ようこそ いらっしゃいました。日常生活から同人妄想(腐女子)を書いている管理人です。
爆丸のシュンダン及デジクロのキリタイに萌えてます!
一緒に萌をしましょう(笑)
ブログに掲載されている画像や文章の無断持ち出し、転載、複製は硬くお断りしますのでどうぞご理解よろしくお願いいたします。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
どうも
休み明けの妄想は、思いっきり過ぎてしまったハロウィン妄想です(苦笑)
しかも今日の妄想は、バリダンを書いてみた!
いや~先月のハロウィン日、月が赤いのを見まして その光景に思わず・・・・「バリオディウス!!」って意味不明な妄想ができました。
それに、ハロウィンの日って目に見えない門が出るらしい・・・この世と霊界との行き来ができるとかなんとか・・・
そんな事を知り、思わずディウスの妄想書きてぇ!となった訳です。はい
ハロウィンは思いっきり過ぎてしまいましたが;;;
さて、これより先は同人要素、妄想でございます。
爆丸 バリダン妄想ですので、BLが嫌いな方・少し微が嫌いな方・少しグロっちぃ~のが嫌いな方・バリダンが嫌いな方・知らない方・苦手な方は静かにページを閉じてください。
そんな妄想、萌だぁ!という方のみどうぞ
一応ハロウィン意識しての妄想です(苦笑)
爆丸
バリダン
ハロウィン妄想
設定的には、三期終了後の話
少し、グロかったり微があったりと色々妄想書いたりしてますので苦手な方はページを閉じてください。
今日10月31日は、ハロウィンの日
仮装したり、お菓子を食べたりと楽しむ一日
しかし、ハロウィンという一日は『門』が開かれるとも言われている
「今日はハロウィンだ!」
何故か気合いを入れながら部屋の中で行ったりきたりするダンにドラゴは呆れながらも羽はピコピコと動いていた。
「相変わらず落ち着きがないな、ダン」
「なんだよ、そういうドラゴだって楽しみだろ?ハロウィン」
ニッと満面の笑みをするダンに、そうだなとドラゴ。
なんだかんだでドラゴ自身今日のハロウィンを楽しみにしているのだ。
前に住んでいたバトル街では、大々的にしてはいなかったハロウィンも、ここBBタウンでは大掛かりにイベントを行うようでお菓子を貰えるとあってダンは楽しみなのだ。
「へへっ!よし、こんなもんかな」
「中々似合ってるぞ、ダン」
「まぁな!んで、これはドラゴに」
そういってダンは、手に持っていたのをドラゴの頭につけた。
「似合うぜ、ドラゴ!」
「そうか?」
そういってドラゴは鏡を見て自身を確認した。
ダンが付けてくれたのはミニチュアな吸血鬼が被るような黒いハット帽子。ちなみにママさんの手作りでもある。
反対にダンは、軍人のような仮装だ。
「へへっ、んじゃ行こうぜドラゴ!」
「あぁ」
ダンとドラゴは街へと走り出す。
外を出れば沢山の人が仮装し、お菓子を貰っていた。その光景に圧倒されながらも、自分達もハロウィンを楽しむことに。
色々な家へと赴き、トリックオアトリートとお菓子を貰っていく。
そして、夜も更けダンとドラゴはある場へと足を運ぶ
そこは、ダンが通うスクール
「おぉ~皆色んな格好してんな~」
学校につけば、沢山の子ども達が集まっていた。
「ヘェイ、ダーリン」
「兄貴!」
「おぉ!ジュリーにジェイク」
自分を呼ぶ声に気づき、そちらを向けばジェイクとジュリーだった。
二人も見事仮装していた。
ジュリーは髪を蛇のように作り上げた魔女の仮装
ジェイクは体型を生かし、ミイラ男の仮装
「二人とも似合ってるじゃんか」
「ダーリンも中々ね!」
「細かく血のペイントまでしてんだな」
「あぁ、母さんが気合い入れてやってくれたからな」
和気あいあいと話していると、ダンはある物に気付いた。
「所で二人して首からかけてるソレなんだよ?」
そういってダンが指さしたのは、二人の首からぶら下がるネックレス
「これですかぁ?」
「兄貴まだ貰ってなかったのか?」
「?」
何のことだ?と首を傾げていると二人が説明してくれた。
昼間、沢山の家でお菓子をもらった後子ども達はココ学校へ集まることになっているのだが、その時必ずこのネックレスを首から下げることになっているのだ。
赤い、石のネックレスを
「なんで、んなもの一々さげんだよ」
「それはですね~、ハロウィンは楽しいイベントだけではないからでぇす」
「は?」
ハロウィンは菓子とか食べたり仮装したり楽しむものだろ?とダンは不思議に思っていたら、ハロウィンの日10月31日はこの世と霊界との間に目に見えない「門」が開き、自由に行き来出来る日でもあるらしい。
そんな霊達に乗り移られないように子ども達は仮装するのだが時たまに、その門を誤って潜ってしまう子ども達がいる。
この世にいる時であれば、この様に仮装していれば霊に体を乗り移られることはない。だが、霊界に一歩足を踏み入れたりなどすればいくら仮装していても、生きてる魂と死んだ魂は違いがあり、霊達にすぐ気付かれてしまう。
誤って門を潜らないよう、霊達に気付かれないよう、そうならない為に、この様に夜のハロウィンは赤い石のネックレスを首からぶら下がるのだ。
「だから、皆ネックレスをつけているのでぇす!」
「あっちで配ってから兄貴も貰ってきな」
「ぁ、あぁ」
二人に言われ取りあえず貰いにいったダンではあったが、やはり男の自分がネックレスというのがどうも抵抗があるらしく手っ取り早く腕に適当に着けることにした。
「まぁ、こんなんでもいいだろ」
「それにしても、住む地域によってハロウィンの楽しみ方は違ってくるものだな」
「だな」
ハハッと苦笑いを零すと、ダンはふいに空を見上げた。
そこには夜の暗い空に、いつもは明るく照らす月の光が「赤く」光っていた
「赤い、月」
その赤い月に、ダンは少し魅入っていた。
すると、ダンは突然ある方向へ体を向けたと思いきや、ゆっくりと歩き出す。
その事にドラゴは「どうした?」と訪ねるがダンからは返事がなかった。
「おいダン!」
「……」
「ダン!」
「……ぇ、ぁっ!ドラゴ?」
「やっと返事したか」
「ぇ、もしかしてずっと呼んでたのか?」
「まったく、無視とかのレベルじゃなかったぞ」
「ぁ、ハハッ。わりぃわりぃ、なんかさ……」
「なんか、とは?」
「その、なんかこの先に知ったナニかあった気ぃして」
そういって、ダンがみる先は暗い校舎の中
だが、あまり皆と離れるのはよくない。
ドラゴは皆の所へ戻ろうと言い、ダンは頷くと元の場へ戻ることに
「あれ?」
「なんだか……」
「異様に暗くないか、ドラゴ」
「確かに、さっきまで明るく電気などで照らしていたのだが、暗くしたのか?」
元の場所に戻ってみれば、周りは薄暗く先程とはうって変わって違った印象をうけてしまったダンとドラゴ。
だが、ハロウィンというイベントだからだろうと一歩足を踏み入れようとした瞬間異様な気配に気づきドラゴはダンを止めた。
「ど、どうしたんだよドラゴ」
「回りをみてみろ」
「へ?」
そう言われ回りを見ると、そこにはかなり力の入った仮装しているのがうじゃうじゃといた。
「な、なんか皆気合い入りすぎてねぇか?」
「……」
「ドラゴ?」
『貴様、生き人……か?』
「「!?」」
突然低く、精気を感じない声にダンとドラゴは驚き後ろを振り向く。
そこには、まるで本当の死人の様なミイラが立っていた。
「ッ!?」
あまりの迫力にダンは声を失ってしまった。
『ぃゃ、違う……か』
そう言うとミイラは、わらわらと沢山の人ごみの中へと消えていった。
数秒後、ダンは全身の力が抜けてしまい地にへたり込んでしまった。
「び、ビビったぁ~……なんだよアレ。リアルすぎだろ」
ハァ~とため息をつくと、ドラゴはある事に気付いた。
「おいダン、おかしいぞ」
「なにが」
「全員、例の赤いネックレスをつけていない」
そう言われダンは目を向ければ、確かにわらわらといる中誰一人ネックレスをつけているのがいない。
先程まで殆どの人が付けていたのに
「へ?なんで、だ?」
「まさか」
疑問が飛ぶ中、突然目の前に今度は血塗られた赤ずきんが現れた。
「Σひぃっ!?」
『……生き、人?』
「へ?」
『その、躰……ほしぃ』
「Σッ!?」
伸ばされた手にダンは、とっさに走り逃げた。
後ろから何か言っていたが、振り向く余裕すらなく今はただあの場から逃げる事しか頭になかった。
校舎の柱近くに身を隠すと、息を整え今の状況を整理し始めた。
「な、なぁ~ドラゴ……まさかとは思うが、まさかだよな?」
「ダン、俺もあまり思いたくはないがもしかしての方が強いかもしれん」
「つ~と、やっぱりまさかの……」
『生き人?』
「Σ!?」
頭上から、再びあの低い声に目を見開き見上げた瞬間ダンは押し倒されてしまった。
ドラゴは助けようとする中、現れた蛇の群に近づけない。
ダンは自身を押し倒してきた人物を見て恐怖からか声を失う。
見た目は、海賊の船長にも見えるが、頭上から頬までザックリと赤い切られた跡が痛々しく顔なあり、被っている帽子にはまるで生きてる様に口がケラケラ笑っていた。
そして、船長らしき人物の首から胸まで骨が見えていた。
「ッ!」
『生き人、生きた躰!ほしい、ほしぃ!俺によこせぇ!』
「ヒィッ!」
『!?』
ダンはとっさに腕を、殴りつけるようにソイツへ力強くあてていった。
すると、突然声を黙らせたソイツにダンは目を丸くする。
「……」
『……死人?ぃゃ、どっちだ?生き人?わからない、わからない』
一体なんなんだ、と疑問が頭によぎる中ダンはある事に気付いた。
腕に付けていたネックレスが光っていたのだ。
赤く
まるで、先程みた赤い月のように
そのネックレスがついていた腕を見た瞬間動きを止めブツブツ壊れた玩具のように同じ言葉を繰り返す様子にダンはともかく逃げなくてはと思った瞬間目の前のソイツが青白い炎につつまれた
「Σ!?」
ダンは慌てソイツから離れた。
自身にも炎が移ったかと思ったが、それはなく青白い炎は船長らしきソイツと共に消えていった。
「な、なんだったんだ?」
「ダン!大丈夫か」
「ぁ、あぁ平気だ」
「蛇達も消えてしまった。一体なんなんだ」
今の状況についていけないダンとドラゴ
すると、後方から砂利道を踏み入れた音が聞こえ慌て振り向く。
だが、そこには思いも寄らない人物が立っていた。
それは―――
「ほぉ、まさか再び貴様と会うとはな」
「お前ッ」
目の前に現れた人物にダン、たった一言、その人物の名を口にした
そして、現れた人物もまたダンの名を口にする。
「空操弾馬」
「バリオディウス」
そう、現れたのはガンダルディア皇帝バリオディウス
だが、彼はあの戦いで死んだはず
死んだ彼がナゼ?
その答えは意外にも彼がすぐ教えてくれた。
「霊界に、生きた貴様がくるとはな」
「れ、霊界?」
「気付いていないのか?ココは霊界。死んだモノが来る場だ」
そう、ここは死んだモノだけがくる霊界
そんな霊界に何故自分は来てしまったのか、その疑問はすぐに分かった。
ハロウィンというこの日、目に見えない「門」が開くとジュリーから教えて貰った事をダンは思い出した。
「ここ、が霊界」
一体自分はいつ、その「門」をくぐったのか。
疑問が疑問をよび頭の中がこんがらがっていく中バリオディウスがあるモノに気づき意外そうな瞳をむけ口を開く。
「ん?貴様の付けているソレのせいか」
「へ?」
一体なんの事だ?とダンは戸惑っていると、バリオディウスはさも面白い玩具を見つけたような表情をしながら、ダンが腕につけているネックレスだと言ってきた。
「そのネックレスの影響で今の貴様は死人と生き人の中間みたいなものだ。死人か生き人か、半分の魂になっているようだな」
そう言われダンは腕に付けているネックレスへと目をうつす。
先程の奴もこの赤いネックレスを見て動きを止めていた。
「……」
「また襲われたくなければ、首から下げるんだな」
「へ?」
なんで首から?と思った瞬間バリオディウスにネックレスがついている腕を掴みあげられた。
突然の事に驚くダン。何すんだ!と声をあげようとした瞬間腕にギリッと痛みが走る。
だが、その理由はすぐに分かった。バリオディウスがダンの腕に噛みついてきたのだ。しかもネックレスが絡みついている場を噛んできたせいでネックレスも一緒に噛む始末。
「ッ!離しやがれ!」
思いっきり腕を振り払いバリオディウスから距離をとるダン。
噛まれた腕をみれば痛々しく彼の噛み痕がくっきりと残っていた。
ズキズキとくる痛みと、噛まれた場からは小さく血が出てきていた。
「ッ」
「ククッ、とっとと首から下げたらどうだ?腕などと中途半端につけているせいで魂も中途半端なのだからな」
「ぇ?」
「ダン、ひとまずそのネックレスを首から下げるんだ」
「ぁ、あぁ」
ドラゴに言われ慌てネックレスを腕から外すダン。
別にバリオディウスの言うことを信じた訳ではないが、ここが本当に霊界というならば生きたダンには不利な場だ。
しっかりとネックレスを首から下げるとバリオディウスはクスクスと面白そうに声をならしダンを見下ろした。
「まるで本当の死人だな、空操弾馬」
「……」
先程バリオディウスがいった死人という魂になったのだろう。
自分では分からないが死人であるバリオディウスには分かるようだ。
これでは、本当にジュリーが言っていた話と同じ状況にダンは肩を落とす。
「なるほど、今日は宴などとうつつ抜かしていた奴らがいったのは境目が緩くなったからか」
「は?境目……」
「一つ教えてやろう、その境目がなくなったら貴様は二度と戻れないだろうな」
そういい、どこかへ歩きだそうとしたバリオディウスにダンは呼び止めた。
「なんで、そんな事俺に教えんだ」
「理由でも必要か?」
「ぁ、いや……」
どういったら言いか、言葉が出ないダンに対し、バリオディウスはゆっくりとダンへ近づいていった。
「このまま貴様が易々と死ぬのは面白くないからな、貴様は俺に勝ち、そしてオーブを手に入れた」
「バリオ、Σヴグッ!」
「ダン!」
バリオディウスはダンの首を締め付け壁に押しつけてきた。
ダンは驚きと、息のできない状況に苦しさから苦痛の表情を現す。
ドラゴはダンを助けようとした瞬間、誰かに遮られた。
それは――
「おっと、貴様の話し相手は俺様だ」
「ダラクッ」
そう、現れたのはダラク。
突然の登場にドラゴは声を失ってしまった。
「ダラク、ドラゴの相手を頼んだぞ」
そうバリオディウスは言うとダラクは球体、つまり体を丸くしドラゴに体当たりしてきた。
突然の事にドラゴも避ける暇なくダラクに体当たりされてしまう。
「ド、ドラッ……」
「他人の心配をしている場合か?空操弾馬」
ククッとあざ笑うバリオディウスにダンはキッ!と睨みつけるも息の出来ない苦しさから眉を曲げ息苦しく、離せ!と力なく暴れる。
すると、意外にもあっさり首から手を離したバリオディウスに驚くダンだったが今は足りない酸素を必死に補うことに精一杯だった。
「かはっ、はっ!……ぅ、ぁっは!ハァ、ハァ」
「生きた死人か」
「……バリオ、ディウ、ス……Σ!?」
小さく呟く声にダンは、ゆっくりと彼の方を見ようとした瞬間首筋に冷たい感覚と小さな痛みが走った。
「Σいっ!?」
「……」
その痛みは、バリオディウスがダンの首筋に軽く噛みつき、強く首筋へ跡をつけてきたのだ。
勿論そんな事をされたダンは大人しくしている訳もなく必死に暴れバリオディウスを離そうとするが、両腕は押さえつけられ足の間も身体を挟み込まれうまく動けない。
つまり抵抗らしき抵抗が出来ないのだ。
だが、それでも大人しくなどしてたまるかとダンは必死に暴れた。
「ゃ、やめっ!……離せ!やッ、ァッ」
「クチュッ……なんだ?ただ首筋を吸い付いただけで感じているのか?空操弾馬」
「Σッ!ふざけッ、いい加減離しやがれ!」
「フッ、そんな減らず口が叩けるのなら少しは楽しめるかもな」
「なに、ッ……Σんぅ!?」
首筋から離れたバリオディウス、そのままダンの唇へと顔を近づけ荒々しくキスを交えてきた。
深く、舌を絡め合うキス。
ダンは突然の事に状況がついていけず、今バリオディウスに何をされているのかさえ分からなかった。
分からないが、今自分の舌が何かに深く絡めとられ意識が今にも失いかけそうな、全身の力が入らなくなっていく。
そして、そのキスに息ができず苦しさから逃げたくて仕方なくて離れたい気持ちいでいっぱいなのに押さえつけられている為離れる事ができなかった。
「んぅ、んん!はっ、ァッ!ふっ、んぅ」
ピチャッ、クチュッと互いの舌が絡め取られ妖しい音が響き渡る。
ダンの瞳は、既に意識が朦朧としているのか焦点があわず瞳が閉じかけていた。
だが、そんなダンの瞳をバリオディウスはただただジッと見つめキスを止めようとはしなかった。
まるで、今の偶然というなの時間を楽しむように
「――――ぃ、!」
「――ぃ!……さ、」
「兄貴!」
「ダーリン!」
「Σ!?」
ガバッと身体を起きあがらせたダン
目の前には、心配そうな顔をしたジュリーとジェイクがいた。
「………ぁ、ぇ?」
「やぁと起きたでぇす」
「兄貴中々こないから心配したぜ」
「ぇ?俺……」
「こんな所で寝ていたら風邪ひくでぇす!」
「早く向こうにいこうぜ、ハロウィンの楽しみはこれからなんだからよ」
そういって、二人は賑やかな人混みの方へと歩いていく。
一方ダンはといえば状況についていけなかった。
自分は確か今さっきまで
霊界に
霊の住む世界に
知らぬ間に門をぐぐり
そして
そこで
バリオディウスに
「Σ!?ドラゴ、ドラゴ!」
ダンは慌てドラゴの名を呼び左右を見渡す。
すると、手にカタッと触れた丸い球体
それがドラゴだと気付くとダンは慌て手の平に乗せドラゴの名を呼ぶ
「ドラゴ!ドラゴ!」
「……ぅ、ッ!ダン?」
「ドラゴ!」
気がついたのか、ドラゴは球体から飛び出しダンと顔を合わす
「な、なぁ~ドラゴ俺達……」
「……いつの間にか元に戻ってきた、のか?」
「やっぱドラゴも覚えてんのか?霊界に、バリオディウスとダラクに会った事」
「……あぁ」
ダンは、やはりあれは夢ではなかったのだと眉間に皺を寄せ、ふと目に入った自身の腕を見て瞳を見開く。
そこにはバリオディウスに噛まれた跡がくっきりと残っていたのだ。
腕に跡がのこっている
つまり
首筋にも、バリオディウスが残した跡が
「Σ!?」
ダンはとっさに自身の首輪に手で押さえ、小さく爪を立てるように、他に自身の首輪を見られないように服を押さえつけた。
「ッ」
「ダーリン!」
「兄貴、早くこっちきて楽しもうぜ」
向こうで二人の声が聞こえ、ダンは笑顔で声をあげ足を進めていく
だが、そんなダンの後ろの表情に気付いたのはドラゴだけ
笑顔の裏には、戸惑いというなの顔が広がっていた
ハロウィンの夜が、ゆっくりと過ぎていく中ダンはふと空を見上げた
そこには、先程まで真っ赤だった月が今は黄色く輝いていたのだ
まるで、先程までの赤い月が嘘かのように
あの赤い月が、目に見えない「門」が開いた知らせだったのか
それは誰にも分からない
だが、ダンの首輪と腕についた痛々しい赤い跡はくっきりと残ったまま
その跡は確かに現実なのだと思い知らされる
「……バリオディウス」
終わり
~あとがき~
アハハ、思いっきりハロウィンという日が過ぎてます!
そんな過ぎた状況の中書いてみたバリダン妄想!
いやね、10月31日ちょうど月がマジ赤かったので思わずバリダンの妄想が……ダンの腕とか首輪に噛みつくディウスが書きたかった!
でも、妄想ちょっと急展開にドドドッと妄想詰め込みすぎたかな?(焦)
PR
// この記事にコメントする //