいっつ~のに、逃げてんですよユウの奴」
「まぁ確かにな」
ハハッと笑いながらタイキは、再びユウに目を移す。そこには先程と変わりなく逃げ続けるユウがいた。
いい加減全部を受け取ればいいのにと苦笑いをこぼすタイキ。
すると、クロスローダーに入ってるシャウトモンが話しかけてきた。
『なぁタイキ、なんでユウは追いかけられてるだ?』
「ん?あぁ~今日2月14日はバレンタインっていって女子が男子にチョコをあげるんだよ」
「つまり、女子に沢山チョコを貰えるのは男として栄光の称号なんだ!」
『Σそうなのか!?』
タギルの称号という言葉に反応したシャウトモン。
そんな相棒に苦笑いをこぼしていたら、タギルが急に立ち上がり「男は動かにゃ貰えん!」などと言うと、あろう事か勇気があるというか女子に追いかけ回されているユウの中に入り込んでいった。
「女子の皆さん!ユウよりこの俺にチョコを!」
「「邪魔!!」」
「Σギャァァ!!」
「ぁ、吹き飛ばされた」
女子に吹き飛ばされたタギルを目で追いながら、やれやれと苦笑いをこぼすタイキであった。
***
あの後ようやく観念したユウは、全ての女子から大量のチョコを受け取りようやく帰路できた。
勿論大量のチョコをユウ一人持つなど無理なわけで、タイキとふてくされながらタギルは運ぶのを手伝っていた。
「それにしても凄いなユウ。当分チョコには困らないな」
「タイキさん;」
ハハッと笑うタイキにユウはチョコの処理に肩を落とす中タギルはタイキに一つ疑問をぶつけた。
「タイキさん、ユウの奴困りながら追いかけられてたのにいつもの『ほっとけない』がなかったですけど?」
そう、タイキの口癖『ほっとけない』が先程でなかったことに不思議さを感じたタギルは疑問をぶつけるとタイキは苦笑いしながら前に起きたことを話し出した。
「いやさ、前にもやっぱ友達がバレンタインで女子に追いかけ回されて助け求めてきたことあってよ、そんとき『ほっとけない!』ってんで女子達の立ちはだかったんだけど、さっきのタギルみたいに吹き飛ばされてさ」
ハハッと笑うタイキ。その後幼なじみのアカリに女子にとってバレンタインは大切な日なんだから相手が困っていてもそれを邪魔するのはダメ!!と強く念を押されたらしい。
げんに、その時女子に吹き飛ばされたタイキは少しバレンタインがトラウマになっていた(笑)
それだけ、その時女子の目が血走っていたという事だろう。
ユウの自宅につくと、手伝ってくれた御礼にお茶を用意しますと言ってくれたユウの誘いにタギルは、一目散にあがる中タイキは遠慮し自宅に帰ってしまった。
ゆっくりと歩いていく中、シャウトモンが話しかけてきた。
『なぁタイキ』
「ん?なんだシャウトモン」
『なんでユウ家あがらなかったんだ?』
いつものタイキなら上がるのに、今日のタイキがいつもと違うことに感じたシャウトモンは疑問を問いかけた
「ん~……特に意味はないんだけどさ」
そういうとタイキはそれっきり口を開くことはしなかった。
「ただいま~」
「あらお帰りタイキ」
自宅につくなりタイキは、部屋へと足を進める
「そうだ、タイキ!おやつなんだけど~……って、あら?聞いてないわね」
キッチンから少し声を上げ話す母親だったが、タイキから返答がなかったのにも関わらず、せかせか準備をしていった。
「ハァ~……」
『タイキ、お前なんか変だぜ』
「ん?なんでもないよ」
そういってタイキは部屋の扉を開け中に入ろうとしたが、静かに扉を閉めてしまった。
『タイキ?』
「……」
クロウローダーの中からシャウトモンは不思議そうに声をかけるが、当の本人タイキは眉間に皺を寄せ目尻に手をあてていた。
「ぁ~……気のせいだ。寧ろ幻覚?幻か?チョコの香りを大分吸ったせいか?」
意を決してタイキは再び扉を開けると、すぐ目の前に影が
「おい、何やってんだ」
「ッ!……やっぱ夢だ」
「……これでも夢といえるか?」
グニィ~!
「ふみまへぇん、ふぇんひつふぇす」
訳:すみません、現実です
タイキは目の前の人物に思いっきり頬を引っ張られ、素直に謝るとその人物は頬から手を離してくれた。
頬はかなり痛みがあったが、タイキはそれどころではなかった。
「……なんでココにお前がいんだよ。キリハ」
そう、部屋の中にいたのは今アメリカにいる筈の蒼沼キリハ。
数日前に久々の再会を果たしたのもつかぬ間ゆっくり話すこともできず、あの時はすぐにわかれてしまったが。
タイキは未だに痛む頬を撫でながらキリハにもう一度問いかけると同時に下からタイキの母親が階段を上がってきた。
「あらあら、廊下で何やってるの?」
「母さん」
「タイキ、キリハ君立たせてないで部屋に入れてあげなさいよ」
「いやいや、既にキリハ中にいたんですけど?」
「母さんがあがって待っててって言ったのよ」
そういうや否やタイキの母親は手に持っていたカップを部屋の中に置き、また下に降りていってしまった。
取りあえずキリハに座るよう言うとタイキは改まってキリハに問いかけた
「んで?なんで日本にきたんだよ、キリハ」
「用があったからだ」
「用?」
「タイキ」
「な、なんだよ」
「ここに座れ」
そういってキリハが指さしたのは自身の膝。
そこに座るようタイキに言う。しかも強制。
タイキは抗議するのも無駄だと長年の付き合いで分かっているのか溜息をつきながら、渋々キリハの膝上に座ることに
「座りましたよ~」
そういいながらタイキは寄りかかるように背中をキリハに預けるとタイキの腰に腕を回してきた
「……キリハ?」
「ほら」
そういってキリハは自身の荷物の中から一つの箱を取り出しタイキに渡してきた。
「……なに、コレ?」
「バレンタインのチョコだが」
「……なんで?」
「今日2月14日は好きな奴にあげる日だろ」
「ぃゃ、まぁ~そうだけど」
中々手にしようとしないタイキに彼の手を握りしめ箱を触らせるキリハ
「……」
「日本じゃ、女性から男性だがアメリカじゃ逆で男性から好きな奴に渡すらしい。まぁチョコじゃないがな」
「……これ俺に渡すためにわざわざアメリカから来たのかよ?」
「クロウローダーを使えば、以外と楽だったがな」
「そう、じゃなくて」
「いいから食え」
相変わらずの口調のキリハにタイキは、目の前にある箱をゆっくりと開けていく。
中身はキリハの言ったとおりチョコが
「……」
「食べないのか?」
「ぁ、いや」
中々食べないタイキに一つ溜息をつくと、キリハは一粒チョコを取るとタイキの口元へと持って行く
「ほら」
「へっ?」
「食べさせてやるから口開けろ」
「じ、自分で食べる……んぅ!」
最後までいい終わるより先にキリハはタイキの口へ手にとってチョコを放り込む
「むぐむぐ」
「どうだ?」
「ゴクッ……美味しい」
「そうか、ほら」
「いやいや自分で食べるから」
再度チョコを手にとり食べさせようとするキリハにタイキは振り向けば、そこには妖笑したキリハが目に入った
「ッ///」
「タイキ、口あけろ」
「ん」
素直に口をあけるタイキに満足しながら、二つ目のチョコをタイキの口へと運ぶ。
口の中で、むぐむぐさせるタイキを見て満足しながら手についてチョコを軽く舐めとるキリハを見て、見惚れてしまうタイキ
「///」
「なんだ?」
「な、なんでもない///」
ぷいっと顔を逸らすタイキだったが、頬が赤いのはキリハにはバレバレであって……
「タイキ」
「な、なんだよ///」
「ほら次のチョコ」
タイキは未だ赤い顔をしながら、キリハの方を向きながら口をあければ三個目のチョコが
すると、タイキは箱の中にあるチョコを一粒取るとキリハの方へと体をむける。
「キリハ、口あけろ」
「なんでだ?」
「美味しいのは一人より皆、だろ?」
「俺が上げたやつだろうが」
苦笑いをするキリハにタイキは無理やりチョコを放り込む
「……」
「うまい?」
「……甘いな」
「俺は美味かったぜ」
ニッと笑みをするタイキに、つられたのかキリハも表情を緩める
するとタイキは体制をキリハの方へと向けぎゅっと抱きついてきた
「タイキ?」
「チョコ、ありがとうな」
「どういたしまして」
ゆっくりとタイキの髪をなでていたら、キリハの背中にタイキの腕が回ってきた
「……いっとくけど、俺からのチョコないからな」
「来月お返ししてくれるんだろ?」
さも同然のように言うキリハにタイキはふてくされながら、口を開く
「……キリハはずりぃ」
「急になんだ?」
「この前だって、急に現れて今日だって、さ」
前回突然現れた事に驚いたのに今日また突然きたキリハにどうやらご立腹なのか、タイキはふてくされた声を出していた
「今日のはタイキにチョコを渡したくてな、わざわざ学校休んできたんだが?」
「いやいや、休むなよ」
キリハの発言に突っ込みをいれながら顔をあげたタイキ。するとすぐ目の前にキリハの顔があり、そのまま唇にキリハのが重なった。
「ん、ぅ」
最初は軽く、ゆっくりと深いキスへと変わり最後に舌を二、三回絡め取り互いの唇が離れた
「キ、リハ///?」
「甘い、な」
タイキの唇に指をあて、そっとタイキをベッドへと横にする。
「今回は、邪魔者がいない」
「へ?」
そういうや否やキリハは再びタイキと唇を交わす。
初めから深いキスと舌の絡め合い。タイキは無意識にギュッとキリハの服を掴み深いキスに酔いしれていく
クチュッ
ピチャッ
何度も絡め合う音が部屋に響きタイキの頬には含みきれなかった液が伝う。
「んぅ///……はっ、ふぁ」
長い口付けに耐えきれなくなったのかタイキは弱々しく離してほしいとキリハの衣服をひっぱる。
すると、キリハはゆっくりと唇を離していく
「ハァ、ハァッ///……んぅ」
「タイキ」
「キリハぁ///」
潤んだ瞳をするタイキに、妖笑をしながらゆっくり頬を撫でていくキリハ
久しぶりの温もりとキスにタイキの我慢していた欲が込みあがってきている事をキリハは気付いていた。
同時に自分の欲、も……
再びタイキとキスを交わそうとした瞬間
『そこまでにしろよ、キリハ』
「Σ!?///」
「シャウトモン、か」
突然クロウローダーの中から声を出すのはシャウトモン。
タイキはすっかり忘れていたようで、今の行動を見られたと思うとカァァ!と赤くなっていた。
一方キリハは平然としながらも眉間に皺が寄っていた
『いつまでタイキの上にのってんだ』
「別に構わないだろうが」
『駄目だ!』
「うるさい、少し黙ってろ」
そういうとキリハはタイキのクロウローダーを自身のカバンの中に放り込んでしまった
「ちょ、おい!キリハ!」
「もう少し堪能させろ」
そういうとキリハは再びタイキにキスを交わそうとしたが、タイキの手により阻止されてしまった
「……何のまねだ?」
「ッ///………チョコ食わせろ」
「ハァ~」
キリハは重い溜息を一つすると、タイキを起こし先程と同様にチョコを食べさせる。
「キリハ」
「なんだ」
「本当、はさ……キリハにチョコ用意しようかなって思ったんだ。けど中々会えないし、キリハあんま連絡とかもないから、その」
どんどん小さくなるタイキに、そっと抱きしめるキリハ
「なら、来年お前からチョコ寄越せ。そしたら次の月俺からお前にお返しする。」
「キリハ……ん、約束」
微笑むタイキを見て、優しく髪を撫でればくすぐっそうな表情をする姿を見てキリハもつられて表情が和らいでしまう
甘いバレンタイン
離れていた分、その寂しさをいっぱい相手の温もりで幸せな気分をいっぱいにしよう
~おまけ~
「なぁキリハ」
「なんだ」
「さっきいった邪魔者って、なんのことだ?」
「お前の周りにチョロチョロいたガキンチョとユウの事だ」
「ガキンチョって;」
「人前じゃタイキは甘えてこないからな」
「ッ///!!」
おわり
キリタイ
VALENTINO
内容的には、三期の設定
今日は、2月14日バレンタインの日
この日に女性達は、好きな男性に想いを伝えるべく白熱したバトルが繰り広げられていた
「キャー!」
「待って!」
「私のチョコ受け取ってください!」
学校の放課後、白熱したバトルが繰り広げられていた。その追いかけられている人物はといえば
「恐い、恐い!」
「「ユウ様ァア!!」」
女性達が、必死扱いて追いかけている人物はこの学校に通う天野ユウだ。
さすがは優等生、追いかける女性達の人数は反発じゃない。
ユウは泣きながら、とある方向にいる人物に助けを求めた。その人物は――
「助けてください、タイキさんッ!」
「ん~……けど、逃げるのはよくないぞユウ?」
アハハと笑う彼は工藤タイキ。ユウはマジ泣きしながら未だに必死に逃げていた。
朝や休み時間などは対応していたのだが、さすがは放課後。他の生徒達もわらわらと集まり身の危険を感じたのだろう。この様に逃げていたユウ
それをタイキは大変そうだな~と眺めていた。
そして、その隣にはギャイギャイ騒ぐ人物が一人
「なんでユウばっかり」
顎に手を当て見事なふてくされ状態の彼は赤石タギル。どうやら朝から女子に追いかけ回されているユウに嫉妬しているのか、はたまたチョコを貰えず嫉妬しているのか?
「なんだタギル、不機嫌だな」
「そりゃそうっすよタイキさん!俺なんかチョコ一個も、一個も!貰えてないんですから!(泣)」
どうやらふてくされていたのは後者だったようだ。
「貰えてるだけでも羨ましいっつ~のに、逃げてんですよユウの奴」
「まぁ確かにな」
ハハッと笑いながらタイキは、再びユウに目を移す。そこには先程と変わりなく逃げ続けるユウがいた。
いい加減全部を受け取ればいいのにと苦笑いをこぼすタイキ。
すると、クロスローダーに入ってるシャウトモンが話しかけてきた。
『なぁタイキ、なんでユウは追いかけられてるだ?』
「ん?あぁ~今日2月14日はバレンタインっていって女子が男子にチョコをあげるんだよ」
「つまり、女子に沢山チョコを貰えるのは男として栄光の称号なんだ!」
『Σそうなのか!?』
タギルの称号という言葉に反応したシャウトモン。
そんな相棒に苦笑いをこぼしていたら、タギルが急に立ち上がり「男は動かにゃ貰えん!」などと言うと、あろう事か勇気があるというか女子に追いかけ回されているユウの中に入り込んでいった。
「女子の皆さん!ユウよりこの俺にチョコを!」
「「邪魔!!」」
「Σギャァァ!!」
「ぁ、吹き飛ばされた」
女子に吹き飛ばされたタギルを目で追いながら、やれやれと苦笑いをこぼすタイキであった。
***
あの後ようやく観念したユウは、全ての女子から大量のチョコを受け取りようやく帰路できた。
勿論大量のチョコをユウ一人持つなど無理なわけで、タイキとふてくされながらタギルは運ぶのを手伝っていた。
「それにしても凄いなユウ。当分チョコには困らないな」
「タイキさん;」
ハハッと笑うタイキにユウはチョコの処理に肩を落とす中タギルはタイキに一つ疑問をぶつけた。
「タイキさん、ユウの奴困りながら追いかけられてたのにいつもの『ほっとけない』がなかったですけど?」
そう、タイキの口癖『ほっとけない』が先程でなかったことに不思議さを感じたタギルは疑問をぶつけるとタイキは苦笑いしながら前に起きたことを話し出した。
「いやさ、前にもやっぱ友達がバレンタインで女子に追いかけ回されて助け求めてきたことあってよ、そんとき『ほっとけない!』ってんで女子達の立ちはだかったんだけど、さっきのタギルみたいに吹き飛ばされてさ」
ハハッと笑うタイキ。その後幼なじみのアカリに女子にとってバレンタインは大切な日なんだから相手が困っていてもそれを邪魔するのはダメ!!と強く念を押されたらしい。
げんに、その時女子に吹き飛ばされたタイキは少しバレンタインがトラウマになっていた(笑)
それだけ、その時女子の目が血走っていたという事だろう。
ユウの自宅につくと、手伝ってくれた御礼にお茶を用意しますと言ってくれたユウの誘いにタギルは、一目散にあがる中タイキは遠慮し自宅に帰ってしまった。
ゆっくりと歩いていく中、シャウトモンが話しかけてきた。
『なぁタイキ』
「ん?なんだシャウトモン」
『なんでユウ家あがらなかったんだ?』
いつものタイキなら上がるのに、今日のタイキがいつもと違うことに感じたシャウトモンは疑問を問いかけた
「ん~……特に意味はないんだけどさ」
そういうとタイキはそれっきり口を開くことはしなかった。
「ただいま~」
「あらお帰りタイキ」
自宅につくなりタイキは、部屋へと足を進める
「そうだ、タイキ!おやつなんだけど~……って、あら?聞いてないわね」
キッチンから少し声を上げ話す母親だったが、タイキから返答がなかったのにも関わらず、せかせか準備をしていった。
「ハァ~……」
『タイキ、お前なんか変だぜ』
「ん?なんでもないよ」
そういってタイキは部屋の扉を開け中に入ろうとしたが、静かに扉を閉めてしまった。
『タイキ?』
「……」
クロウローダーの中からシャウトモンは不思議そうに声をかけるが、当の本人タイキは眉間に皺を寄せ目尻に手をあてていた。
「ぁ~……気のせいだ。寧ろ幻覚?幻か?チョコの香りを大分吸ったせいか?」
意を決してタイキは再び扉を開けると、すぐ目の前に影が
「おい、何やってんだ」
「ッ!……やっぱ夢だ」
「……これでも夢といえるか?」
グニィ~!
「ふみまへぇん、ふぇんひつふぇす」
訳:すみません、現実です
タイキは目の前の人物に思いっきり頬を引っ張られ、素直に謝るとその人物は頬から手を離してくれた。
頬はかなり痛みがあったが、タイキはそれどころではなかった。
「……なんでココにお前がいんだよ。キリハ」
そう、部屋の中にいたのは今アメリカにいる筈の蒼沼キリハ。
数日前に久々の再会を果たしたのもつかぬ間ゆっくり話すこともできず、あの時はすぐにわかれてしまったが。
タイキは未だに痛む頬を撫でながらキリハにもう一度問いかけると同時に下からタイキの母親が階段を上がってきた。
「あらあら、廊下で何やってるの?」
「母さん」
「タイキ、キリハ君立たせてないで部屋に入れてあげなさいよ」
「いやいや、既にキリハ中にいたんですけど?」
「母さんがあがって待っててって言ったのよ」
そういうや否やタイキの母親は手に持っていたカップを部屋の中に置き、また下に降りていってしまった。
取りあえずキリハに座るよう言うとタイキは改まってキリハに問いかけた
「んで?なんで日本にきたんだよ、キリハ」
「用があったからだ」
「用?」
「タイキ」
「な、なんだよ」
「ここに座れ」
そういってキリハが指さしたのは自身の膝。
そこに座るようタイキに言う。しかも強制。
タイキは抗議するのも無駄だと長年の付き合いで分かっているのか溜息をつきながら、渋々キリハの膝上に座ることに
「座りましたよ~」
そういいながらタイキは寄りかかるように背中をキリハに預けるとタイキの腰に腕を回してきた
「……キリハ?」
「ほら」
そういってキリハは自身の荷物の中から一つの箱を取り出しタイキに渡してきた。
「……なに、コレ?」
「バレンタインのチョコだが」
「……なんで?」
「今日2月14日は好きな奴にあげる日だろ」
「ぃゃ、まぁ~そうだけど」
中々手にしようとしないタイキに彼の手を握りしめ箱を触らせるキリハ
「……」
「日本じゃ、女性から男性だがアメリカじゃ逆で男性から好きな奴に渡すらしい。まぁチョコじゃないがな」
「……これ俺に渡すためにわざわざアメリカから来たのかよ?」
「クロウローダーを使えば、以外と楽だったがな」
「そう、じゃなくて」
「いいから食え」
相変わらずの口調のキリハにタイキは、目の前にある箱をゆっくりと開けていく。
中身はキリハの言ったとおりチョコが
「……」
「食べないのか?」
「ぁ、いや」
中々食べないタイキに一つ溜息をつくと、キリハは一粒チョコを取るとタイキの口元へと持って行く
「ほら」
「へっ?」
「食べさせてやるから口開けろ」
「じ、自分で食べる……んぅ!」
最後までいい終わるより先にキリハはタイキの口へ手にとってチョコを放り込む
「むぐむぐ」
「どうだ?」
「ゴクッ……美味しい」
「そうか、ほら」
「いやいや自分で食べるから」
再度チョコを手にとり食べさせようとするキリハにタイキは振り向けば、そこには妖笑したキリハが目に入った
「ッ///」
「タイキ、口あけろ」
「ん」
素直に口をあけるタイキに満足しながら、二つ目のチョコをタイキの口へと運ぶ。
口の中で、むぐむぐさせるタイキを見て満足しながら手についてチョコを軽く舐めとるキリハを見て、見惚れてしまうタイキ
「///」
「なんだ?」
「な、なんでもない///」
ぷいっと顔を逸らすタイキだったが、頬が赤いのはキリハにはバレバレであって……
「タイキ」
「な、なんだよ///」
「ほら次のチョコ」
タイキは未だ赤い顔をしながら、キリハの方を向きながら口をあければ三個目のチョコが
すると、タイキは箱の中にあるチョコを一粒取るとキリハの方へと体をむける。
「キリハ、口あけろ」
「なんでだ?」
「美味しいのは一人より皆、だろ?」
「俺が上げたやつだろうが」
苦笑いをするキリハにタイキは無理やりチョコを放り込む
「……」
「うまい?」
「……甘いな」
「俺は美味かったぜ」
ニッと笑みをするタイキに、つられたのかキリハも表情を緩める
するとタイキは体制をキリハの方へと向けぎゅっと抱きついてきた
「タイキ?」
「チョコ、ありがとうな」
「どういたしまして」
ゆっくりとタイキの髪をなでていたら、キリハの背中にタイキの腕が回ってきた
「……いっとくけど、俺からのチョコないからな」
「来月お返ししてくれるんだろ?」
さも同然のように言うキリハにタイキはふてくされながら、口を開く
「……キリハはずりぃ」
「急になんだ?」
「この前だって、急に現れて今日だって、さ」
前回突然現れた事に驚いたのに今日また突然きたキリハにどうやらご立腹なのか、タイキはふてくされた声を出していた
「今日のはタイキにチョコを渡したくてな、わざわざ学校休んできたんだが?」
「いやいや、休むなよ」
キリハの発言に突っ込みをいれながら顔をあげたタイキ。するとすぐ目の前にキリハの顔があり、そのまま唇にキリハのが重なった。
「ん、ぅ」
最初は軽く、ゆっくりと深いキスへと変わり最後に舌を二、三回絡め取り互いの唇が離れた
「キ、リハ///?」
「甘い、な」
タイキの唇に指をあて、そっとタイキをベッドへと横にする。
「今回は、邪魔者がいない」
「へ?」
そういうや否やキリハは再びタイキと唇を交わす。
初めから深いキスと舌の絡め合い。タイキは無意識にギュッとキリハの服を掴み深いキスに酔いしれていく
クチュッ
ピチャッ
何度も絡め合う音が部屋に響きタイキの頬には含みきれなかった液が伝う。
「んぅ///……はっ、ふぁ」
長い口付けに耐えきれなくなったのかタイキは弱々しく離してほしいとキリハの衣服をひっぱる。
すると、キリハはゆっくりと唇を離していく
「ハァ、ハァッ///……んぅ」
「タイキ」
「キリハぁ///」
潤んだ瞳をするタイキに、妖笑をしながらゆっくり頬を撫でていくキリハ
久しぶりの温もりとキスにタイキの我慢していた欲が込みあがってきている事をキリハは気付いていた。
同時に自分の欲、も……
再びタイキとキスを交わそうとした瞬間
『そこまでにしろよ、キリハ』
「Σ!?///」
「シャウトモン、か」
突然クロウローダーの中から声を出すのはシャウトモン。
タイキはすっかり忘れていたようで、今の行動を見られたと思うとカァァ!と赤くなっていた。
一方キリハは平然としながらも眉間に皺が寄っていた
『いつまでタイキの上にのってんだ』
「別に構わないだろうが」
『駄目だ!』
「うるさい、少し黙ってろ」
そういうとキリハはタイキのクロウローダーを自身のカバンの中に放り込んでしまった
「ちょ、おい!キリハ!」
「もう少し堪能させろ」
そういうとキリハは再びタイキにキスを交わそうとしたが、タイキの手により阻止されてしまった
「……何のまねだ?」
「ッ///………チョコ食わせろ」
「ハァ~」
キリハは重い溜息を一つすると、タイキを起こし先程と同様にチョコを食べさせる。
「キリハ」
「なんだ」
「本当、はさ……キリハにチョコ用意しようかなって思ったんだ。けど中々会えないし、キリハあんま連絡とかもないから、その」
どんどん小さくなるタイキに、そっと抱きしめるキリハ
「なら、来年お前からチョコ寄越せ。そしたら次の月俺からお前にお返しする。」
「キリハ……ん、約束」
微笑むタイキを見て、優しく髪を撫でればくすぐっそうな表情をする姿を見てキリハもつられて表情が和らいでしまう
甘いバレンタイン
離れていた分、その寂しさをいっぱい相手の温もりで幸せな気分をいっぱいにしよう
~おまけ~
「なぁキリハ」
「なんだ」
「さっきいった邪魔者って、なんのことだ?」
「お前の周りにチョロチョロいたガキンチョとユウの事だ」
「ガキンチョって;」
「人前じゃタイキは甘えてこないからな」
「ッ///!!」
おわり
PR
// この記事にコメントする //
コメントありがとうございます。
初めまして保史様
キリタイ小説ハマっていただけて嬉しいです!
いいですよねキリタイvv私もハマってついには自分で萌というなの塊をアップしてしまった程です(笑)
アニメ終わって一年という月日はたってしまいましたがキリタイというなの萌は永遠と拳を握りしめて叫びます!
コメントありがとうございましたv
キリタイ小説ハマっていただけて嬉しいです!
いいですよねキリタイvv私もハマってついには自分で萌というなの塊をアップしてしまった程です(笑)
アニメ終わって一年という月日はたってしまいましたがキリタイというなの萌は永遠と拳を握りしめて叫びます!
コメントありがとうございましたv