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ようこそ いらっしゃいました。日常生活から同人妄想(腐女子)を書いている管理人です。 爆丸のシュンダン及デジクロのキリタイに萌えてます! 一緒に萌をしましょう(笑) ブログに掲載されている画像や文章の無断持ち出し、転載、複製は硬くお断りしますのでどうぞご理解よろしくお願いいたします。
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2025/09/05 (Fri)                  [PR]
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2011/08/05 (Fri)                  爆丸-二期-「魅力と自信」2/2
どうあっても文字数がオーバだと出てしまうので仕方なしに小説アップを2つに分かれせた。
ちょっと不服・・・おかしいな
これ以上長いやつは入ったのに??
入るときと入らないときでもあんのか???

 

「ようこそ!ここは夢の国!」

 

「最後まで思う存分楽しんでいってください!」

 

到着するなり開いた口が閉じないダン。それはそうだろ目的地についたそうそうここのスタッフなのだろうが着ている服がどう表現したらいいか分からないくらいゴシックのフリフリな服を着ていたから。

右を見ればなんだかどこかのアニメのキャラが着てそうな服を着ている女性スタッフ。

そして極めつけはここのパークの名・・・『腐女子の夢の国』

ダンは思った。この名をつけた人はきっと酔った勢いでつけたに違いない。
そうであってほしいと本当に願っていた。

ミラに引きずられながら案内された部屋。そこに数々の服が勢ぞろいしていた。

 

「うわぁ!凄い」

 

「うげぇ;」

 

「ちょっとダン!テンション下がるからその反応やめてよ」

 

「どうせなら下がってほしい;」

 

げんなりしているダンに対しすっかりハイテンションのミラ。どれをダンに着させようか物凄い楽しそうだ。

ダンは見る気もないのか壁に寄りかかり、再度あたりの服を見る。

どれもこれも可愛いものばかり

 
『ハァ~こんなの着たって似合うわけねぇし・・・ミラは、あぁいうけど』

 

未だに自分の魅力が分からないダンは女の子らしい服装より動きやすいボーイッシュの服の方が自分にはあってる。

着たって周りには変に心配されるだけだろうし。

重い溜息をついていたら、上機嫌でミラが戻ってきた。手には沢山の服装と共に・・・

 

「さぁダン!着替えるわよ」

 

「マジで着るのか?」

 

「当たり前でしょ!それに無料で写真も撮ってくれるらしわよvさぁ着替えた着替えた!」

 

背中を押されいやいやながら更衣室に入るダン。渡された服装に溜息をつきながら、もうどうとてもなれといわんばかりに着替えを始めた。

 

***

 
「ダン?着替えおわったぁ?」

「ちょ、ちょっと待って!あれぇ?」

 

「大丈夫?」

 

「これ着替えずらいんだよ!・・・終わったぜ」

 

「んじゃ開けるわよ~」

 

扉を開け目に飛びこんできたのは、シンプルながらも涼しげなワンピースを着たダンの姿。ミラは満面の笑みになるとダンを更衣室から出し、化粧台に座らせた。

あれよあれよという間に軽く化粧もされ最後にウィッグもつけられ髪の長い自分が鏡に映ったことにダンは言葉を失った。

 

「やっぱりダンったら似合うわ!さぁ写真撮るわよ!!」

 

上機嫌に写真撮影されていくダン。なにやら呆然としながら次はこれよ!と次の服を渡された。なんだか着せ替え人形のようだ・・・と渡れた服を素直に着ている自分に驚いていた。

次にミラが渡したのはメイド服。なんでメイド服なのかミラがいうにはデザインが可愛かったから!だそうだ。

ダンはポニーテールのウィッグをつけられ再び写真撮影。これを永延と続けお昼になった頃には十数枚撮られていた。

テーブルにグッタリしながらダンはやっと解放されたのか・・・?淡い期待を胸にお昼を食べていたがそうやすやすと今のハイテンション化したミラを止めることは不可能。

午後は普段着を着るわよ!!と発言したミラに午前の服はミラの趣味か!?と思うくらい午前の服はとても普段着に着るような服ではなかったからだ・・・

 

「そういえばダン。なんで頑なに女の子の服装着るの嫌がってるの?」

 

「へっ?」

 

「ほら、アルファシティでの時。女の子の服着るくらいならバトルには出ない!って言ってたじゃない。あそこまで拒否るなんて相当だと思って」

 

するとダンは持っていた箸を置き、顔を伏せてしまった。

聞いちゃいけない事を聞いてしまったか?とミラは無理言わなくてもいいと言おうとしたら先にダンが口をひらく

 

「ミラだって分かるだろ。俺が女の服着たって変じゃんかよ」

 

「そうでもないわよ?現に午前中のダンすごく可愛かったし」

 

「・・・」

 

喜んで言いのか悪いのか。複雑なダンは言葉を続ける

 

「そういってくれるのは嬉しい、けどでもやっぱ着るのには抵抗あるんだよ」

 

「・・・その先は私が聞いてもいいこと?」

 

「別にたいしたことじゃないけどさ。昔女の子ってだけで馬鹿にされてさ。なら男の格好すれば気持ちも力も強くなれるんじゃないかって・・・まぁそんな事が積み重なって今の俺がいるって感じかな」

 

ハハッと笑うダンだが、その表情はなんだか悲しげだった。

 

「ダン、貴方は自分の魅力に自信を持っていいと思うわよ」

 

「魅力って・・・」

 

「だって同姓の私はダンすごく可愛いと思う。まぁ最初は男の子って勘違いしてたけど。でもダンってある事に関しては凄く可愛いって思うもの」

 

「ある事?」

 

なんだよそれ?と首を傾げながら聞くとミラはニコニコしながらある人物の名を言った

 

「シュンの前ではすごく可愛いじゃない」

 

「Σッ!?///」

 

シュンという名にダンは頬を赤くし目を見開く。そんな表情にやっぱり可愛いと思うミラ。

ダンはシュンの前だけは、すごく女の子らしい感情がよく出ているとミラは気付いていた。本人はそんなの微塵にも出してはいないだろうが。

 

「シュンの前では凄く恋してる目だもの。ダンって」

 

「ッ///」

 

「フフッvそれにシュンとデートするとき女の子の服持っていて損はないって前にもいったじゃない」

 

「も、持ってたって着ないし。俺・・・」

 

どうも納得しないダンにミラはどうしたものかと塞ぎこんでしまったダンの頭をかるく撫で落ち着かせる。

 

「ダン、自信もってみたら?シュンだってダンの女の子の服装可愛いて言ってたじゃない」

 

「それは、その///」

 

すっかり赤くなってしまったダンにミラは嬉しそうに笑みをし午後の服選び再開よ!!と気合をいれて再びダンを引っ張っていく。

午後は確かに普段着のばかりであったが、どれもこれもダンが一度も着たことのない服ばかり。抵抗感はあったが後半になれば慣れたのか着替えはスムーズになっていた。

結局写真の数は大量の割に買った服は3着程度。値段が値段なだけにそんなには買えないがミラは満足していた。

 

「さっ帰りましょダン」

 

「ぉぅ」

 

ダンの手には今日買った服が。これを着る機会なんてあるのかな?と思いながらもミラがせっかく選んでくれば服なのだから着ないと申し訳ないといった気持ちがダンの心にあった。

  

『シュン・・・お前はこれを着た俺のこと、また似合うって言ってくれる?』

 

 ワンダーレボリューションに残っているシュンを思い出しながらダンは空を見上げた。

 

 

おわり


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