ようこそ いらっしゃいました。日常生活から同人妄想(腐女子)を書いている管理人です。
爆丸のシュンダン及デジクロのキリタイに萌えてます!
一緒に萌をしましょう(笑)
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どうも!!
五日ぶりの妄想アップでけた!!
この間からの妄想続きものです。爆丸、シュン←ダンの妄想☆
け、結構頑張って打ちました!でも、まだ続きます!一体どこまで続かせるのか私にも全く不明(爆)
取りあえず携帯の文字数限界まで打って、これ以上入りきれねぇ!ってなったら、また次回だぁ~って感じでやっている(笑)
今回の妄想は、オリキャラが出ております。ダンが女体化しています。そういったのが嫌いな方は読まれないほうがいいです。(苦笑)
さて、毎度ながら同人・BL・女体化といった内容が嫌いな方・苦手な方・知らない方は読まれないほうがいいですよ?
五日ぶりの妄想アップでけた!!
この間からの妄想続きものです。爆丸、シュン←ダンの妄想☆
け、結構頑張って打ちました!でも、まだ続きます!一体どこまで続かせるのか私にも全く不明(爆)
取りあえず携帯の文字数限界まで打って、これ以上入りきれねぇ!ってなったら、また次回だぁ~って感じでやっている(笑)
今回の妄想は、オリキャラが出ております。ダンが女体化しています。そういったのが嫌いな方は読まれないほうがいいです。(苦笑)
さて、毎度ながら同人・BL・女体化といった内容が嫌いな方・苦手な方・知らない方は読まれないほうがいいですよ?
爆丸
シュン←ダン
続き物ですので、2/29と3/2にアップしたのを先に読まれたほうがいいです。
*注意
1:オリキャラが出てきます。こちらは私が勝手に妄想してつくったキャラです。
2:ダンが女体化しております。
3:ダンが内面的に弱い部分あり。
以上簡単な注意事項です。上記の内容が嫌いな方は読まれなほうがいいです。
読んでからの苦情は受け付けません。
まったく問題ない!という方のみどうぞ
「……」
「……」
ダンは目の前の人物に、また目の前の青年は座り込んでいるダンを見てお互い目をあわせ黙り込んでいた。
青年はエースやスペクトラと同じく制服を着、その上からコートを羽織っていた。すると、青年はゆっくりとダンの方に近寄り手を差し出してきた。
その手にダンは目を丸くし、気の抜けた声を出してしまう。
その顔と声が可笑しかったのか、青年はクスクスと笑い出す。
「ククッ……ゎ、わりぃ。あんまりにも面白い顔すっからよ。ほら、いつまでも座り込んでないで立てよ。冬の廊下は寒ぃぜ?」
「ぁ、あぁ」
そういって未だ差し出された青年の手を取りダンは立ち上がり礼をいう。
すると青年は、ジィッとダンの顔をのぞき込んできた。勿論突然の事にダンは身をひく。
「な、なんだよ?」
「ん~……ぃゃ、そっくりだなと思ってよ」
そう言って青年はダンの顔を未だジロジロと見続けた。少し居心地が悪かったが、青年の行動をとる理由が同感できるダンは好きにさせた。
突然目の前に自分そっくりな人間が現れれば、そりゃ不思議に思う。
と、青年はポケットから携帯を取り出しどこかかけだした。
「ぁ!俺、今どこにいんだ?」
『~……』
「わりぃけど、部室にきてくれっか?」
『Σ~!……、』
「ちと急用なんだ、今日用があんのは分かるけど、なっ?」
『………、~!』
何やら電話の相手と少々立て込んでのお話中らしい。ダンはそれをジッと見ていたら、横から見知った声が。
バッとそちらを見ればそこには、今廊下で突っ伏している人物のパートナー爆丸『ヘリオス』と『パーシバル』だった。
「すまないな、ダン」
「パー、シバル」
「スペクトラは今日という日に中々意気込んでいてな。少々気合いが入ったようだ」
「ヘリオ、ス」
ダンは目の前にいる懐かしい爆丸に思わず目を丸くしてしまった。
そしてその光景を青年が横目で見ていたことをダンは気付いていなかった。
「おぅ!んじゃ、先行って待ってるぜ」
そういって電話が終わり、青年は携帯を再びポケットにしまうと、ダンと目を合わせる。
「ニッ、わりぃけど暫く俺に付き合ってくんねぇか?」
「ぁ、あぁ」
「んな堅くなるなって!部室に行くだけだから、あっ!その格好じゃ目立つよな」
そういって青年は自分が着ていたコートを脱ぐと、それをダンに着させた。
「へっ?」
「それ着てろ、少しは私服隠れるだろ」
ニッと笑みをする青年にダンは頷くことしかできなかった。
そのままダンは青年と手を繋いだままだ彼の言う部室へと向かうことに。
と、ダンは一つ思い出すと青年に声をかける
「な、なぁ」
「なんだ?」
「アレ、いいのか?」
そういってダンが指さす方向には廊下に突っ伏したままのスペクトラとエース。それに一瞬目を向ける青年だが、すぐに視線を外し興味のない瞳をし前方を向く。
「ほっとけ、アイツ等はいつものことだ。お前等、そのバカ二人頼んだぜ」
一言、ヘリオスとパーシバルにそう言ってズカズカ進む青年にダンは、ポカンとすることしか出来なかった。
「着いたぜ」
そういってたどり着いた青年が言っていた部室。
青年が扉に手をかざすと小さく光り、カチャッと音がすると同時に扉が開いた。
ダンは目を丸くする中どんどん中に入っていく青年の後を慌てて追う。
中に入ると、部室というよりはどこかの会議室のようで、きちんとしたテーブルにキャスターのついたイス。
デカいスクリーンまである。本当に部室なのか?と目を丸くしていたら青年が好きなところに座ってな、といってきたので取りあえず椅子に座ることに。
「ちょっと待っててくれな、今さっき呼んだ奴もくっからよ」
「さっきって電話してた相手か?」
「あぁ」
そういうと、青年はニッと笑みをしダンの前に座り込む。
改めて見ても、やはり自分に似ていると感じてしまうダン。前回は入れ替わってしまったが、今回入れ替わるといったことはなく自分だけが来てしまったのか?と目の前の青年をジッと見てしまう。
すると青年は、ふわっと笑みをしだした。
その笑みにダンは、目を丸くしてしまった
「ぁ、の」
「ん?あぁ~わりぃ、わりぃ。あんまりにも真剣に見てくっからさ」
「ゎ、わりぃ」
「謝んなよ、俺もさっきジロジロ見ちまったからな」
そういって、また微笑んできた青年にダンは戸惑った。目の前にいる青年は恐らくこの世界の自分だろう。だが、どこか違う……ダンは何故かそう感じてしまった。別次元だからだろうか?
そう思っていた時、廊下から声が聞こえてきた。その声は徐々に近づき扉の前まで
ガラッ
「来たぞ」
「Σ!?」
その声にダンは思わず扉の方へ顔をむけた。
そこには、自分が最も聞き覚えのある、落ち着ける人物 シュンがいた。
―この世界のシュンもなんら変わらない姿なんだな―
ダンは入ってきたシュンに不安だった心のどこかが、少し軽くなったのを感じた。だが、すぐその感情は驚きへと変わった。
それは
「俺、今日帰り用があるっていっただろ!」
「わりぃ、わりぃ;怒るなって」
怒りながら入ってきた人物に、青年は近寄り苦笑いをこぼす。
「そう怒るな」
また、その人物の怒りを落ち着かせようとシュンもまた、その人物に声をかけていた。
「ぅ~…」
ダンの目に飛び込んできた人物
それは、自分だった。ただ違うのはシュンと一緒に入ってきたダンは女子の制服を着ていた。そして青年は勿論男子の制服
入ってきた人物はダン。隣に立つ青年もダン
自分が二人いる!?
ダンは目を丸くし、目の前の光景に驚くことしかできなかった。
そんなダンに気付いていないのか、二人のダンとシュンは話していた。
「悪かったって;実はよ……」
青年は、そっくりな女子のダンを宥めながら、ゆっくりと後ろを向く。それに女子のダンも目で追うと同時に目を丸くした。
「……」
「呼んだ理由これなんだよ」
「……」
苦笑いしながら青年は、ポンポンと女子のダンの頭を撫でる。
隣にいるシュンも驚いているようで目を丸くしていた。
「……ぇ、なに?Σえっ!?」
女子のダンは驚きのあまり隣にいる青年と、目の前にいるダンの顔を何度も見比べる。
「落ち着け、俺だって驚いてんだからよ」
「の、割には落ち着いているようにしか見えないが?」
「うぉっ、シュンちゃん毒舌だね~」
青年は頬をかきながら、座っていたダンのほうへと近づき立たせた。
「ひとまず、自己紹介かな?」
「ぁ、えっと……」
何故、ここで自己紹介から始まるのか?ダンはダンで、自分が二人いる事に未だ驚いたまま。女子のダンもまた目の前の光景に驚き、唯一突っ込みが出来そうなシュンであったが、自己紹介するぞオーラ全開の為あえて口を挟まなかった。簡潔に言うと突っ込むのも面倒だったようだが。
「んじゃ~まずシュンちゃんからな」
「その呼び方止めてくれないか?」
先程からシュンを『ちゃん付け』で呼ぶ青年に、シュンは少し眉を寄せながら溜息をつく。
「俺の名は風見駿」
「俺は空操弾馬、ダンでいいぜ」
シュンの後に続けとばかりに、女子のダンは自分の名をいってきた。
見た目はなんら変わらないのに、自己紹介をした後満面の笑みをした彼女を見てダンは、女の子だなと思ってしまった。
「ぁ、えっと……俺は、俺の名はダン。空操弾馬だ」
ダンは戸惑いながら自分の名をいう。
すると、女子のダンはやはり驚きとばかりに目を丸くしていた。
「同じ名前、だな?」
「ぁ、あぁ」
驚く彼女に別次元の地球からきたダンだといって、はたして信じてくれるだろうか?と苦笑いしていたら、青年がダンの頭をポンポン撫でてきた。
「さっき、エースとスペクトラに追いかけまわされたんだよ。ダンちゃんわ」
「へっ!?あいつらに?」
「ぁ、あぁ……なんか凄い必死というなの顔しながら……」
ダンは先程追いかけ回された事を思い出しながら苦笑いしていると、青年が再び口を開く
「しかも、アイツ等のパートナーの名前言ってたぜ」
「パーシバルとヘリオスをか?」
シュンは目を丸くしながらダンの顔を見る。
その視線にダンは一瞬ビクッとなるも小さく頷き、パーシバルとヘリオスの名をいって何か変だったろうか?と一瞬思うが、この世界でない自分が先程爆丸の名を言えた事に目の前の三人は不思議に思えたのだろう。それと同時にダンはヘリオスとパーシバルの会話を思い出していた。
『すまないな、ダン』
『スペクトラは今日という日に中々意気込んでいてな。少々気合いが入ったようだ』
パーシバルもヘリオスもあの時目の前に自分そっくりな青年、ダンがいたにも関わらず自分を『ダン』と呼んでいた。あの時既にこの世界に『ダン』というそっくりな人物が二人いる答えが出ていた。
まぁ、それに気付けるほどあの時平常心でいられなかったと言える。
すると、シュンが呆れながらある自分の方へ視線を向けた。
「ぉぃ」
「ん?なんだよシュンちゃん」
「その呼び方やめろ……お前も自己紹介したらどうだ?言い出しっぺだろうが」
そう言いながらある人物の方をみるシュンの先には、未だ自己紹介していない青年
そうまだダンそっくりな青年は名前を言っていないのだ。
「アハハ、わりぃわりぃ、んじっ!俺の名前な」
そういって、青年はダンと顔を合わせた。
「俺の名前は、空操陸馬。皆からはリクって呼ばれてんだ!よろしくな。ちなみにダンとは双子で兄妹、俺が兄ちゃんだ」
ニッと満面の笑みをする青年ことリクに、ダンは目を見開き今まで驚いたのとは違う驚きをしていた。
「リ………、ク」
震える声で言えた一言。
目の前にいる青年は、この世界のダンとは双子で兄妹。兄になるといった。
リク
リク
リク、が
生きてる?
『毎回くだらない喧嘩しない!』
『二人とも仲いいくせにちょっとした事で喧嘩するんだよな~』
『ダンは笑ってる方が一番いいぜ』
『シュンと俺、二人で手繋ぐんだから』
『約束守るんだぜ?』
『大好きだぜ』
『ダン!』
「ッ」
「おい……どうしたんだ」
そういいリクはダンの頬にそっと手をそえ心配そうな顔をし出した。
シュンも、女子のダンも同じ心配した表情を仕出し、何故?とダンは不思議でならなかった。
「何泣いてんだ?」
「ぇ?」
リクにそう言われ、ダンはここでようやく自分が泣いていることに気付いた。
瞳から止まることのない涙が頬を伝っていた。
「ぁ、れ?俺、泣いて……ッ」
どうにか止めようとするダンだが、涙は止まるばかりか溢れてきてダンの頬を濡らしていく。
リクはダンを落ち着かせるように頭を撫でた瞬間ダンは、ずっと切ることの出来なかった糸が切れてしまった。
ギュッとリクに抱きつき泣き出したのだ。
情けなく声をあげ、何度も『リク』といいながら
目の前にある現実の温もりを離さないようにキツく抱きついた
言いたいことは他にある。沢山あるのに、今ダンは泣くこととリクの名を繰り返し発することしか出来なかった
リク
リクッ
リクッ!
この世界のリクは生きていた
別次元のリクだと分かってる
分かってるけど、今は離したくない
目の前にある、この温もりを
そして
言いたい事があったんだ
ずっと
リクに……
泣き続けるダンを、リクは戸惑うことなくダンが落ち着くまで背中を撫でてやった。
その優しい手にダンは涙が暫く止められなかった。
続く
~あとがき~
はいっ!まだまだ続きます!てか、完璧妄想フルパワー全開で出してます!
シュンやっと出てきたぁぁ!!というか、出せました☆
勘違いされたら、あれなんで言っておきますが「シュン←ダン」ですから。この妄想小説!!
なんだが、ややこしかったかもしれませんが
オリキャラ
空操陸馬 ダンとは双子で、小さい頃飛行機事故で亡くなっている。
詳しい設定は『約束と君の笑顔』を参照してください。
続きは次回に!!
シュン←ダン
続き物ですので、2/29と3/2にアップしたのを先に読まれたほうがいいです。
*注意
1:オリキャラが出てきます。こちらは私が勝手に妄想してつくったキャラです。
2:ダンが女体化しております。
3:ダンが内面的に弱い部分あり。
以上簡単な注意事項です。上記の内容が嫌いな方は読まれなほうがいいです。
読んでからの苦情は受け付けません。
まったく問題ない!という方のみどうぞ
「……」
「……」
ダンは目の前の人物に、また目の前の青年は座り込んでいるダンを見てお互い目をあわせ黙り込んでいた。
青年はエースやスペクトラと同じく制服を着、その上からコートを羽織っていた。すると、青年はゆっくりとダンの方に近寄り手を差し出してきた。
その手にダンは目を丸くし、気の抜けた声を出してしまう。
その顔と声が可笑しかったのか、青年はクスクスと笑い出す。
「ククッ……ゎ、わりぃ。あんまりにも面白い顔すっからよ。ほら、いつまでも座り込んでないで立てよ。冬の廊下は寒ぃぜ?」
「ぁ、あぁ」
そういって未だ差し出された青年の手を取りダンは立ち上がり礼をいう。
すると青年は、ジィッとダンの顔をのぞき込んできた。勿論突然の事にダンは身をひく。
「な、なんだよ?」
「ん~……ぃゃ、そっくりだなと思ってよ」
そう言って青年はダンの顔を未だジロジロと見続けた。少し居心地が悪かったが、青年の行動をとる理由が同感できるダンは好きにさせた。
突然目の前に自分そっくりな人間が現れれば、そりゃ不思議に思う。
と、青年はポケットから携帯を取り出しどこかかけだした。
「ぁ!俺、今どこにいんだ?」
『~……』
「わりぃけど、部室にきてくれっか?」
『Σ~!……、』
「ちと急用なんだ、今日用があんのは分かるけど、なっ?」
『………、~!』
何やら電話の相手と少々立て込んでのお話中らしい。ダンはそれをジッと見ていたら、横から見知った声が。
バッとそちらを見ればそこには、今廊下で突っ伏している人物のパートナー爆丸『ヘリオス』と『パーシバル』だった。
「すまないな、ダン」
「パー、シバル」
「スペクトラは今日という日に中々意気込んでいてな。少々気合いが入ったようだ」
「ヘリオ、ス」
ダンは目の前にいる懐かしい爆丸に思わず目を丸くしてしまった。
そしてその光景を青年が横目で見ていたことをダンは気付いていなかった。
「おぅ!んじゃ、先行って待ってるぜ」
そういって電話が終わり、青年は携帯を再びポケットにしまうと、ダンと目を合わせる。
「ニッ、わりぃけど暫く俺に付き合ってくんねぇか?」
「ぁ、あぁ」
「んな堅くなるなって!部室に行くだけだから、あっ!その格好じゃ目立つよな」
そういって青年は自分が着ていたコートを脱ぐと、それをダンに着させた。
「へっ?」
「それ着てろ、少しは私服隠れるだろ」
ニッと笑みをする青年にダンは頷くことしかできなかった。
そのままダンは青年と手を繋いだままだ彼の言う部室へと向かうことに。
と、ダンは一つ思い出すと青年に声をかける
「な、なぁ」
「なんだ?」
「アレ、いいのか?」
そういってダンが指さす方向には廊下に突っ伏したままのスペクトラとエース。それに一瞬目を向ける青年だが、すぐに視線を外し興味のない瞳をし前方を向く。
「ほっとけ、アイツ等はいつものことだ。お前等、そのバカ二人頼んだぜ」
一言、ヘリオスとパーシバルにそう言ってズカズカ進む青年にダンは、ポカンとすることしか出来なかった。
「着いたぜ」
そういってたどり着いた青年が言っていた部室。
青年が扉に手をかざすと小さく光り、カチャッと音がすると同時に扉が開いた。
ダンは目を丸くする中どんどん中に入っていく青年の後を慌てて追う。
中に入ると、部室というよりはどこかの会議室のようで、きちんとしたテーブルにキャスターのついたイス。
デカいスクリーンまである。本当に部室なのか?と目を丸くしていたら青年が好きなところに座ってな、といってきたので取りあえず椅子に座ることに。
「ちょっと待っててくれな、今さっき呼んだ奴もくっからよ」
「さっきって電話してた相手か?」
「あぁ」
そういうと、青年はニッと笑みをしダンの前に座り込む。
改めて見ても、やはり自分に似ていると感じてしまうダン。前回は入れ替わってしまったが、今回入れ替わるといったことはなく自分だけが来てしまったのか?と目の前の青年をジッと見てしまう。
すると青年は、ふわっと笑みをしだした。
その笑みにダンは、目を丸くしてしまった
「ぁ、の」
「ん?あぁ~わりぃ、わりぃ。あんまりにも真剣に見てくっからさ」
「ゎ、わりぃ」
「謝んなよ、俺もさっきジロジロ見ちまったからな」
そういって、また微笑んできた青年にダンは戸惑った。目の前にいる青年は恐らくこの世界の自分だろう。だが、どこか違う……ダンは何故かそう感じてしまった。別次元だからだろうか?
そう思っていた時、廊下から声が聞こえてきた。その声は徐々に近づき扉の前まで
ガラッ
「来たぞ」
「Σ!?」
その声にダンは思わず扉の方へ顔をむけた。
そこには、自分が最も聞き覚えのある、落ち着ける人物 シュンがいた。
―この世界のシュンもなんら変わらない姿なんだな―
ダンは入ってきたシュンに不安だった心のどこかが、少し軽くなったのを感じた。だが、すぐその感情は驚きへと変わった。
それは
「俺、今日帰り用があるっていっただろ!」
「わりぃ、わりぃ;怒るなって」
怒りながら入ってきた人物に、青年は近寄り苦笑いをこぼす。
「そう怒るな」
また、その人物の怒りを落ち着かせようとシュンもまた、その人物に声をかけていた。
「ぅ~…」
ダンの目に飛び込んできた人物
それは、自分だった。ただ違うのはシュンと一緒に入ってきたダンは女子の制服を着ていた。そして青年は勿論男子の制服
入ってきた人物はダン。隣に立つ青年もダン
自分が二人いる!?
ダンは目を丸くし、目の前の光景に驚くことしかできなかった。
そんなダンに気付いていないのか、二人のダンとシュンは話していた。
「悪かったって;実はよ……」
青年は、そっくりな女子のダンを宥めながら、ゆっくりと後ろを向く。それに女子のダンも目で追うと同時に目を丸くした。
「……」
「呼んだ理由これなんだよ」
「……」
苦笑いしながら青年は、ポンポンと女子のダンの頭を撫でる。
隣にいるシュンも驚いているようで目を丸くしていた。
「……ぇ、なに?Σえっ!?」
女子のダンは驚きのあまり隣にいる青年と、目の前にいるダンの顔を何度も見比べる。
「落ち着け、俺だって驚いてんだからよ」
「の、割には落ち着いているようにしか見えないが?」
「うぉっ、シュンちゃん毒舌だね~」
青年は頬をかきながら、座っていたダンのほうへと近づき立たせた。
「ひとまず、自己紹介かな?」
「ぁ、えっと……」
何故、ここで自己紹介から始まるのか?ダンはダンで、自分が二人いる事に未だ驚いたまま。女子のダンもまた目の前の光景に驚き、唯一突っ込みが出来そうなシュンであったが、自己紹介するぞオーラ全開の為あえて口を挟まなかった。簡潔に言うと突っ込むのも面倒だったようだが。
「んじゃ~まずシュンちゃんからな」
「その呼び方止めてくれないか?」
先程からシュンを『ちゃん付け』で呼ぶ青年に、シュンは少し眉を寄せながら溜息をつく。
「俺の名は風見駿」
「俺は空操弾馬、ダンでいいぜ」
シュンの後に続けとばかりに、女子のダンは自分の名をいってきた。
見た目はなんら変わらないのに、自己紹介をした後満面の笑みをした彼女を見てダンは、女の子だなと思ってしまった。
「ぁ、えっと……俺は、俺の名はダン。空操弾馬だ」
ダンは戸惑いながら自分の名をいう。
すると、女子のダンはやはり驚きとばかりに目を丸くしていた。
「同じ名前、だな?」
「ぁ、あぁ」
驚く彼女に別次元の地球からきたダンだといって、はたして信じてくれるだろうか?と苦笑いしていたら、青年がダンの頭をポンポン撫でてきた。
「さっき、エースとスペクトラに追いかけまわされたんだよ。ダンちゃんわ」
「へっ!?あいつらに?」
「ぁ、あぁ……なんか凄い必死というなの顔しながら……」
ダンは先程追いかけ回された事を思い出しながら苦笑いしていると、青年が再び口を開く
「しかも、アイツ等のパートナーの名前言ってたぜ」
「パーシバルとヘリオスをか?」
シュンは目を丸くしながらダンの顔を見る。
その視線にダンは一瞬ビクッとなるも小さく頷き、パーシバルとヘリオスの名をいって何か変だったろうか?と一瞬思うが、この世界でない自分が先程爆丸の名を言えた事に目の前の三人は不思議に思えたのだろう。それと同時にダンはヘリオスとパーシバルの会話を思い出していた。
『すまないな、ダン』
『スペクトラは今日という日に中々意気込んでいてな。少々気合いが入ったようだ』
パーシバルもヘリオスもあの時目の前に自分そっくりな青年、ダンがいたにも関わらず自分を『ダン』と呼んでいた。あの時既にこの世界に『ダン』というそっくりな人物が二人いる答えが出ていた。
まぁ、それに気付けるほどあの時平常心でいられなかったと言える。
すると、シュンが呆れながらある自分の方へ視線を向けた。
「ぉぃ」
「ん?なんだよシュンちゃん」
「その呼び方やめろ……お前も自己紹介したらどうだ?言い出しっぺだろうが」
そう言いながらある人物の方をみるシュンの先には、未だ自己紹介していない青年
そうまだダンそっくりな青年は名前を言っていないのだ。
「アハハ、わりぃわりぃ、んじっ!俺の名前な」
そういって、青年はダンと顔を合わせた。
「俺の名前は、空操陸馬。皆からはリクって呼ばれてんだ!よろしくな。ちなみにダンとは双子で兄妹、俺が兄ちゃんだ」
ニッと満面の笑みをする青年ことリクに、ダンは目を見開き今まで驚いたのとは違う驚きをしていた。
「リ………、ク」
震える声で言えた一言。
目の前にいる青年は、この世界のダンとは双子で兄妹。兄になるといった。
リク
リク
リク、が
生きてる?
『毎回くだらない喧嘩しない!』
『二人とも仲いいくせにちょっとした事で喧嘩するんだよな~』
『ダンは笑ってる方が一番いいぜ』
『シュンと俺、二人で手繋ぐんだから』
『約束守るんだぜ?』
『大好きだぜ』
『ダン!』
「ッ」
「おい……どうしたんだ」
そういいリクはダンの頬にそっと手をそえ心配そうな顔をし出した。
シュンも、女子のダンも同じ心配した表情を仕出し、何故?とダンは不思議でならなかった。
「何泣いてんだ?」
「ぇ?」
リクにそう言われ、ダンはここでようやく自分が泣いていることに気付いた。
瞳から止まることのない涙が頬を伝っていた。
「ぁ、れ?俺、泣いて……ッ」
どうにか止めようとするダンだが、涙は止まるばかりか溢れてきてダンの頬を濡らしていく。
リクはダンを落ち着かせるように頭を撫でた瞬間ダンは、ずっと切ることの出来なかった糸が切れてしまった。
ギュッとリクに抱きつき泣き出したのだ。
情けなく声をあげ、何度も『リク』といいながら
目の前にある現実の温もりを離さないようにキツく抱きついた
言いたいことは他にある。沢山あるのに、今ダンは泣くこととリクの名を繰り返し発することしか出来なかった
リク
リクッ
リクッ!
この世界のリクは生きていた
別次元のリクだと分かってる
分かってるけど、今は離したくない
目の前にある、この温もりを
そして
言いたい事があったんだ
ずっと
リクに……
泣き続けるダンを、リクは戸惑うことなくダンが落ち着くまで背中を撫でてやった。
その優しい手にダンは涙が暫く止められなかった。
続く
~あとがき~
はいっ!まだまだ続きます!てか、完璧妄想フルパワー全開で出してます!
シュンやっと出てきたぁぁ!!というか、出せました☆
勘違いされたら、あれなんで言っておきますが「シュン←ダン」ですから。この妄想小説!!
なんだが、ややこしかったかもしれませんが
オリキャラ
空操陸馬 ダンとは双子で、小さい頃飛行機事故で亡くなっている。
詳しい設定は『約束と君の笑顔』を参照してください。
続きは次回に!!
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