ようこそ いらっしゃいました。日常生活から同人妄想(腐女子)を書いている管理人です。
爆丸のシュンダン及デジクロのキリタイに萌えてます!
一緒に萌をしましょう(笑)
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ども!
わぁ~今日から六月だぁ・・・
∑てか!!先月ほとんどといっていいほど妄想アップでけんかったぁぁ!!!
ふっ・・・(遠い目)
多忙が理由って・・・自由な時間がほしい。学生って自由だったなぁ・・・
って、こんな文字数打ってる場合じゃないね。
さてさて!今日の妄想は、久しぶりにデジクロ キリタイ小説を書いたァ!!
といっても久しぶりでもないか?前回最後にアップしたの、よく見たらデジクロだったわ。
一応設定的には、二期でタイキが再びデジタルワールドに戻ったあたりで、ちょっとした妄想vv
キリハが、まだキャラを私つかめていないのか、どうも妙なキャラになってしまったよな・・・
ん~落ち込んだり俺様になったり忙しいキリハです(笑)
さてさて、これより先は同人要素がございます。
BL・女体化などといった内容が嫌いな方・苦手な方・知らない方はページを閉じてください。
デジクロ キリタイ小説をなりますので、この意味がお分かりになる方のみ、萌を感じる方のみ!ですよ?
わぁ~今日から六月だぁ・・・
∑てか!!先月ほとんどといっていいほど妄想アップでけんかったぁぁ!!!

ふっ・・・(遠い目)
多忙が理由って・・・自由な時間がほしい。学生って自由だったなぁ・・・
って、こんな文字数打ってる場合じゃないね。
さてさて!今日の妄想は、久しぶりにデジクロ キリタイ小説を書いたァ!!
といっても久しぶりでもないか?前回最後にアップしたの、よく見たらデジクロだったわ。
一応設定的には、二期でタイキが再びデジタルワールドに戻ったあたりで、ちょっとした妄想vv
キリハが、まだキャラを私つかめていないのか、どうも妙なキャラになってしまったよな・・・
ん~落ち込んだり俺様になったり忙しいキリハです(笑)
さてさて、これより先は同人要素がございます。
BL・女体化などといった内容が嫌いな方・苦手な方・知らない方はページを閉じてください。
デジクロ キリタイ小説をなりますので、この意味がお分かりになる方のみ、萌を感じる方のみ!ですよ?
デジクロ
キリタイ
設定的には、二期です。
再びデジタルワールドに戻った回辺りの妄想です。
一度は現実に戻ったタイキだったが、再びデジタルワールドへと戻ってきたタイキ。
だが、タイキにとっては一日だった時間はデジタルワールドでは数ヶ月も経っていた。
その数ヶ月の間で色々な事が変化していた。
その中でも、タイキにとってはキリハの変化に戸惑いを見せた。
短かったキリハの髪が伸び性格は相変わらずだが、見た目の変化に慣れずにいた。
シャウトモンが再び進化出来たことにより、敵の攻撃を防ぐことに成功した。
だが、再びあの大群で攻撃などされてもタイキ達にはそれだけの守りが完璧ではない。
キリハのデジモンは暫く体力は回復しない。
タイキはシャウトモンしかいない。
再び敵が来る前に身を隠すことにした。
助けてもらったドラコモンの案内で先程とはまた違った洞窟へと休むことにした。
「ありがとうドラコモン」
「今日はココでゆっくり休んでよ」
そういうとドラコモンは食べ物を取りに一度タイキ達から離れていった。それにシャウトモンは手伝うといい必然的にキリハとタイキ二人だけが残ることに。
「キリハ、お前大丈夫かよ……」
「何がだ」
キッと睨んできたキリハに思わず口ごもるタイキ。
今のキリハはご機嫌斜めは一目瞭然だ。
「だって、お前……」
タイキは、どういったらいいのか。目線を下に向けるとキリハはどこか面白くないのか相変わらずの仏頂面で一言も喋らず、ただタイキを睨みつけた。
「ぅ」
「ふん……今更戻って何ができる。さっきは偶然に敵を倒せたからいいものを。あれから、どれだけの地獄を俺が見てきたかったお前には想像もつかないだろうな」
そういってキリハはタイキから少し離れた場に座り込んでしまった。
どうやら、もう寝る気満々なようだ。
だがそんなキリハの態度にタイキは落ち込むように顔を下げてしまった。
「キリハ、まだ怒ってるな……」
肩を落としながらキリハの怒る理由も分かる中、タイキは別のことでも怒っているのではないかと頭をよぎった。
それは人間界に戻る前、キリハに言われた言葉
『タイキ』
『キリハ』
『……お前に言っておく事がある。』
『なんだよ、改まって……まさか配下になれとか言うんじゃないだろうな!?お前、もう俺を配下にすることはないっていったよな?』
『違う、タイキ……お前が好きだ』
『………は?』
『言っておきたかったのは、これだけだ』
『は、へっ?ぇ、キリハ?』
『返事は必ずしろ、いいな』
だが返事をしないまま、人間界にとばされた。
そして、タイキにとっては一日という短い時間がキリハにとっては長い数ヶ月という時間。
その間、どれだけキリハが何を思ったか、何を感じたかそれはキリハにしか分からない。
分からないが……
「よしっ!」
突然立ち上がり意気込むタイキは、そのままキリハの方へと駆け出した。
「キリハ!」
「……」
声をかけるが、キリハは目を閉じ腕を組んだまま何の返答もしない。
その態度に少しムッとするも、もう一度名を呼べば今度は閉じていた瞳が開いた。だが、その表情は怒っている。
「……」
「キリハ」
「なんだ、俺は疲れている……寝かせろ」
そういって、再度瞳を閉じようとするキリハにタイキは「話があるんだ!」と少し声をあげて言う。
するとギロッとキリハはタイキを睨みつける。
その気迫に思わずタイキは身じろいでしまった。
「今更なんの話をする気だ?」
「だからッ」
やはりまだ怒っているキリハに、タイキは眉を曲げるも今はキリハと話したい。話さなくちゃいけない、ほっとけない、というタイキの癖が出始めていた。
タイキが再び口を開こうとした時、キリハが立ち上がる。
話を聞いてくれる気になったのか?とタイキは思った瞬間キリハの手がタイキの首を掴み上げ、そのまま岩壁にタイキを押し付けた。
「ぅ、んぐ!」
「……」
力任せに首を締め付けてくるキリハにタイキは顔を渋らせ、苦しさの中から僅かに出せた声に離すようキリハにいった。
だが、キリハは離すことはせず ただただタイキを睨みつけた
「くッ……かっ、ハッ!」
「……なぜ、ここへ来た?」
「?」
小さく口にしたキリハの声は、確かタイキの耳に届いた。
苦しさの中から瞳に入るキリハの表情。
「今更、お前がここへ来て何が変わる?何が出来る?……タイキ」
青深い瞳の奥には前に感じた黒い瞳に似ていたが、嫌な感じはしなかった。
「ん、ぅ……はッ、ぁ……キリ……Σ!?」
どうにか声を出し離すよう言おうとした瞬間、締め付けていた首の力が抜けタイキは息を整えようとした。だが、それより先にキリハが力強く床に押しつけてきた。
背中に痛みが走り思わず瞳を閉じ痛みに耐える。
「ッ~!おまッ、いきなり何すんだ!?」
タイキは背中に痛みが走る中キリハを睨みつけた。
それはそうだろう、突然首を絞めてきたと思えば、床に押しつけ。あまりにもキリハの好き勝手にタイキも怒りを覚える。
だが、キリハを見た瞬間タイキは目を丸くした。
「キリ、ハ」
そこにうつるキリハの表情は苦しそうな、見たことのないキリハがいたからだ。
「キリハ」
「人間界に戻ったんだろ、なら何故また戻ってきた。ここはもうお前が知るデジタルワールドじゃない。」
「……ほっとけなかったから」
キリハの言葉にタイキは、自分の今思っている気持ちを自然と口にした。
勿論その言葉にキリハは睨み付けた。
「またそれか、バカの一つ覚えのように『ほっとけない』か」
キリハは鼻で笑うと座り込むと壁に寄りかかる。
「デジタルワールドも、そこに住むデジモン達も、それに残ったネネや……キリハ、お前の事も気がかりだったか」
「それで、お前はこの地獄に戻ってきたという訳か?」
そうだと言うタイキの真っ直ぐな瞳にキリハは耐えきれなくなったのか、自らその瞳から外した。
「……それに、キリハ。お前言ったろ?『返事は必ずしろ』って」
「……」
その言葉をいったと同時にキリハの瞳が揺らいだことをタイキは見逃さなかった。
「その返事、今する」
キリハはゆっくりとタイキの方へ再び顔をあわす。
先程と同じ様に真っ直ぐな瞳を向けるタイキ。
「返事は?」
「……キリハが言った『好き』って意味。あれは特別のやつだってのは、なんとなくだけど分かった」
なんとなく、という言葉にキリハは些か眉をピクッと動かすもタイキの言葉を聞くことに。
「俺にとっちゃ、1日だ。けど、キリハにとっては数ヶ月たった。その間キリハがどんな気持ちで待っていたか分からない。けど、今俺が思ってる事伝える」
「キリハの事は嫌いじゃない。けどキリハと同じ『好き』かと言われればYESとは言えない。けど、仲間としてキリハの事大切だし好きだ。これが今俺が伝えられる言葉」
タイキは今自分がキリハに対して想う気持ちを。
短い沈黙が続き、タイキはそっと顔を伺うようにキリハを見る。
そこには、納得していませんとばかりなキリハがいた。
「キリハ?」
「……ふざけているのか?タイキ」
「へ?」
何に?とタイキは不思議で首を傾げてしまう。
だって今自分は、今キリハを思う言葉をありのままを伝えた。
伝えたかったのだ。だが、その回答にキリハは納得していない様子だ。
「俺がこの数ヶ月どれだけあの時の答えを待ったと思ってる。俺が求める答えはYESだけだ、今すぐYESと言え」
「Σはっ!?」
突然のキリハの発言に思わずタイキは声を裏返してしまう。
それはそうだろう、答えを待っていたのは申し訳ないとは思う。だが、その答えはYESしか受け付けないとはどういう了見だ!?
「おまっ、俺があの言葉言われてどんだけ悩んだと思ってんだ!?」
「俺の数ヶ月を考えろ!勝手にいなくなり、かと思えばひょっこり帰ってきた。答えを聞けばソレか!?」
「あぁ!そうだよ、キリハと同じ『好き』かと言われたって、そうだといえるか!分からないから今俺が想う気持ちを言ったんだろうが!」
「納得できるか!今すぐYESと言え!」
「こんの横暴がぁ!」
なにやら言い合いを始めてしまった二人。
だが、今ココにはキリハとタイキしかいない為誰も止められる者はいない。
~数分後~
「ハァ、ハァ」
「………」
互いに声を張り出していたせいか、些かつらそうだ。
「キリハ」
「……」
「キリハの言った言葉、とても大切な事だって分かってる。けど、今俺がキリハに言えることは『仲間として』好きだ。だから……」
「なら、これから実力行使させてもらう」
「は?」
「今はまだ『仲間』としてなら、俺と同じ想いにしてやる」
そういうとキリハは口元をあげ、タイキを抱きしめた。さすがに一瞬反応が遅れるも慌てて離れようとしたが、思いのほかキリハの腕は強く離れられない。
「ちょ、おい!キリハッ!」
「お前が俺を好きになるよう、してやる」
「ひぃッ!?」
最後の言葉に、キリハはタイキの耳元で囁いてきた。
耳にかかったキリハの吐息にタイキは思わず声を上げてしまった。
「ちょ、キリハ!」
どうにかして離れようと暴れていると、顎に手をかけられキリハと瞳を無理矢理あわせられた。
「ッ!」
「これだけ待たせたんだ、これくらいは貰わないとな」
「はっ?何を……」
キリハの瞳がどんどん近づいてくることにタイキは思わず彼の口に手をあてた。
何をされるのか、分かるようで分かりたくなどなかった。
「ぉ、まッ!何しようとしてんだッ!」
「うるさい、手をどけろ」
キリハはタイキの手を掴みどけた瞬間後方からシャウトモン達が慌ただしく戻ってきた。
「タイキ!大変だ、敵がッ!」
「Σなんだって!」
どうやら敵に位置がバレたらしい。敵は囲むようにいるという。
ともかくシャウトモンを再び超進化させようとタイキは行動しようとするより先にドラコモンが声をだす。
「二人は何をしてるんだ?」
「へ?」
一瞬なんの事だろうとタイキは思った。
だが、それがなんなのかすぐにわかった。
未だにキリハに抱きしめられていたからだ。
その様子にドラコモンは不思議そうに首を傾げ質問してきた。
「ぁ、いや!なんでもないんだ!アハハッ……キリハ!早く離せッ!」
「ちっ…」
キリハは舌打ちをうちながら仕方なくタイキを離すとドラコモンに八つ当たりしていた。
~おまけ~
あの後再び超進化し敵を倒したと思いきや、この国の支配者ドルビックモンが現れた。
圧倒的な力にピンチを迎えたタイキ達。だが、その時ネネが助けに来てくれどうにか、その場の危機を回避する事に成功した。
「キリハ君、貴方も子供ね」
「……なんの事だ」
「タイキ君からの返事に納得出来ないからって実力行使で好きにさせるなんて」
「ふん、あれだけ待たされて返事がアレだぞ。さすがの俺も……ちょっと待て。なぜ知ってる」
「ん?なんででしょうね~」
「……」
終わり
キリタイ
設定的には、二期です。
再びデジタルワールドに戻った回辺りの妄想です。
一度は現実に戻ったタイキだったが、再びデジタルワールドへと戻ってきたタイキ。
だが、タイキにとっては一日だった時間はデジタルワールドでは数ヶ月も経っていた。
その数ヶ月の間で色々な事が変化していた。
その中でも、タイキにとってはキリハの変化に戸惑いを見せた。
短かったキリハの髪が伸び性格は相変わらずだが、見た目の変化に慣れずにいた。
シャウトモンが再び進化出来たことにより、敵の攻撃を防ぐことに成功した。
だが、再びあの大群で攻撃などされてもタイキ達にはそれだけの守りが完璧ではない。
キリハのデジモンは暫く体力は回復しない。
タイキはシャウトモンしかいない。
再び敵が来る前に身を隠すことにした。
助けてもらったドラコモンの案内で先程とはまた違った洞窟へと休むことにした。
「ありがとうドラコモン」
「今日はココでゆっくり休んでよ」
そういうとドラコモンは食べ物を取りに一度タイキ達から離れていった。それにシャウトモンは手伝うといい必然的にキリハとタイキ二人だけが残ることに。
「キリハ、お前大丈夫かよ……」
「何がだ」
キッと睨んできたキリハに思わず口ごもるタイキ。
今のキリハはご機嫌斜めは一目瞭然だ。
「だって、お前……」
タイキは、どういったらいいのか。目線を下に向けるとキリハはどこか面白くないのか相変わらずの仏頂面で一言も喋らず、ただタイキを睨みつけた。
「ぅ」
「ふん……今更戻って何ができる。さっきは偶然に敵を倒せたからいいものを。あれから、どれだけの地獄を俺が見てきたかったお前には想像もつかないだろうな」
そういってキリハはタイキから少し離れた場に座り込んでしまった。
どうやら、もう寝る気満々なようだ。
だがそんなキリハの態度にタイキは落ち込むように顔を下げてしまった。
「キリハ、まだ怒ってるな……」
肩を落としながらキリハの怒る理由も分かる中、タイキは別のことでも怒っているのではないかと頭をよぎった。
それは人間界に戻る前、キリハに言われた言葉
『タイキ』
『キリハ』
『……お前に言っておく事がある。』
『なんだよ、改まって……まさか配下になれとか言うんじゃないだろうな!?お前、もう俺を配下にすることはないっていったよな?』
『違う、タイキ……お前が好きだ』
『………は?』
『言っておきたかったのは、これだけだ』
『は、へっ?ぇ、キリハ?』
『返事は必ずしろ、いいな』
だが返事をしないまま、人間界にとばされた。
そして、タイキにとっては一日という短い時間がキリハにとっては長い数ヶ月という時間。
その間、どれだけキリハが何を思ったか、何を感じたかそれはキリハにしか分からない。
分からないが……
「よしっ!」
突然立ち上がり意気込むタイキは、そのままキリハの方へと駆け出した。
「キリハ!」
「……」
声をかけるが、キリハは目を閉じ腕を組んだまま何の返答もしない。
その態度に少しムッとするも、もう一度名を呼べば今度は閉じていた瞳が開いた。だが、その表情は怒っている。
「……」
「キリハ」
「なんだ、俺は疲れている……寝かせろ」
そういって、再度瞳を閉じようとするキリハにタイキは「話があるんだ!」と少し声をあげて言う。
するとギロッとキリハはタイキを睨みつける。
その気迫に思わずタイキは身じろいでしまった。
「今更なんの話をする気だ?」
「だからッ」
やはりまだ怒っているキリハに、タイキは眉を曲げるも今はキリハと話したい。話さなくちゃいけない、ほっとけない、というタイキの癖が出始めていた。
タイキが再び口を開こうとした時、キリハが立ち上がる。
話を聞いてくれる気になったのか?とタイキは思った瞬間キリハの手がタイキの首を掴み上げ、そのまま岩壁にタイキを押し付けた。
「ぅ、んぐ!」
「……」
力任せに首を締め付けてくるキリハにタイキは顔を渋らせ、苦しさの中から僅かに出せた声に離すようキリハにいった。
だが、キリハは離すことはせず ただただタイキを睨みつけた
「くッ……かっ、ハッ!」
「……なぜ、ここへ来た?」
「?」
小さく口にしたキリハの声は、確かタイキの耳に届いた。
苦しさの中から瞳に入るキリハの表情。
「今更、お前がここへ来て何が変わる?何が出来る?……タイキ」
青深い瞳の奥には前に感じた黒い瞳に似ていたが、嫌な感じはしなかった。
「ん、ぅ……はッ、ぁ……キリ……Σ!?」
どうにか声を出し離すよう言おうとした瞬間、締め付けていた首の力が抜けタイキは息を整えようとした。だが、それより先にキリハが力強く床に押しつけてきた。
背中に痛みが走り思わず瞳を閉じ痛みに耐える。
「ッ~!おまッ、いきなり何すんだ!?」
タイキは背中に痛みが走る中キリハを睨みつけた。
それはそうだろう、突然首を絞めてきたと思えば、床に押しつけ。あまりにもキリハの好き勝手にタイキも怒りを覚える。
だが、キリハを見た瞬間タイキは目を丸くした。
「キリ、ハ」
そこにうつるキリハの表情は苦しそうな、見たことのないキリハがいたからだ。
「キリハ」
「人間界に戻ったんだろ、なら何故また戻ってきた。ここはもうお前が知るデジタルワールドじゃない。」
「……ほっとけなかったから」
キリハの言葉にタイキは、自分の今思っている気持ちを自然と口にした。
勿論その言葉にキリハは睨み付けた。
「またそれか、バカの一つ覚えのように『ほっとけない』か」
キリハは鼻で笑うと座り込むと壁に寄りかかる。
「デジタルワールドも、そこに住むデジモン達も、それに残ったネネや……キリハ、お前の事も気がかりだったか」
「それで、お前はこの地獄に戻ってきたという訳か?」
そうだと言うタイキの真っ直ぐな瞳にキリハは耐えきれなくなったのか、自らその瞳から外した。
「……それに、キリハ。お前言ったろ?『返事は必ずしろ』って」
「……」
その言葉をいったと同時にキリハの瞳が揺らいだことをタイキは見逃さなかった。
「その返事、今する」
キリハはゆっくりとタイキの方へ再び顔をあわす。
先程と同じ様に真っ直ぐな瞳を向けるタイキ。
「返事は?」
「……キリハが言った『好き』って意味。あれは特別のやつだってのは、なんとなくだけど分かった」
なんとなく、という言葉にキリハは些か眉をピクッと動かすもタイキの言葉を聞くことに。
「俺にとっちゃ、1日だ。けど、キリハにとっては数ヶ月たった。その間キリハがどんな気持ちで待っていたか分からない。けど、今俺が思ってる事伝える」
「キリハの事は嫌いじゃない。けどキリハと同じ『好き』かと言われればYESとは言えない。けど、仲間としてキリハの事大切だし好きだ。これが今俺が伝えられる言葉」
タイキは今自分がキリハに対して想う気持ちを。
短い沈黙が続き、タイキはそっと顔を伺うようにキリハを見る。
そこには、納得していませんとばかりなキリハがいた。
「キリハ?」
「……ふざけているのか?タイキ」
「へ?」
何に?とタイキは不思議で首を傾げてしまう。
だって今自分は、今キリハを思う言葉をありのままを伝えた。
伝えたかったのだ。だが、その回答にキリハは納得していない様子だ。
「俺がこの数ヶ月どれだけあの時の答えを待ったと思ってる。俺が求める答えはYESだけだ、今すぐYESと言え」
「Σはっ!?」
突然のキリハの発言に思わずタイキは声を裏返してしまう。
それはそうだろう、答えを待っていたのは申し訳ないとは思う。だが、その答えはYESしか受け付けないとはどういう了見だ!?
「おまっ、俺があの言葉言われてどんだけ悩んだと思ってんだ!?」
「俺の数ヶ月を考えろ!勝手にいなくなり、かと思えばひょっこり帰ってきた。答えを聞けばソレか!?」
「あぁ!そうだよ、キリハと同じ『好き』かと言われたって、そうだといえるか!分からないから今俺が想う気持ちを言ったんだろうが!」
「納得できるか!今すぐYESと言え!」
「こんの横暴がぁ!」
なにやら言い合いを始めてしまった二人。
だが、今ココにはキリハとタイキしかいない為誰も止められる者はいない。
~数分後~
「ハァ、ハァ」
「………」
互いに声を張り出していたせいか、些かつらそうだ。
「キリハ」
「……」
「キリハの言った言葉、とても大切な事だって分かってる。けど、今俺がキリハに言えることは『仲間として』好きだ。だから……」
「なら、これから実力行使させてもらう」
「は?」
「今はまだ『仲間』としてなら、俺と同じ想いにしてやる」
そういうとキリハは口元をあげ、タイキを抱きしめた。さすがに一瞬反応が遅れるも慌てて離れようとしたが、思いのほかキリハの腕は強く離れられない。
「ちょ、おい!キリハッ!」
「お前が俺を好きになるよう、してやる」
「ひぃッ!?」
最後の言葉に、キリハはタイキの耳元で囁いてきた。
耳にかかったキリハの吐息にタイキは思わず声を上げてしまった。
「ちょ、キリハ!」
どうにかして離れようと暴れていると、顎に手をかけられキリハと瞳を無理矢理あわせられた。
「ッ!」
「これだけ待たせたんだ、これくらいは貰わないとな」
「はっ?何を……」
キリハの瞳がどんどん近づいてくることにタイキは思わず彼の口に手をあてた。
何をされるのか、分かるようで分かりたくなどなかった。
「ぉ、まッ!何しようとしてんだッ!」
「うるさい、手をどけろ」
キリハはタイキの手を掴みどけた瞬間後方からシャウトモン達が慌ただしく戻ってきた。
「タイキ!大変だ、敵がッ!」
「Σなんだって!」
どうやら敵に位置がバレたらしい。敵は囲むようにいるという。
ともかくシャウトモンを再び超進化させようとタイキは行動しようとするより先にドラコモンが声をだす。
「二人は何をしてるんだ?」
「へ?」
一瞬なんの事だろうとタイキは思った。
だが、それがなんなのかすぐにわかった。
未だにキリハに抱きしめられていたからだ。
その様子にドラコモンは不思議そうに首を傾げ質問してきた。
「ぁ、いや!なんでもないんだ!アハハッ……キリハ!早く離せッ!」
「ちっ…」
キリハは舌打ちをうちながら仕方なくタイキを離すとドラコモンに八つ当たりしていた。
~おまけ~
あの後再び超進化し敵を倒したと思いきや、この国の支配者ドルビックモンが現れた。
圧倒的な力にピンチを迎えたタイキ達。だが、その時ネネが助けに来てくれどうにか、その場の危機を回避する事に成功した。
「キリハ君、貴方も子供ね」
「……なんの事だ」
「タイキ君からの返事に納得出来ないからって実力行使で好きにさせるなんて」
「ふん、あれだけ待たされて返事がアレだぞ。さすがの俺も……ちょっと待て。なぜ知ってる」
「ん?なんででしょうね~」
「……」
終わり
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