ようこそ いらっしゃいました。日常生活から同人妄想(腐女子)を書いている管理人です。
爆丸のシュンダン及デジクロのキリタイに萌えてます!
一緒に萌をしましょう(笑)
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どうも
ハハハッ・・・(遠い目)やっとアップできました。しかもコレ続き物なんだよね;
1と2アップしたの先月の12月だよ、12月。とっととアップしとけよ自分!本当は先月中にアップする予定だったんだけどね。なんかバタバタしてたら、今日になった
と、とにかく!今日の妄想シュンダン(女体化)妄想続き物です!!
続き物なので、12月26日と27日の1話&2話を先にご覧ください。
シュンダン(女体化)といいつつ、その要素が薄いので、しかもオリキャラ出てきますのでそういったのが嫌いな方は読まれないほうがいいですよ;;?
さて、毎度ながら同人・BL・女体化といった内容が嫌いな方・苦手な方・知らない方は読まれないほうがいいですよ??
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と、とにかく!今日の妄想シュンダン(女体化)妄想続き物です!!
続き物なので、12月26日と27日の1話&2話を先にご覧ください。
シュンダン(女体化)といいつつ、その要素が薄いので、しかもオリキャラ出てきますのでそういったのが嫌いな方は読まれないほうがいいですよ;;?
さて、毎度ながら同人・BL・女体化といった内容が嫌いな方・苦手な方・知らない方は読まれないほうがいいですよ??
爆丸
二期3
シュンダン♀ですが、あんまりその要素が薄いです。
オリキャラが出てきますのでご注意ください。
続き物ですので、1と2を先にごらんください。
「さっ!リクの妹探そうぜ」
「(頷き)」
シュンと少し仲良くなれた気がして嬉しくなったダン。まずは向こうを探すかとシュンに言おうとしたら向こうからリクが走ってきた。
「あれ?シュンもここ探しに来たんだ」
「ん」
「……」
「?」
突然黙り込むリクに、シュンとダンは首を傾げる。するとフフッと微笑みだした。
「いつの間にか二人とも仲良くなってる」
「「は?」」
急になんだ?と目を丸くしていたらリクは楽しそうに口を開く
「さっきシュン、お姉ちゃんに敵意丸出しだったくせに今じゃそんなのないんだもん」
「そんなのしてない…………ん?リク」
「なに?」
「お姉ちゃん?」
「お姉ちゃん」
リクとシュン二人して顔を合わす中、ダンは首を傾げるばかり。すると突然シュンがバッとダンの方を見てきた。
「……女?」
「あぁ~、男かと思ったか?やっぱ」
アハハと笑うダンに、シュンは目を丸くしダンを見上げていた。
「……どう見ても男にしか見えない」
「あ~だよなぁ~」
どこか他人ごとの様に言うダンに、呆れてしまったシュン。すると突然パシッ!といい音が響き渡った。
何!?とダンは目を丸くし音の方を見れば……
「ッ~!!」
「ぉ、おい大丈夫か?」
下に目線を落とせばシュンが自分の頭を抱え込んでいた。痛みとともに……そしてその痛みの原因は仁王立ちしているリク。手にはハリセンが。しかもその顔は満面の笑みだ。笑みなのだが……怖い
「シュン?今貴方かぁ~なり失礼な事を言ったこと実感してる?してるわよね?まさかしてないなんて言わないわよね?こんな、可愛い。可愛い!お姉ちゃんを前に男ですって!!今すぐ謝りなさい!!(怒)」
シュンの胸ぐらを掴み声を上げるリクにシュンは顔を真っ青にし、そしてダンも怒られた訳じゃないのにビビっていた。
「ぁ、いや……リクんな怒鳴る事ねぇって(苦笑)実際日常から男と間違われてるしよ俺」
「Σお姉ちゃんは黙ってて!!」
「Σはいっ!」
五歳の子供といえど、やはりダンの姉。逆らえないのだろうかダンは口を閉じる
「シュン、いい?女性に男みたいってのは失礼極まりないのよ。しかもこんな可愛いお姉ちゃんに言うなんて!」
「す、すみません;」
「私じゃなくてお姉ちゃんに謝りなさい!」
「Σはいっ!」
バッとダンの所まで走り謝るシュン。
それにダンは苦笑いしながら気にすんなと彼の頭を撫でる
「それにさ、仲間にも俺のこと男だって思ってた奴いるし。今日初めて会ったんだ間違えても仕方ないさ」
「ん……けど、謝る。でないとリクが恐いから」
最後の方は小さく呟くシュン。勿論それはリクには届かずダンにしか聞こえなかった。
***
あの後シュンとはまた別れ、リクとダンは別の場所を探すことに
「ダンたらどこに行っちゃったのかしら」
「なぁ~リク」
「なぁに?」
「妹、大好きか?」
今自分は声が震えていないだろうか……笑顔でいるだろうか。なんてダンはリクの顔をみる。そこには最初不思議そうな顔をしていたリクだったが、それもすぐ笑顔に変わった
「勿論!私の大切な妹だもの」
「そっか」
リクの笑顔に、ダンは心の奥が痛んだ。
リクの笑顔は大好きなのに、大好きで……大切な
「お姉ちゃんは妹とかいるの?」
「ぇ?……ぃゃ、姉ちゃんが」
「どんな人?」
リクは興味津々でダンに訪ねた。しかし、その言葉は今のダンには苦しくて仕方なかった。
自分の時代のリクは、もう……いないのだから
「そうだな。優しくて、でも怒ると恐かったな」
「ふぅん」
「けど、笑顔が……」
「笑顔?」
「あぁ、姉ちゃんの笑顔。大好きだったんだ……あの笑顔にいつも心が温かくなったんだ」
そういって、ダンは静かに瞳を閉じた。
すると、リクが小さく口を開く
「同じだ」
「ぇ?」
ダンは閉じていた瞳をあけリクを見ると、そこにはとても温かな表情をしているリクがうつった。
「私もね、妹の……ダンの笑顔大好き!ダンの笑顔を見てると、こっちまで元気になってくるの。だからダンにはいつでも笑っていてほしいんだ。勿論泣きたいときは泣いて欲しい。無理して笑顔ではいてほしくないから。」
「ぁ……」
リクの言葉にダンは目を見開き、ある言葉を思い出した。
それは……
『泣きたいのなら思いっきり泣け。そしてダン、お前は笑顔でいろ。それがリクの分まで生きる証だ』
前にシュンが言ってくれた言葉と重なったのだ。
リクの夢を見て気が動転してしまった日、泣きじゃくる自分にシュンはそう言ってくれた。
この言葉にどれだけ、あの時自分の心が救われたか
今、あの時の言葉をまたリクが言ってくれた
『リク』
「お姉ちゃん?」
「ぁ、なんだ?」
リクに呼ばれ、ハッとし顔を合わせばそこには心配そうな表情をするリクがうつった。
「ど、どうした?」
「お姉ちゃん……泣いてる」
「ぇ?」
そうリクに言われダンは自分の頬に涙が、瞳から涙が落ちていることに気づいた。慌てて何でもないと笑顔を振るい涙を止めようとするが、涙は止まるどころか溢れてくる。
ダンはどうにかして目元を擦っていたらリクがダンの服を引っ張る
「お姉ちゃん」
「ゎ、わりぃ。すぐ止めっからよ」
「無理して止める必要はないよ?」
「ぇ?」
ダンはリクの方を見ると、そこには自分の手を広げるリクがいた。
「泣きたいときは思いっきり泣いていいんだよ」
「リ、ク」
「私が今お姉ちゃんの泣き場になってあげる」
リクの言葉にダンは目を見開く。
もう、その後は体が無意識にリクの方へといっていた。
リクに抱きつき止めようとしていた涙が再び溢れ出した。
リクから感じる暖かな温もり。この温もりは夢でも幻でもない。現実の温もり……ダンはリクを強く抱きしめ心の中で何度も『リク』と繰り返した。
すると、リクの小さな手がダンの髪を優しく撫でてきた。
「ぁ……」
「ずっと、我慢してたんだね」
「ッ」
ダンは自分の唇を噛み、小さく頷いた。
「大丈夫だよ、もう我慢しなくても。泣きたいときは泣いて……いいんだよ」
「ダン」
「Σッ!?」
ダンは目を見開きリクから離れると顔を見合わせようとした瞬間稲妻の様な音が響き渡った。その音はダンから放たれていた。
「な、なにが……」
体が徐々に消えていくダンは戸惑いながらリクに目を向けた。
だが、そこには驚きや戸惑いの顔をしたリクではなく優しく微笑んでダンを見ていた。
「リ、ク」
「あのね、泣いた後には温かな虹がでるの」
「ぇ?」
「その温かな虹は、大切な人の温もり」
「ぬくもり?」
「そう、その温もりがあるから泣いた後は笑顔になれるの」
「笑顔、に?」
ダンは声を出そうとするが、もう目の前が真っ白くなっていき、リクの顔が見えなくなっていく。
完全に消える間際ダンは、笑顔で『ありがとう』とリクに言った。
その言葉がリクに届いたかはわからない。分からないが消える間際リクの顔は大好きな笑顔だった
凄まじい音と共にダンは消えていった。
そして、それと引き替えに現れたのは……今の時代の子供のダンだ
「ダン」
「ぁ、リク」
ダンは目を丸くし、辺りをキョロキョロと見渡す。
「……ここ」
「全く何処に行ってたの。心配したんだからね」
「あ、あのな!さっき……「リク!」……シュン?」
ダンの言葉を遮るように向こうからシュンが走ってきた。
リクとダンはそちらに目をやる。
「さっき凄い音したけど」
「ん、大丈夫」
どうやらシュンは先程稲妻の音が聞こえ走ってきたようだ。
「シュン……」
「……ダン」
ダンはシュンと顔を合わせ、またシュンもダンと顔を合わせる。
互いに気まずいながら顔をふせる中リクはただ温かく二人を見守っていた。
「「ごめん!!」」
お互い同時に謝る。勿論互い同時に言ったせいか驚くも喧嘩した際酷いことを言ってしまったことを謝る。
「ごめんなシュン。大嫌いって言って」
「ううん、俺もダンの事叩いて倒しちゃってごめん。それと嫌いなんて嘘だからな」
「ん……俺も、大嫌いなんて嘘だぞ!俺シュンの事大好きだから!」
「俺も、ダンの事大好きだから」
大好き
このたった一言だけなのに、心が温かくなっていくのをダンは、シュンは、二人は感じた。
「シュン大好き!」
ダンは嬉しさのあまりシュンに飛びつき抱きつく。
勿論不意打ちだったせいかシュンはそのまま尻餅をついてしまったが、ダンの顔を見ればそんな痛み苦ではなかった。
ダンの表情はとても嬉しい、満面の笑みをしていたから
「さて、二人とも仲直りした所でそろそろ家に帰りましょう」
時を見計らってリクは二人に言った。
するとシュンがある事に気付きリクに問いかけた。
「なぁリク、さっきのお姉ちゃんは?」
「ん?ダンが見つかって、一安心して帰ったわよ」
「誰だ?お姉ちゃんって?」
シュンに抱きついたまま、ダンは問いかけた。ダンが知らないのも無理はない。何せ本人が入れ替わっていたのだから。
「俺、あのお姉ちゃんの名前知らないんだけど」
「いいじゃない、一緒にダンを探してくれたんだし。さっ!帰ろう」
「おう!」
「って、ダン!いい加減離れろ!」
「ぅ~……シュンのケチンボ」
ぷぅ~と頬を膨らましながらシュンから離れるとリクが優しくダンの頭を撫でてきた。
「ほら拗ねないの。帰るよ」
三人仲良く家に帰ることにした。ダンを真ん中に手を繋ながら
自宅に帰り夜も更け寝ようとした時、徐にダンがリクに話しかけてきた。
「なぁなぁ!リク」
「なぁに?」
「あのな、俺シュンと同じ名前のおっきいシュンと会ったんだ」
「おっきい?」
「ん!」
ベッドの上で、嬉しそうな笑みをするダンに、リクは「そう、よかったね」と笑みを返す
「それで?どんな人だったの」
「えっとな………格好良かった!後な、変な仮面してる奴とかにも会ったぞ!」
変な仮面というのは、恐らくスペクトラの事を言っているのだろう。小さいダンには、スペクトラは変な仮面の奴とインプットされたようだ。
「そう、取りあえずダン。今後そういった変な仮面してる人と会ったら近づかないこと。いいわね」
「おう!でも、おっきいシュンはいいんだよな?」
「えぇ、いいわよ。ところでダン、そのおっきいシュンは格好良かったの?」
「おう!それにな、俺がシュンと喧嘩したって後悔したんだって言ったら素直に『ごめん』って言えばまたシュンと仲良くなれるって言ってくれたんだ!」
「そぅ」
「おう!だからシュンと仲直りできたのは、おっきいシュンのお陰なんだ!」
「そっか、じゃぁ~もう喧嘩しないようにしなきゃね」
「おう!シュンも大好きだけど、リクも大好きだからな!」
「私もダンの事大好きだよ」
お互い微笑みながら心が温かくなっていくのを感じた。
その後夜も遅かったせいか、すぐに眠りについたダン。
その寝顔をリクは優しく見つめていた。
「おっきいシュン、か……」
ガチャ
「リク、まだ起きてたの?早く寝なさい」
「はぁい」
母親に言われて寝る体勢に入るリク。
一回ダンの寝顔を見て微笑み「お休み」と小さくダンにいい瞳を閉じた
泣きたいときに泣ける場所
笑顔でいられる場所
今はその場所は沢山ある
けど、遠く近い未来
特別な場所が見つかる
その場所を大切にしてほしい
笑顔でいてほしいから
『ダン』
終わり
~あとがき~
子シュンが、ダンに敵意してたのは、ダンの事男と思っててそんな奴がなんで探すのを手伝うのか気に入らなかったという理由
簡単に言ったら、嫉妬ですねvv子供の嫉妬は可愛いのよv
二期3
シュンダン♀ですが、あんまりその要素が薄いです。
オリキャラが出てきますのでご注意ください。
続き物ですので、1と2を先にごらんください。
「さっ!リクの妹探そうぜ」
「(頷き)」
シュンと少し仲良くなれた気がして嬉しくなったダン。まずは向こうを探すかとシュンに言おうとしたら向こうからリクが走ってきた。
「あれ?シュンもここ探しに来たんだ」
「ん」
「……」
「?」
突然黙り込むリクに、シュンとダンは首を傾げる。するとフフッと微笑みだした。
「いつの間にか二人とも仲良くなってる」
「「は?」」
急になんだ?と目を丸くしていたらリクは楽しそうに口を開く
「さっきシュン、お姉ちゃんに敵意丸出しだったくせに今じゃそんなのないんだもん」
「そんなのしてない…………ん?リク」
「なに?」
「お姉ちゃん?」
「お姉ちゃん」
リクとシュン二人して顔を合わす中、ダンは首を傾げるばかり。すると突然シュンがバッとダンの方を見てきた。
「……女?」
「あぁ~、男かと思ったか?やっぱ」
アハハと笑うダンに、シュンは目を丸くしダンを見上げていた。
「……どう見ても男にしか見えない」
「あ~だよなぁ~」
どこか他人ごとの様に言うダンに、呆れてしまったシュン。すると突然パシッ!といい音が響き渡った。
何!?とダンは目を丸くし音の方を見れば……
「ッ~!!」
「ぉ、おい大丈夫か?」
下に目線を落とせばシュンが自分の頭を抱え込んでいた。痛みとともに……そしてその痛みの原因は仁王立ちしているリク。手にはハリセンが。しかもその顔は満面の笑みだ。笑みなのだが……怖い
「シュン?今貴方かぁ~なり失礼な事を言ったこと実感してる?してるわよね?まさかしてないなんて言わないわよね?こんな、可愛い。可愛い!お姉ちゃんを前に男ですって!!今すぐ謝りなさい!!(怒)」
シュンの胸ぐらを掴み声を上げるリクにシュンは顔を真っ青にし、そしてダンも怒られた訳じゃないのにビビっていた。
「ぁ、いや……リクんな怒鳴る事ねぇって(苦笑)実際日常から男と間違われてるしよ俺」
「Σお姉ちゃんは黙ってて!!」
「Σはいっ!」
五歳の子供といえど、やはりダンの姉。逆らえないのだろうかダンは口を閉じる
「シュン、いい?女性に男みたいってのは失礼極まりないのよ。しかもこんな可愛いお姉ちゃんに言うなんて!」
「す、すみません;」
「私じゃなくてお姉ちゃんに謝りなさい!」
「Σはいっ!」
バッとダンの所まで走り謝るシュン。
それにダンは苦笑いしながら気にすんなと彼の頭を撫でる
「それにさ、仲間にも俺のこと男だって思ってた奴いるし。今日初めて会ったんだ間違えても仕方ないさ」
「ん……けど、謝る。でないとリクが恐いから」
最後の方は小さく呟くシュン。勿論それはリクには届かずダンにしか聞こえなかった。
***
あの後シュンとはまた別れ、リクとダンは別の場所を探すことに
「ダンたらどこに行っちゃったのかしら」
「なぁ~リク」
「なぁに?」
「妹、大好きか?」
今自分は声が震えていないだろうか……笑顔でいるだろうか。なんてダンはリクの顔をみる。そこには最初不思議そうな顔をしていたリクだったが、それもすぐ笑顔に変わった
「勿論!私の大切な妹だもの」
「そっか」
リクの笑顔に、ダンは心の奥が痛んだ。
リクの笑顔は大好きなのに、大好きで……大切な
「お姉ちゃんは妹とかいるの?」
「ぇ?……ぃゃ、姉ちゃんが」
「どんな人?」
リクは興味津々でダンに訪ねた。しかし、その言葉は今のダンには苦しくて仕方なかった。
自分の時代のリクは、もう……いないのだから
「そうだな。優しくて、でも怒ると恐かったな」
「ふぅん」
「けど、笑顔が……」
「笑顔?」
「あぁ、姉ちゃんの笑顔。大好きだったんだ……あの笑顔にいつも心が温かくなったんだ」
そういって、ダンは静かに瞳を閉じた。
すると、リクが小さく口を開く
「同じだ」
「ぇ?」
ダンは閉じていた瞳をあけリクを見ると、そこにはとても温かな表情をしているリクがうつった。
「私もね、妹の……ダンの笑顔大好き!ダンの笑顔を見てると、こっちまで元気になってくるの。だからダンにはいつでも笑っていてほしいんだ。勿論泣きたいときは泣いて欲しい。無理して笑顔ではいてほしくないから。」
「ぁ……」
リクの言葉にダンは目を見開き、ある言葉を思い出した。
それは……
『泣きたいのなら思いっきり泣け。そしてダン、お前は笑顔でいろ。それがリクの分まで生きる証だ』
前にシュンが言ってくれた言葉と重なったのだ。
リクの夢を見て気が動転してしまった日、泣きじゃくる自分にシュンはそう言ってくれた。
この言葉にどれだけ、あの時自分の心が救われたか
今、あの時の言葉をまたリクが言ってくれた
『リク』
「お姉ちゃん?」
「ぁ、なんだ?」
リクに呼ばれ、ハッとし顔を合わせばそこには心配そうな表情をするリクがうつった。
「ど、どうした?」
「お姉ちゃん……泣いてる」
「ぇ?」
そうリクに言われダンは自分の頬に涙が、瞳から涙が落ちていることに気づいた。慌てて何でもないと笑顔を振るい涙を止めようとするが、涙は止まるどころか溢れてくる。
ダンはどうにかして目元を擦っていたらリクがダンの服を引っ張る
「お姉ちゃん」
「ゎ、わりぃ。すぐ止めっからよ」
「無理して止める必要はないよ?」
「ぇ?」
ダンはリクの方を見ると、そこには自分の手を広げるリクがいた。
「泣きたいときは思いっきり泣いていいんだよ」
「リ、ク」
「私が今お姉ちゃんの泣き場になってあげる」
リクの言葉にダンは目を見開く。
もう、その後は体が無意識にリクの方へといっていた。
リクに抱きつき止めようとしていた涙が再び溢れ出した。
リクから感じる暖かな温もり。この温もりは夢でも幻でもない。現実の温もり……ダンはリクを強く抱きしめ心の中で何度も『リク』と繰り返した。
すると、リクの小さな手がダンの髪を優しく撫でてきた。
「ぁ……」
「ずっと、我慢してたんだね」
「ッ」
ダンは自分の唇を噛み、小さく頷いた。
「大丈夫だよ、もう我慢しなくても。泣きたいときは泣いて……いいんだよ」
「ダン」
「Σッ!?」
ダンは目を見開きリクから離れると顔を見合わせようとした瞬間稲妻の様な音が響き渡った。その音はダンから放たれていた。
「な、なにが……」
体が徐々に消えていくダンは戸惑いながらリクに目を向けた。
だが、そこには驚きや戸惑いの顔をしたリクではなく優しく微笑んでダンを見ていた。
「リ、ク」
「あのね、泣いた後には温かな虹がでるの」
「ぇ?」
「その温かな虹は、大切な人の温もり」
「ぬくもり?」
「そう、その温もりがあるから泣いた後は笑顔になれるの」
「笑顔、に?」
ダンは声を出そうとするが、もう目の前が真っ白くなっていき、リクの顔が見えなくなっていく。
完全に消える間際ダンは、笑顔で『ありがとう』とリクに言った。
その言葉がリクに届いたかはわからない。分からないが消える間際リクの顔は大好きな笑顔だった
凄まじい音と共にダンは消えていった。
そして、それと引き替えに現れたのは……今の時代の子供のダンだ
「ダン」
「ぁ、リク」
ダンは目を丸くし、辺りをキョロキョロと見渡す。
「……ここ」
「全く何処に行ってたの。心配したんだからね」
「あ、あのな!さっき……「リク!」……シュン?」
ダンの言葉を遮るように向こうからシュンが走ってきた。
リクとダンはそちらに目をやる。
「さっき凄い音したけど」
「ん、大丈夫」
どうやらシュンは先程稲妻の音が聞こえ走ってきたようだ。
「シュン……」
「……ダン」
ダンはシュンと顔を合わせ、またシュンもダンと顔を合わせる。
互いに気まずいながら顔をふせる中リクはただ温かく二人を見守っていた。
「「ごめん!!」」
お互い同時に謝る。勿論互い同時に言ったせいか驚くも喧嘩した際酷いことを言ってしまったことを謝る。
「ごめんなシュン。大嫌いって言って」
「ううん、俺もダンの事叩いて倒しちゃってごめん。それと嫌いなんて嘘だからな」
「ん……俺も、大嫌いなんて嘘だぞ!俺シュンの事大好きだから!」
「俺も、ダンの事大好きだから」
大好き
このたった一言だけなのに、心が温かくなっていくのをダンは、シュンは、二人は感じた。
「シュン大好き!」
ダンは嬉しさのあまりシュンに飛びつき抱きつく。
勿論不意打ちだったせいかシュンはそのまま尻餅をついてしまったが、ダンの顔を見ればそんな痛み苦ではなかった。
ダンの表情はとても嬉しい、満面の笑みをしていたから
「さて、二人とも仲直りした所でそろそろ家に帰りましょう」
時を見計らってリクは二人に言った。
するとシュンがある事に気付きリクに問いかけた。
「なぁリク、さっきのお姉ちゃんは?」
「ん?ダンが見つかって、一安心して帰ったわよ」
「誰だ?お姉ちゃんって?」
シュンに抱きついたまま、ダンは問いかけた。ダンが知らないのも無理はない。何せ本人が入れ替わっていたのだから。
「俺、あのお姉ちゃんの名前知らないんだけど」
「いいじゃない、一緒にダンを探してくれたんだし。さっ!帰ろう」
「おう!」
「って、ダン!いい加減離れろ!」
「ぅ~……シュンのケチンボ」
ぷぅ~と頬を膨らましながらシュンから離れるとリクが優しくダンの頭を撫でてきた。
「ほら拗ねないの。帰るよ」
三人仲良く家に帰ることにした。ダンを真ん中に手を繋ながら
自宅に帰り夜も更け寝ようとした時、徐にダンがリクに話しかけてきた。
「なぁなぁ!リク」
「なぁに?」
「あのな、俺シュンと同じ名前のおっきいシュンと会ったんだ」
「おっきい?」
「ん!」
ベッドの上で、嬉しそうな笑みをするダンに、リクは「そう、よかったね」と笑みを返す
「それで?どんな人だったの」
「えっとな………格好良かった!後な、変な仮面してる奴とかにも会ったぞ!」
変な仮面というのは、恐らくスペクトラの事を言っているのだろう。小さいダンには、スペクトラは変な仮面の奴とインプットされたようだ。
「そう、取りあえずダン。今後そういった変な仮面してる人と会ったら近づかないこと。いいわね」
「おう!でも、おっきいシュンはいいんだよな?」
「えぇ、いいわよ。ところでダン、そのおっきいシュンは格好良かったの?」
「おう!それにな、俺がシュンと喧嘩したって後悔したんだって言ったら素直に『ごめん』って言えばまたシュンと仲良くなれるって言ってくれたんだ!」
「そぅ」
「おう!だからシュンと仲直りできたのは、おっきいシュンのお陰なんだ!」
「そっか、じゃぁ~もう喧嘩しないようにしなきゃね」
「おう!シュンも大好きだけど、リクも大好きだからな!」
「私もダンの事大好きだよ」
お互い微笑みながら心が温かくなっていくのを感じた。
その後夜も遅かったせいか、すぐに眠りについたダン。
その寝顔をリクは優しく見つめていた。
「おっきいシュン、か……」
ガチャ
「リク、まだ起きてたの?早く寝なさい」
「はぁい」
母親に言われて寝る体勢に入るリク。
一回ダンの寝顔を見て微笑み「お休み」と小さくダンにいい瞳を閉じた
泣きたいときに泣ける場所
笑顔でいられる場所
今はその場所は沢山ある
けど、遠く近い未来
特別な場所が見つかる
その場所を大切にしてほしい
笑顔でいてほしいから
『ダン』
終わり
~あとがき~
子シュンが、ダンに敵意してたのは、ダンの事男と思っててそんな奴がなんで探すのを手伝うのか気に入らなかったという理由
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