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ようこそ いらっしゃいました。日常生活から同人妄想(腐女子)を書いている管理人です。 爆丸のシュンダン及デジクロのキリタイに萌えてます! 一緒に萌をしましょう(笑) ブログに掲載されている画像や文章の無断持ち出し、転載、複製は硬くお断りしますのでどうぞご理解よろしくお願いいたします。
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2011/12/27 (Tue)                  爆丸―二期―「過去と現在2」
どうも!
今日はもう疲れました;;でもどうにか二話はアップでけた!!
シュンダン(女体化)で続き物ですので、まだ読まれたことない方は1から読んだほうがいいです。ちなみに「現在と過去」1-3を読まれたことない方はそちらから読んだほうがいいかもしれない。
一応今回、幼少時代のシュンが出てきます。及びオリキャラで出てきます。そういったのが嫌いな方は、このページを閉じてください。完璧私の妄想を屈して書いてるだけなので。
昨日アップした1と比べたら今日のは、少しシュンダンあるかな~って思う。シュン幼いけど(笑)
楽しく書いたぞ!!おぉぉ!!
さて、毎度ながら同人・BL・女体化といった内容が嫌いな方・苦手な方・知らない方は読まれないほうがいいですよ??

爆丸
二期


シュンダン♀

注意1:幼いシュンが出てきます。

注意2:オリキャラ出てきます。続き物なので「現在と過去」1-3を先に読まれた方がオリキャラのことが分かるかと思います。








「ハァ~……もぅ、どこに行っちゃったのよ」

自宅の前で溜息をつく、子供。茶色い髪に特徴的な赤い瞳。
だが、その表情は寂しそうな困った顔をしていた。

「よぉ」

声がした方を見て、子供は「あっ!」と、嬉しそうに瞳をその人物に向けた。

「さっきの!」

「また会ったな。妹は見つかったのか?」

そういって声をかけてきたのはダン。
隠れて様子を見ていたがリクだと思われる子が寂しそうな表情をしていて、気付けば声をかけていた。

「それがまだ見つからなくて」

「そっか……なんなら俺も一緒に探してやるよ」

「え?でも……」

「困ったときはお互い様だろ」

ニッと笑みを向けるダンに、子供は嬉しそうに笑みをする。

「ありがとう!私、リク!空操陸馬、皆からはリクって呼ばれてるんだ」

「リクッ」

やはり、今目の前にいる子は『リク』なのだとダンは少し目を見開いた。
昔、懐かしいリクの笑顔や声が心に染み込んでいくのを感じた。

「リク、か。いい名前だな」

「ありがとう!ねっ、『お姉ちゃん』の名前は?」

「俺か?俺は………」










ん?








はて、今有り得ない言葉を聞いたような?とダンは笑顔のまま固まっていた
勿論そんなダンに、リクはどうしたの?と首を傾げていた


「な、なぁ」

「なぁに?」

「ぃ、今なんか有り得ない言葉を聞いたような気ィ~すんだけどよ;?」

「?」

しかし、リクは何のことか分からず首を傾げるばかり

「え、えっと………俺の聞き間違いじゃなければよ、俺のこと『お姉ちゃん』って」

「ん!お姉ちゃんのお名前は?」



Σ聞き間違いじゃねぇぇえ!!?



ダンは心中叫びながら、落ち着け落ち着け!と顔をひきつらせていた

「な、なぁ~なんで俺のことお姉ちゃんって;」

「え?お姉ちゃんでしょ?」

さも当たり前のように言ってきたリクにダンは唖然としていた。

「ぁ、いや……」

ダンは仲間のミラ達でさえ、自分の事を最初男だと思っていた。なのに、リクは初めて会ったのにすぐダンが女だと分かった。
驚きのあまり声が出ないダンに、リクはフフッと微笑みだした

「お姉ちゃん可愛いね」

「Σはっ!?」

「お姉ちゃん、女の子の服とか着たらもっと可愛くなるよ。今でも十分可愛いけど」

「ぁ、いや///……なぁ、なんで俺がすぐ女だって分かったんだ?」

「え?」

ダンの言葉にリクはキョトンと目を丸くした。

「どっからどう見ても、お姉ちゃんじゃない。可愛いし」

リクの言葉に、なんだか照れくさくなったダンは頬を赤くしていたら「お名前は?」と再度リクは訪ねてきた。
しかし、その言葉にダンは困った。
正直に名を名乗るか否か迷っていたら……

「お姉ちゃんって呼ぶね!」

「へ?」

「なんか、お姉ちゃん困ってるみたいだし。だからお姉ちゃんって呼ぶね」

リクはダンが困っているのに気づき名は名乗らなくていいと言ってきた。
昔からそうだ。リクは同い年なのに、どこか大人びてて他人の心に敏感だった。

「……ありがとうな、リク」

「ふふっ、どういたしまして」

リクの笑顔に、ダンは心が温かくなった



***



「じゃ~リクの妹泣きながら拗ねたのか?」

「そっ!相変わらず素直じゃないの。まぁそこが可愛いんだけどね」

ダンはリクと手を繋ぎながら迷子になったリクの妹『ダン』を探していた。
その間どうしていなくなったのか聞いていたのだ

「毎度なんだけど、仲がいいくせに喧嘩しちゃうの」

「ん?リクがか?」

「アハハ、違う違う。私じゃなくてね………ぁ!シュ~ン!」

「へ?」

突然リクが何かに気付いたようでダンと手を繋いでいない方の手を上げシュンという名を呼ぶ。
ダンは間抜けな声を出しながら目線を前に向ければ、そこには………


小さい頃のシュンがいた


「シュン、ダン見つかった?」

「……」

ふるふると顔を横に振るシュンにリクは、そぅ……と眉を寄せる。
ダンは目の前にいる小さい頃のシュンを見入っていたらその視線に気付いたのか顔を上げダンと目を合わすシュン。

「……誰、お前」

「へ?俺か、俺は……」

「ダンを一緒に探して貰ってるの」

ダンの答えにリクが変わりに答える。
だが、その答えにシュンはキッと睨みつけてきた。

「……関係ない人がなんでダンを探してくれてんだよ」

「こら、シュン!そんな言い方しないの!」

リクがシュンに注意するが、ダンの事が気に入らないのかシュンはダンを睨みつけたまま
ダンはどうすっかなと困っていたらシュンはリクにあっちを探してくるといって、走っていってしまった。勿論去り際ダンを睨みつけベッ!と舌をだし走っていってしまった

「全く、シュンたら……ごめんなさい。シュンの変わりに謝ります」

「ぁ、いや別に気にしてねぇよ」

「シュンたらダンの事泣かしちゃって落ち込んでるの」

「へ?」

リクの話に寄れば、シュンとダンは相変わらず喧嘩していたが今回は二人ともムキになってしまい誤ってダンを転ばしてしまい泣き出してしまったらしい。

「二人とも、ちょっとした事で喧嘩しちゃうの」

「へ、へぇ~(苦笑)」

リクの言葉にダンは苦笑いしながら、昔のことを思いだそうと記憶を呼び出していた
確かに、この頃よくシュンと喧嘩してはリクに止められていた。しかもハリセンで叩かれるというオマケ付き
懐かしい記憶を思い出していたらクイクイと腕を引っ張られる

「お姉ちゃん?」

「ぁ、わりぃわりぃ。妹探そうぜ」

「うん!」





街中を探していくが、やはりというかダンは見つからない。
時価が経つにつれリクの表情は不安そうになっていく中ダンは、ここにくる間の事を思い出していた。


真っ白の景色
体はどこかへ導かれるように流れていく時、目の前に一人の人物が視界に入った。
あれは、確かに……昔の、子供の頃の自分
これだけ、この時代のダンを探していないとなると、自分と、この時代のダンは入れ替わったと考えるべきだろう。そうなると、今の自分が本来の時代に帰らない限り、この時代のダンは帰ってはこないだろう。

どうにかして、早く帰る方法を見つけなくてはいけない。

いけないのだが


「……」

「お姉ちゃん、どうかした?」

「ぁ、いや。早く妹見つけなきゃな」

「うん!」

笑顔を向けるリクに、ダンは胸が苦しくなる。


**


「次はこの辺り探してみるか」

そういって来たのは小さな林。一歩踏み出すとリクが徐に声をかけてきた。

「ねぇ、お姉ちゃん」

「なんだ?」

「どうして、ここを探そうと思ったの?」

「へ?」

突然聞いてきたリクに、ダンは目を丸くする。
それはそうだろう、突然そんな事を聞いてきたのだから。しかし、問われてダンは徐にこう口を開く。

「昔、な……俺も小さい頃泣いて一人になりたいときココに来たんだ。だから、ってのも変だけどよ。なんとなくだ!」

そう言ってきたダンに、リクは不思議そうな顔をしながら何処か納得したのか、足を進めた。

「んじゃ、ここは少し広いし手分けして探すか」

「私はあっちを探すね」

「あぁ、気をつけろよ」

二手に分かれて探すことに。ここの林はそう広くないし、大丈夫だろうとダンは辺りを歩く。
その時ふと腕につくガントレットに目がいった。

「無駄だとは思うが、コレでなんとかなるか?」

取りあえず思いたったら行動だ!とガントレットに振れようとした時背中にギシギシ視線を感じた。


この視線は……


「ぉ~ぃ、俺になんか用か?」

「……なんで分かったんだ」

声の方を、というか視線があった方へと振り向けばそこにはやはりというかシュンがいた。

「人の視線には、ちぃ~とばっかり敏感なんでな」

まぁシュン程じゃねぇけど、とは口には出さないダン。
すると小さなシュンはキッと先程の様に睨みつけてきた。

「あんた、なんでリクと一緒にダンの事探してくれてんだよ」

「ん?んなもんリクが困ってたからだよ。困ったときはお互い助け合わなきゃ、だろ?」

ニッと笑みをするダンに、どこか気に食わなかったのかやはり睨んだままのシュン。
すると、ダンはシュンと目線をあわすためしゃがみこむ。

「なぁリクの妹と喧嘩したんだって?」

「……関係ない」

「確かに関係ないけど、シュンは喧嘩して後悔してるだろ?」

「……知らない」

ぷいっと顔を背けたシュンに、ダンは苦笑いし小さく口を開く。

「俺も、さ。昔子供の頃よく喧嘩してたんだ。幼馴染みと」

「……」

「毎日笑って、喧嘩しての日々。けど、一回だけその幼馴染みに『大嫌い』って言った事があんだ」

ダンの言葉に、シュンは背けていた顔をダンの方にむける。

「(苦笑)そん時は感情にまかせて言っちまったけど言った後後悔した。」

「……」

「後悔して、でもどうしたらいいか分からなくて一人で泣いてた。」

「……どうやって仲直り、したんだ?」

「ん?」

興味津々と言わんばかりにシュンはダンの顔をみる。

「それはな、『ごめん』って言ったんだ」

「……それだけ?」

「そっ!けど、仲直りには一番大切な言葉なんだぜ?『ごめん』は、相手とまた笑顔でいたい言葉でもあんだ」

「……」

「仲直り、したいだろ?」

そう問えば小さく頷くシュンにダンな苦笑いしながら優しく頭を撫でる。
いつもシュンに撫でてもらうダンは何だか不思議な感じがした。

「けど……」

「ん?」

ふと、シュンが小さく口を開く。なんだ?と首を傾げればシュンは喧嘩の際自分もダンに嫌いと言ってしまったといってきた。
それを聞いてダンは、その時の記憶がうっすらと思い出す。
感情的になってシュンに嫌いと言った後シュンも「ダンなんか嫌いだ」といったことを
あの時自分が言った言葉の後悔と、シュンに嫌いと言われて凄く悲しかった。
心がズキズキと痛かった。
ダンは、ゆっくりと瞳を閉じると再び瞳を開く。

「シュンはその事を言って後悔してるか?」

「(頷き)」

「ならダンも後悔してる」

「なんでそう言えるんだ?」

そう聞かれダンは苦笑いをこぼす。あの時の自分は後悔していたのだから……

「シュンが後悔してるようにダンも後悔してるからさ」

「……」

ダンの言葉にシュンは顔を伏せキュッと自身の服を握る。

「会ったら『ごめん』って謝ればまた二人笑顔になれる」

「ダン、と……また遊べる、かな?」

「おう!俺が保証してやる。だから、ちゃんと『ごめん』って言うんだぜ」

コクっと頷くシュンにダンは笑みをしながらまた頭を優しく撫でる。
あの時の喧嘩はうろ覚えだが、いつの間にか仲直りしていた。
互いに『ごめん』と謝っていつもの笑顔になっていたことを





~おまけ~




「俺、あのときからシュンが好きだったんだな……」

「何かいった?」

「んや!なんでもねぇよ」




続く
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