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ようこそ いらっしゃいました。日常生活から同人妄想(腐女子)を書いている管理人です。 爆丸のシュンダン及デジクロのキリタイに萌えてます! 一緒に萌をしましょう(笑) ブログに掲載されている画像や文章の無断持ち出し、転載、複製は硬くお断りしますのでどうぞご理解よろしくお願いいたします。
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2011/11/29 (Tue)                  爆丸-三期-「炎は光を奪われ・・・5」
ふぁぃ
やっと、やっと続き物妄想がアップでけた!!
気付けば最後にアップしたの先週だったんだね・・・・もろ一週間もアップしてなかったことになる!!?
そんだけ、長い時間費やしたのにも関わらず甘さまったくない!!
うん、ダンがめっぽう心折れてます。つか弱々?
そんなダンが苦手な方は、読まないがいいかと思います;;;
そうそう、これ続き物なので一応1から読んだほうが内容的に分かりやすいかと思います。
さて、毎度ながら同人・BL・女体化といった内容が嫌いな方・苦手な方・知らない方は読まれないほうがいいですよ??


爆丸

シュン←ダン前提の他キャラ×ダン
今回、流血が少し……少ぉ~し入りますので、苦手な方はお気をつけください。及びシリアス方面です。

続き物






闇は、時に光を喰う

その光を喰うことにより、より強い闇を生む



炎と闇は

互いが互いを生む


しかし

どちらか弱さを持てば、あっと言う間に片方は喰われる



『君は』



『喰う方?』



『喰われる方?』






―どっちかな?―





「Σッ!!」


ガバッ!


勢いよく目を開け、飛び起きたダン
しかし、身体に強い痛みが走り再び横になる。
痛みが引くのを待ちながら、ここがどこか辺りを見渡す。

「ここは……」

よく見れば、ローテルディアで部屋を貸して貰っている場だと気づく。
部屋には自分しかおらず、物静かさを感じた。

「俺、なんでココに……」

ダンは、どうしてここにいるのか。どうしてベッドで横になっていたのか。
混乱する中思いだそうと腕を目元に置き考えようとした矢先、誰かが入ってきた。

誰が?

ゆっくりと、そちらに目をやれば……


「ファビア?」

「Σダン!目が覚めたのですね!」

ファビアは慌てて駆け寄り手に持っていた水を慌ただしく机に置くと、顔を覗き込んだ。

「良かった、心配したんですよ?今皆さんを呼んできます!」

そう言ってファビアは部屋を後にする。
再び一人になったダンは、思い出すかのように何故ここにいたのか考え始めた。しかし、数分経たない内に皆が騒々しく入ってきた。

「ダンさん!」

「兄貴!」

「皆……」

「目が覚めて良かったです。一日中眠っていたのですよ、ダン」

皆ダンの顔を見てホッとしている中、ダンは小さく口を開く

「俺、なんでココで寝てんだ?」

その言葉に皆口を閉じる中、先に言葉を出したのはシュンであった。

「何があったのか覚えてないのか?」

「……俺」

小さくそう言うとダンは腕で顔を隠し、思いだそうとしているのか沈黙が続く。

「……俺、確かガンダルディアに」

「ダン……?」

「敵地に……そうだ、転送されて。目の前には沢山の子供達がいて、それで……」

徐々に思い出してきたのか、ダンは片言ながら言葉を続けた。
しかし、『それで』の後からダンは口を閉ざしてしまった。

「ダン?」

「……思い出せない。その後なにが、あったんだ……」

そう言うとダンは口を閉ざしてしまった。
腕をどかし、起きあがろうとしたが身体中に痛みが走り起きあがることが出来ないダン。

「ッ!」

「ダ、ダンさん。今は無理をされてはいけません!」

「マルチョ……」

「今は、ゆっくり休むことが先決です」

「ファビア」

「そうだぞ、ダン」

「ドラゴ」

枕元に降り立ったドラゴの方を向くと、ダンはゆっくり手をドラゴに伸ばし人撫でした。

「ダン?」

「……ドラゴ。怪我、してねぇか?」

「……当たり前だ。寧ろお前の方が身体疲れ切ってるだろうが」

「こんなの平気だって」

そういうと、ダンは表情を和らげドラゴに向ける。

「ダン、今は休め」

シュンがそう言うと皆部屋を後にする。ドラゴはダンの側にいようとしたが、ダンが今は寝たいから一人にしてくれと言ったのでドラゴは頷きシュン達と共に部屋を出る。
再び一人になったダンは、ゆっくり瞳を閉じ腕で顔を隠す。
その時唇を噛みしめたのは無意識か、小さな血が伝ったことにダンは気付いているのだろうか……




部屋を後にしたシュン達はダンについて話し合っていた。

「どう思いますか?ダンの事……」

「敵地で何があったのか本当に覚えていないみたいでございますね」

「兄貴は操られてはなんかないって!」

「……ドラゴ、お前はどう感じた」

シュンの言葉に、全員ドラゴに目を向けた。
一幕おくとドラゴは口を開く

「操られているか否か、というより俺はダンの心を信じたい。ダンは俺を見て自分が辛い状況なのにも関わらず俺の事を心配してくれた。その瞳は俺が知ってるダンだ」

その言葉に、皆どこか肩の力が抜けたように表情が和らぐ中、一人未だ顔を渋らせる者が。
シュンだ、まだどこか納得していないのか表情は堅い。
勿論それに皆気付き、マルチョが声をかける。

「シュンさん」

「……ドラゴの言葉を疑っている訳じゃない。ただ……」

「ただ、何だよ!?シュンは兄貴を疑っているってのか!」

「ジェイク!」

ファビアの言葉にジェイクは口を閉ざす。

「……すまないが、暫くダンの部屋には誰も入らないようにしてくれ。」

そういってシュンはその場を後にした。





――…
―…




「シュン」

「ドラゴ」

シュンがあの場を後にし、すぐに追いかけてきたドラゴ。

「あまり気を落とすな」

「落としているように見えたか?」

「かなり、な」

「そうか」

苦笑いをこぼし、シュンは壁に寄りかかると腕を組み天井に目をやる

「ダンがもし、操られているとすれば敵はローテルディアのバリアとドラゴを狙ってくると考えるべきだろうな」

「シュン……」

ドラゴ自身、シュンだって言いたくて言っているのではないと分かっていた。
シュンの表情はとてもつらく腕を組む力がどことなく強めていたからだ。

「さっきも言ったが、暫くダンの部屋には誰も入らせない方がいい。もし入るなら最低二人以上でだ」

「あぁ、分かった。」

「それと、夜俺は扉の前で様子を見る」

「しかし、それではシュンが休む時間がなくなるぞ?」

体力も精神も今の戦いにとっては、とれる時にとっておかなくてはいざという時対処に困る。
それはシュンも分かっている。しかし分かっているからこそ今はダンを監視する他なかった。
何もないことを信じて……

一方部屋に一人になったダンは、徐々に頭痛が激しくなるのを感じていた。
この痛みは何があったのか思いだそうとして思い出せない痛みなのか、それとも別の痛みなのか……
起きあがろうとするが、やはり体中に強烈な痛みが走り起きあがる事ができない。

「……あの後、何があったんだ」

小さく呟いたダンの言葉は部屋に響き消えていった。





シュンは壁に寄りかかりながらダンの部屋の扉を見つめた。

「……」

何も起きて欲しくない。何も……と、シュンは心の奥で何度もそう繰り返した。もしダンが操られていたら、他の子供達同様簡単に元に戻すことはそう容易くない。
しかし、あの時操ってはいないと言った言葉を信じていいのか……
シュンは、ゆっくりと瞳を閉じる




「ッ」

体中に痛みが走る中、昼間よりはまだマシだと起きあがるダン。
壁に手をつきながら行く先は部屋についている風呂。ずっと寝ていたせいか、嫌な汗をかいたせいなのか、シャワーを浴びたくて仕方なかったのかもしれない。
それとも……この身体中に響き渡る痛みがなんなのか、知りたいのか

ダンは痛みに耐えながら脱衣場につくと衣服を脱いでいく。
しかし、鏡に移った自身を見てダンは目を見開く。
そして、嫌なドロッとしたものに背筋が凍った




ガシャーン!


「Σッ!?」

突然ダンの部屋から何かが割れるような、大きな音が響き渡る。
シュンは閉じていた瞳をあけ、中に入ろうとしたが一瞬戸惑った。

「……ダン?」

中から、わずかに聞こえたダンの声に入ることが出来なかった。






「ッ、ぁ!……ち、がう……違う……ッ!」

ダンは瞳から溢れ出し止まらない涙を止めようと瞳を手で覆う。
しかし、止まらない涙にダンはますます混乱していく。
身体中にある赤い跡と殴られたような数々の傷。
そして、自身の中から先程から気持ち悪く外部に出てくるモノ
そのモノに意識を持って行けばいくほど身体の痛みとは違う痛みが走る
ダンの周りには小さな花瓶の破片がいくつもあった。
その破片の先には鏡。その鏡は粉々に砕かれていた。先程の大きな割れる音の犯人はコレに違いない。
ダンは動揺のせいか花瓶を鏡に投げつけたのだ。
震え身体をどうにか抑えつつダンはシャワーの湯を出した。
頭からかぶさる熱い湯にダンは背筋が凍った冷たい感覚を早く無くしたかった
そして、身体中にある数々の赤い傷をまるで消すかのように爪をたて引っかき始めた。
そんなことをすれば体から血が滲み出てしまう。
何度も引っかいたせいか、血が滲み出てきた。お湯がそこに辺り傷口が染み渡る。
しかしダンはそれを無視し、消さなきゃ、消さなきゃ……と、繰り返すかのように何度も口を開く。

「ッ!……ぅ、クッ!……ゴホッ、カハッ!ッア」

喉奥からこみ上げてきた気持ち悪いモノにダンは何度も吐き出す。
それと同時に止まらない涙に唇を噛みしめ声をくぐもらせながらダンは泣き続けた
その泣き声には、シュンの名を呼んだことにダンは気付いているのだろうか……



「ッ……ぁ、アッァ……シュ、ン……シュン」



知られたくない



仲間に



皆に



ドラゴに



シュンに



このキズを知られたくない



知られたとき、仲間の瞳をきっと自分は直視する事は出来ないだろう



恐い



シュンに



シュンに、だけは



知られたくない!!




「ァッ………シュ、ンッ!」




ダンの悲痛な声は、外にいたシュンに聞こえていたことにダンは気付いていなかった




続く



~あとがき~
あはは
一体私は何を書きたかったのいえば、ちょっと心折れたダンが書きたかった!!!
しかも、まだ続いたり・・・いや、ちゃんと次で完結はしますよ。うん!!!
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